平城京跡 朱雀門広場 (奈良県奈良市)
同じく旅行2日目、唐招提寺を見学後、本日最後の目的地 平城京跡の「朱雀門広場」へ向かう。のんびり走って10分くらいで到着。今日回ったところは、全て駐車場が完備してあるので良かったです。駐車場を探す手間が省けたので助かりました。
平城京跡 朱雀門広場を見学後、今日の宿泊地 桜井市のルートインホテル桜井駅前に向かう。のんびり走って30分、ホテルには17時過ぎに到着。
世界遺産 平城京跡 後方が 「朱雀門」
『和銅3年 (710年) の遷都から70年あまりの間、奈良時代の都として栄えた平城京の中心遺跡。東西1.3キロ、南北1キロもの広大なエリアに、復元された壮麗な建築宮殿や資料館などが点在する。2018年に朱雀門の南側に平城京跡公園 「朱雀門広場」 が開園した。』 (パンフレットより)
1998年に復元された「朱雀門」
平城京南端の羅城門から幅75メートルの朱雀大路を北に3.7キロ進むと、ここ平城京の正門・朱雀門に至るそうです。
朝堂院跡から第一次太極殿方面 (北側)を望む
左側の建物の中には、現在復元整備中の 「東楼」 があるそうです。
この広大なエリアは、中央区朝堂院と呼ばれ、中央の空間を挟み役人の執務関連の建物がずらりと並んでいました。平城京の中心部、平城宮の広さは南北約1000メートル、東西約1300メートル。とんでもない広さだと思いました。
平城京跡 資料館
朱雀門広場から徒歩で5~6分で到着。昭和34年から現在も続く発掘調査など、奈良文化財研究所の研究成果を分かりやすく展示しいたます。
資料館内部の様子
コンパクトにまとめられて展示してあるので、30分もあればじっくり見学できます。 役所と宮殿内部を実物大で再現したジオラマなどは見応えがありました。
朱雀門広場の 「平城京いざない館」
ここは、かなり見応えがありました。絶対おすすめ!! 博物館と資料館が一緒になったような施設で展示コーナーが4つもあるので、じっくり観て回ると1時間以上かかります。 ボランティアのガイドさんがいたので、ガイドをお願いして観て回りました。非常に分かりやすい説明だったので 「なるほど!!」 の連続。 仙台近郊の多賀城との関係などの質問にも的確に答えてもらい よく理解できました。かなり勉強しているのでしょうね。 あと、平城京跡関連だけでなくて、地元 奈良の話をいろいろ聞くことがでたので楽しかったです。ガイドさんを頼んで良かったと思いました。
「平城京のようす」
こちらコーナーでは、平城京全体の大型復元模型や大型プロジェクション映像を使って、平城京に入り込んだような空間を体験できます。まるで、1300年前の平城京にタイムスリップした感じ。見応えがありました。
「時を超えて」
こちらのコーナーでは、「出土品と資料からよみとく奈良時代」 ということで、奈良文化財研究所による発掘調査で出土した遺物や資料などを紹介しています。
「往時のいとなみ」
「貴族たちの宴 (うたげ) ・食事は、どんなものだったか?」
天皇や貴族たちは、四季折々の食事や宴を楽しんでいたそうです。 「ハスの実入りご飯」、 「カモとセリの汁」、 「醤 (ひしお) 」、 「生牡蠣」、 「鹿肉の塩辛」、 「蘇 (そ) 」、 「干し蛸」 などなど、グルメの数々に驚きました。現代以上に豊かで豪華な食事だと思いました。 ちなみに、「醤 」とは、魚介類を塩漬けにして発酵させたもの。魚醬の元か? 「蘇」とは、 「古代のチーズ」 とも呼ばれているもので、牛乳を煮詰めて水分を飛ばして固めたものだそうです。ただ発酵させていないのでチーズとは違うものだと思いました。
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