岩手・宮城の山

2025年10月23日 (木)

栗駒山 (宮城県栗原市)

10月17日(金)、毎年恒例となった、錦秋の栗駒山 (1627メートル) に登ってきました。天候にも恵まれ最高の登山日和。風もなく暑いくらいの陽気でした。山は、平日にもかかわらずけっこう混雑していました。紅葉のピークは過ぎていましたが、ますまずのトレッキングができました。下山後はいつものように、ハイルザーム栗駒の温泉に入って疲れをいやしてきました。気分爽快、ストレス解消で最高でしたね。

栗駒山の紅葉のビークは過ぎて終焉ムードでしたが、初心者向けの遊歩道の中央コースからは多くの登山者が登ってきていて、山頂はかなり混雑はしていました。登山口のあるイワカガミ平までは、マイカー規制で24時間の車両通行止め。そためシャトルバスに乗って観光気分で いざ出陣!!

イワカガミ平 (9:00発) → 東栗駒山 → 栗駒山山頂 (11:30着)   栗駒山山頂 (12:00発) → 中央コース → イワカガミ平 (13:30着)  約4時間30分のトレッキングでした。(休憩含む)

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東栗駒山コース入口

登山者の多くは、遊歩道の中央コースを登るため、このコースは登山者がまばらでした

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なんと、このコースではクマの目撃情報が多くあるそうです。怖いですね!!  クマよけ鈴もラジオもクマ撃退スプレーもなにも持っていないので、注意しながら登りました。

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標高1100メートルあたりの紅葉

栗駒山の紅葉は、目にしみ入る赤が際立ってます。この辺りは、山全体が茜色に染まっているという感じでた。

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新湯沢の源頭部付近

登山口から沢状のぬかるんだ道を40分ほど登ると突然視界が開け、新湯沢の源頭部に出る。ここから100メートルくらいの沢登が楽しめます。 この辺りは、大変気持ちの良いところなので多くの登山者が休憩していました。

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新湯沢の登り

雲がなければ、遥か彼方に月山が見えるはずでした。

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東栗駒山へ登り

新湯沢の源頭部を過ぎると灌木、砂礫、ハイマツ帯のなだらかな登りがしばらく続きます。

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同じく東栗駒山への登り

イワカガミ平方面を望む。この辺りの紅葉は、なんとなく終焉ムードでした。

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東栗駒山頂付近から栗駒山を望む

この辺りは、晴れていても必ず強風が吹き付けているので肌寒く感じました。水分補給と行動食を食べながらジャケットを着こむ。

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東栗駒山の稜線付近から望む栗駒山山頂

この先が、岩手県との県境。この辺りから見る栗駒山は、別の表情を見せています。宮城県側から見る栗駒山とは、全く別の山のようです。

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同じく岩手県側から栗駒山山頂を望む

この辺りは、紅葉が終わり初冬の雰囲気でした。 山頂はもうすぐだ!  あとひと踏ん張り!(笑)

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栗駒山 (1627メートル) 山頂

遊歩道の中央コースからは、平日にもかかわらず多くのの登山者が登ってきていました。ここ数日雨が続いていて久しぶりに晴れたからでしょうか?

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山頂の 「駒形根神社奥宮」

ぼろぼろ状態だった駒形根神社奥宮が、なんと立派に建立されていました。驚きましたね。

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さらに、なんと「御寄附芳名」に「狩野英孝」の名前がありました。宮城県栗原市出身のお笑い芸人兼ミュージシャンです。栗原市の観光大使もやってるようです。しっかり栗原市に貢献してますね!!(笑)

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山頂からは、初冬の栗駒山の景色を楽しみながらゆっくりと中央コースを下山。下山時も中央コースからは、ツアー登山者など 多くの方々が次々と登って来ていました。初冬の雰囲気とは言え、風もなく暖かかったので高齢者の登山者も多かったです。

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2024年11月13日 (水)

姫神山 (岩手県盛岡市)

11月6日 (水)、 今シーズンの最後は、晩秋の姫神山 (1124メートル) に登ってきました。晴れてはいましたが寒く、登っていてもほとんど汗をかかないので、わたくしにとっては最高の登山日和。 平日のため、登っていた登山者は、5~6人と少なく 久しぶりに静かなトレッキングを楽しむことができました。大満足です。

岩手山の東側に控えめにたたずむ姫神山は、石川啄木のふるさとで有名な渋民村  (現 盛岡市)  の裏山といった感じの山です。豪快な 「男神」   の岩手山に向き合う  「女神」  の姫神山は、端正でつつましい品格を感じさせる山。 標高は低いですが、日本二百名山にふさわしい山だと思いました。

城内登山口 (9:30発) → 水石権現 → 笠詰権現 → 姫神山山頂 (11:40着)    姫神山山頂 (12:00発) → 笠詰権現 → 水石権現 → 城内登山口 (13:30着)  約4時間のトレッキングでした。(休憩含む)

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ふもとの渋民公園から見る姫神山

ピラミダルな山容で、本当に美しい山です。 江戸時代には、岩手山、早池峰山とともに南部三霊山として信仰の対象になっていたそうです。

啄木の歌 、『 ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな 』 や 『 かにかくに 渋民村は 恋しかり おもいでの山 おもいでの川 』 などに詠まれた山は、岩手山だとする説は有力ですが、姫神山だとする説もあります。なぜなら、啄木が渋民村を舞台に書いた小説 『 鳥影 』 には、姫神山がふるさとの山として登場するからだとか。なるほど、納得です。でも、わたくし的には 岩手山であってほしいですね!(笑)

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城内登山口付近にて

晴れてはいましたが、かなり寒かったです。ダウンジャケットを着こんで、いざ 出発!!

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ダケカンバと白樺の混合林の中の登山道

登山口からは、落葉がびっしりと敷き詰められた登山道を進む。まるで落葉の絨毯のようでした。

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山頂手前にあった 「 水石権現 」

大きな石風呂のような 「 水石 」。 風呂のようにくぼんでいるので、年中水が溜まっているそうです。今の時期は、落葉がたっぷりと溜まっていました!(笑)

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 「 水石権現 」 の先にあった 「 笠詰権現 」

かなり大きな石の笠というか石のUFOが乗っかっている感じ。大迫力の 「 笠詰権現 」 でした。驚きましたね。  修験道の山らしく 登山道のあちこちに、それぞれの権現様が祀られていて面白いと思いました。

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山頂直下の露岩地帯

三角形の山の稜線に沿って登って行く感じなので、後半は急斜面の登りを強いられます。この辺りは 露岩地帯の急斜面なので、集中して登らなければなりません。滑落して骨折した大変です。

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山頂直下から見る岩手山  (2038メートル)

八合目を過ぎると、山頂まではもう一息。ダケカンバの低木林になり、露岩地帯で振り返り見ると岩手山がダイナミックに迫る。絶景でした。素晴らしい!!  数日前、初冠雪があったのですが、今はすっかり消えていました。 平野部のところを右から左側 ( 北から南 ) に北上川が流れています。

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山頂より南側を望む

遠くには、霊峰 早池峰山 (1917メートル) も見えました。

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山頂から望む岩手山と左側の秋田駒ケ岳  (1637メートル) 

独立峰とも言える姫神山山頂からは、遮るものがない360度の大展望が展開する。素晴らしいの一言。これが、日本二百名山に選ばれた理由でしょう。

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花崗岩の露岩地帯の山頂

この日の山頂は、風が強く吹きつけて凍えるような寒さ。 持ってきた、ダウンジャケットを着てニット帽を被り、手袋をして休憩していました。

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啄木の故郷にある 「 渋民公園 」 

岩手山を西に、姫神山を東に望む北上川の河畔公園。この公園には、 『 やはらかに 柳あをめる 北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに 』 と刻まれた 啄木 第一号歌碑がシンボルのごとく建っています。 いやー、絵になります!!(笑)

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北上川と鶴飼橋

「 啄木の通った道 」、 啄木が渋民村に住んでいたころは、東北本線の渋民駅はなく、好摩駅が最寄りの駅でした。そのため、啄木が東京や函館に行く際には、当時の鶴飼橋を渡り、鉄道沿いに好摩駅まで歩いたそうです。 啄木ファンには、たまらない場所ですね!!

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2024年10月20日 (日)

栗駒山 (宮城県栗原市)

10月14日(土)、 "神の絨毯 (じゅうたん) " とも呼ばれる錦秋の栗駒山 (1627メートル) に登っててきました。天候にも恵まれて、最高の登山日和。風もなく暑いくらいの陽気でした。山は終日大混雑状態でしたが、最高の紅葉トレッキングができました。大満足です。

栗駒山は、紅葉のピークを迎えており、ディズニーランド並みの大混雑状態。登山口のあるイワカガミ平までは、マイカー規制で24時間の車両通行止め。そためシャトルバスを利用しなければなりません。わたくしが行った頃には、100台規模の駐車場は ほぼ満車状態。大型バスも数台駐車していました。でも、シャトルバスが5分~10分間隔でピストン送迎していたので 待つことなく乗ることができました。本当に助かりました。

イワカガミ平 (9:30発) → 東栗駒山 → 栗駒山山頂 (11:40着)   栗駒山山頂 (12:00発) → 中央コース → イワカガミ平 (13:30着)  約4時間のトレッキングでした。(休憩含む)

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新湯沢の源頭部付近

新湯沢の登山口から、沢状のぬかるんだ道を40分ほど登ると突然視界が開け、新湯沢の源頭部に出る。ここから100メートルくらいの沢登が楽しめます。 この辺りは、大変気持ちの良いところなので多くの登山者が休憩していました。

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東栗駒山手前付近から栗駒山を望む

紅葉は見ごろを迎えつつあります。今週の三連休がピークと思われます。

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東栗駒山への登り。 遥か彼方には、月山が見えました。

新湯沢コースも多くの登山者が登っていた。

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同じく東栗駒山へ登り。

源頭部を過ぎると灌木、砂礫、ハイマツ帯のなだらかな登りが続く。

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東栗駒山頂から栗駒山を望む

この辺りは、晴れていても必ず強風が吹き付けているのですが、今回は 風もなく穏やかで見事な秋晴れが展開していました。

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東栗駒山の稜線付近から望む栗駒山山頂

この先が、岩手県との県境。この辺りから見る栗駒山は、別の表情を見せています。宮城県側から見る栗駒山とは、別の山のようです。

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栗駒山 (1627メートル) 山頂

山頂直下の登りは、大勢の登山者が下りて来るので、大渋滞を引き起こしており しばらく登ることができませんでした。

山頂も、ご覧の通り、人、人、人だらけで満員電車なみの大混雑。記念撮影をするために長蛇の列ができていました。腰を下ろして休む場所もありません。岩手県側の登山道の両側も多くの登山者で満員御礼状態。山頂からしばらく下ったところで、やっと腰を下ろして休むことができました。 栗駒山の紅葉  "神の絨毯" 、恐るべし!です。

帰りは、紅葉を楽しみながらゆっくりと中央コースを下山。中央コースからは、ツアー登山者など 多くの方々が列を作って、次々と登って来ました。登山者の中には、外国人の方も多くいました。SNSなどで  "神の絨毯" を見て感動して、わざわざ見に来たのでしょう。栗駒山もインターナショナルになりましたね!(笑)

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下山時撮影、まさに "神の絨毯"  絶景です。

今年は、猛暑の影響で1週間~10日遅れで見ごろを迎えているとのこと。 山並みが赤やオレンジ色に染まり秋の深まりを告げている。

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同じく下山時撮影、山頂を望む

普通、紅葉というと黄色が多いようですが、栗駒山の紅葉は赤が際立ってますね。山全体が茜色に染まっているという感じです。

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2023年9月22日 (金)

八幡平 (岩手県八幡平市)

9月17日に、八幡平の茶臼岳登山口から茶臼岳 (1578メートル) ~源太森 (1595メートル) ~八幡平 (1614メートル) ~見返峠 (レストハウス) ~茶臼岳登山口とプチ縦走・周回してきました。朝方は、曇りでガスがかかっているという あいにくの天候でしたが、昼頃になると時折晴れ間ものぞくようになりました。涼しくて肌寒いくらいの気温のため、バテることなく快調にトレッキングすことができました。気分爽快、良かったです。

アスピーテライン (観光道路) が開通する前の八幡平は、「奥羽山脈の秘境」と呼ばれていて、コアなトレッカーのものでした。しかし、今は 車で気軽に行くことができる観光地に大変貌。もうすっかり大衆のものとなりました。蔵王と同じですね。

茶臼岳登山口 (9:00発) ~茶臼岳~源太森~黒谷地湿原~八幡平~見返峠 (レストハウス) (12: 30着)   見返峠 (レストハウス)  (13:15発) ~黒谷地湿原~茶臼岳登山口 (14:45着)  約5時間45分のトレッキングでした。 (休憩含む)

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茶臼岳登山口

雨は降っていませんでしたが、曇り空で一面ガスで覆われていました。

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茶臼岳手前の茶臼山荘

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茶臼岳 (1578メートル) 山頂

360度の大展望台なのですが、一面ガスに覆われていて全くダメでした。盛岡から来たという学生さん登山者としばし談笑。

この日は日曜日でしたが、紅葉前ということもあり登山者は少なかったです。そのため、のんびりとトレッキングができました。良かったです。

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標高1446メートルの黒谷地湿原

八幡平は、高原状のなだらかな山が多いためか湿原や池塘、沼の宝庫です。

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源太森 (1595メートル) 山頂

ここには、八幡平方面から多くの登山者が登って来ていました。

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源太森から望む八幡沼

オオシラビソの原生林の中に佇む湖水が美しい。

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八幡沼湿原入口付近

八幡沼の周囲には、広大な湿原が展開していて自然観察用の遊歩道・木道が整備されています。

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八幡沼湿原、まるで尾瀬ヶ原のように広大です。

草原の草もみじが美しい!  日が差してくると黄金色に輝きます。

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標高1560メートルにある 八幡沼と左側が凌雲荘

八幡沼は、周囲1500メートル、深さが、なんと 25メートルもある火口湖です。

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百名山 八幡平 (1614メートル) 山頂

アスピーテラインの八幡平頂上レストハウスからは、約40分くらいで登ってくることができるので、多くの観光客が軽装で来ていました。

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レストハウスの展望台から岩手山方面を望む。

残念ながら秀峰岩手山は 雲の中でした。 写真のような感じでコンビニおにぎりとパンを食べ、たっぷりと水分補給をし、レストハウスでホットコーヒーをいただきながらしばし休憩。

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アスピーテラインから望む 熊沼

昼食休憩後、1時間30分くらいかけて、小さなアップダウンを繰り返しながらテクテクとアスピーテラインを下って来ました。観光道路でしたが、八幡平の雄大な景観を堪能しながらの下りだったので全く疲れを感じませんでした。

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最初に登った茶臼岳を望む

ガスがとれてスッキリ状態。今だったら360度の大展望が楽しめましたね。やれやれ!

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2023年8月 4日 (金)

花の山旅 (南蔵王 杉ヶ峰~芝草平)

蔵王は、奥羽山脈の南部にあって、宮城と山形の県境をなしている。標高1841メートルの熊野岳 (蔵王山) を主峰に、北の雁戸山から南の不忘山に至る約25キロの連峰です。南蔵王は、観光地化された中央蔵王とは対照的に純然たるトレッキングコース。観光客は来ません。そのため、自然状態がよく保たれていて、多くの高山植物が群生しています。

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芝草平あたりに咲いていたトキソウ

花の色と姿がトキに似ていることからこの名があります。栽培目的で乱獲されたため絶滅危惧種になっているそうです。野生のトキソウを見たのは初めて。ラッキーでした。

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杉ヶ峰の岩場には、ミネウスユキソウの大群落が展開していました。

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キンコウカの大群落

キンコウカが咲き乱れる芝草平は、素晴らしい景観。見応えがありました。

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杉ヶ峰の岩場に咲いていたミヤマシャジン

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芝草平あたり咲いていたシロヨツバシオガマ

ピンクや赤のヨツバシオガマは、よく見かけますが白は珍しいと思いました。

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針葉樹林帯に多く見られるハクサンシャクナゲ

 

コンコウカが咲き乱れる芝草平

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2023年7月31日 (月)

南蔵王 屛風岳 (宮城県蔵王町)

少し前ですが7月21日に、蔵王エコーライン刈田峠から屏風岳~水引入道分岐まで登ってきました。 当初は、杉ヶ峰(1745m)~屏風岳(1817m)~南屏風岳(1810m)~不忘山(1705m)を往復する予定でしたが、雨のため屛風岳の先、水引入道との分岐あたりで撤退。 朝方は、曇り時々晴れのまずまずの天候で、涼しく絶好のトレッキング日和でしたが、屛風岳に着いた頃から分厚い雲が覆いはじめて、あっという間に本格的な雨。雨の中不忘山まで行ってもつまらないと思い途中で引き返してきました。涼しさもあり快調に登っていたのですが残念でした。

今回のトレッキングの一番の見どころである芝草平や杉ヶ峰周辺には、多くの高山植物の名花が咲いていました。次回で紹介したいと思います。

刈田峠発 (7: 30)~杉ヶ峰~芝草平~屛風岳~水引入道分岐着 (10: 15) の往復、刈田峠着(13:30) 休憩含む。約6時間のトレッキングでした。

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刈田峠の登山口

朝方は青空も広がっていました。

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刈田峠から登山道に入ると雄大に広がったアオモリトドマツの林が展望できる。

これらのアオモリトドマツは、冬の蔵王の名物である樹氷原となり多くのスキーヤーやスノーボーダーを楽しませてくれます。

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前山あたりから望む刈田岳 (1758メートル) 

ハイラインによって何箇所も登山道が寸断されているのがよく分かります。

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杉ヶ峰(1745m)山頂に到着

展望は全くダメでしたが、まだなんとか青空が見えました。

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標高1652メートルの高層湿原 「芝草平」 に到着

ご覧の通り、だんだんと雲行きが怪しくなってきました。

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芝草平にて

まだ6~7分咲きという感じでしたが、キンコウカなどが咲き乱れていました。

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芝草平にて

木道があるのはここまでです。昔 (40年くらい前) までは、この先も登山道が続いて芝草平を縦断し林道まで行くことができました。しかし、植生保護のため廃道になり立ち入り禁止になりました。非常に良いことですね。一度失った自然は元に戻りません。

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屛風岳 (1817メートル) 山頂  こんな感じで展望は全くダメでした。

山頂で休んでいると雨がポツリ、ポツリと降ってきました。晴れていれば、仙台市街地や太平洋まで見渡せるのですが残念。

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宮城県側から見た屛風岳の東側斜面 (ネットより拝借)

屛風岳は蔵王連峰の最高峰 熊野岳 (1840メートル) に次ぐ標高の山。屛風岳の名は、東側斜面が切り立った崖になっていて屏風のように見えることに由来します。

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2022年10月29日 (土)

みちのく潮風トレイル 霞露ヶ岳 (岩手県山田町)

翌日 (10/24) は、船越半島の最高峰 みちのく潮風トレイル 霞露ヶ岳 (かろがだけ) に登ってきました。風もあり寒かったのですが、まずまずの天候で気分爽快なラストトレッキングができました。

霞露ヶ岳(かろがたけ)とは奇妙な名前ですが、なんと、アイヌ語の 「カロー」 (乳房) から名付けられたそうです。たしかに、遠くから見る霞露ヶ岳は、乳房状に見えます。また、古くから漁師たちの信仰を集めていた山で、地元では 「お霞露様」 と呼ばれていたそうです。山頂から反対側に少し下った所には 「霞露嶽神社」 があるとのこと。

漉磯 (すくいそ) 海岸登山口 (9:00発) →赤平→霞露ヶ岳山頂 (11:00着)   霞露ヶ岳山頂 (11:30発)  →赤平→漉磯海岸登山口 (13:00着) 約4時間のトレッキングでした。(休憩含む)

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漉磯 (すくいそ)海岸登山口付近にて 赤平金剛側を望む 

なんと霞露ヶ岳は海抜0mから登ります。砂が一切なく全てが玉砂利の漉磯海岸は、潮騒とともに玉砂利のジャラジャラー、ジャラジャラーとした音が印象的な素晴らしい海岸でした。  動画を撮影してきたので見てください。

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最初は、岩場が露出した涸沢を登り、横切って右手の登山道に入ると、登りづくめの急坂が標高409メートルの赤平まで続きます。時間にして 1時間10分! 一汗も二汗の絞られます。

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標高150メートルより南側を望む

他の山では絶対に味わうことができない、この素晴らしい展望。三陸沿岸の山ならではです。

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同じく標高150メートルより北東側を望む

約300メートルの高差を持つ赤平金剛の岩壁が見えてくる。 「赤平金剛」 とは、ここ赤平断崖と付近一帯の岩礁群を含めての名称です。最大350メートルの鉄分を含んだ茶褐色の花崗岩の断崖で、朝日が当たると真っ赤に映える圧巻の景観になるとのこと。是非一度見てみたいですね!

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眼下には穴が開いた浸食奇岩の島が見えていました。

右側のほうが漉磯海岸です。急登の連続ですが、高度を上げるほどに変わる三陸海岸の絶景を俯瞰できるのは素晴らしいことです。

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標高280メートル地点からの展望

赤平金剛で最大の約350メートルの高差を持つ岩壁の最上部が見えてくる。

標高409メートルの 赤平に着くと1時間10分もの急登からやっと開放される。昨日の疲れもあり、けっこうバテました。(笑)

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標高409メートルの赤平付近

赤平から霞露ヶ岳山頂までは、標高差100メートル、距離約1500メートルの緩いアップダウンが続く稜線歩きとなる。周囲の景観は、ブナとミズナラの混合林になり、なんか、いつも登っている山にいるような感覚になって来ます。

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山頂直下、 「みちのく潮風トレイル」 の標識 山頂は、もうすぐだ。

今回出会ったのは、ソロのトレッカー 僅か3人。 3人とも寝袋用のマットを装着した大きめのバックパック背負い、みちのく潮風トレイルをトレッキングしているようでした。

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三陸復興公園、霞露ヶ岳山頂  (509メートル)

山頂はこんな感じで、展望はほとんどありませんでした。

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唯一の展望、霞露ヶ岳山頂から見た山田湾  

まるで十和田湖を見ているようでした。素晴らしい!

山田湾は、周囲約25キロメートルのほぼ円形に近い湖のような湾です。穏やかなで、ほとんど波の無い海面。養殖筏が浮かぶ湾内には、小さな岬、大小の島が点在し 「海の十和田湖」 と呼ばれています。

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2022年10月27日 (木)

五葉山 (岩手県大船渡市 釜石市)

10月23日~24日、登山・トレッキングのラストは、ルートイン大船渡に一泊して五葉山 (1341メートル) とみちのく潮風トレイル 霞露ヶ岳 (かろがだけ 509メートル) に登ってきました。風が強く寒かったのですが、天候もまずまずで最高のトレッキングができました。良かったです。

五葉山は、大船渡市、釜石市にまたがる北上高地南部の山です。ヒノキやケヤキなどの森林資源が豊富な山だったため、藩政時代には伊達藩直轄の山となり「御用山」と呼ばれていました。また、五葉山神社を中心とした、五葉権現講の山岳宗教の霊山として信仰を集めていたそうです。  赤坂峠登山口 (9:30発) →畳石→山王神社→石楠花 (しゃくなげ) 山荘→五葉山神社→五葉山山頂→日ノ出岩 (11:50着) 日ノ出岩   (12:15発) →往復→赤坂峠 (14:15着)   約4時間45分のトレッキングでした。(休憩含む)

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大船渡市と釜石市の境にある赤坂峠の登山口

山岳信仰の霊山だけあって登山口にも大きな鳥居。わたくしが行った頃には、すでに15台くらいの車が駐車していました。

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4合目の 「畳岩」

この辺りは広々としていてベンチなどもあり絶好の休憩所になっています。なんと、この 「畳岩」 は、オウム真理教の悪名高い麻原彰晃 (松本智津夫) が空中浮遊を完成させたという、いわく付きの岩なのです。いやー、驚きました。

『麻原が1985年岩手県釜石市に 「ヒヒイロカネ」 を求め,旅行し信者を連れて五葉山の畳石で例の空中浮遊を行なった,と書いてあるのを見て購入.ヒヒイロカネというのは伝説の金属です.純粋な状態では柔らかく,合金ではプラチナより硬いといわれているのだそうです.釜石市甲子川では餅鉄という磁鉄鉱の塊が古くから産出され,古代からこの磁鉄鉱が鉄器作りに用いられたといわれています。』http://blog.livedoor.jp/tnakadat/archives/50668572.html

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また鳥居。五葉山は、ほんと鳥居が多いですね。鳥居のオンパレード状態でした。(笑)

五葉山の登山道は、完璧に整備されていて初心者でもファミリーでも安心して難なく登ることができます。しかも、汗を絞られるような急斜面や激しいアップダウンもなくハイキング気分を堪能できます。

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7合目付近の山王神社

巨岩の下に小さな祠。巨岩信仰・崇拝の名残りでしょうか? ここの下にも姥石神社という小さな祠と鳥居がありました。

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山頂手前9合目の石楠花 (しゃくなげ) 山荘

避難小屋になっていて、50人程度の宿泊が可能とのこと。付近一帯は、シャクナゲの大群生地。太平洋側の展望も良く、小屋の前には清水が湧いていて、ベンチやテーブルなども完備されて絶好の休憩地となっています。

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山頂手前の日枝神社 山神様を祀っているようです。

ここには大きな鳥居がありました。風除けなのでしょう、石垣で囲まれていました。

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山頂付近の説明板

五葉山一帯は、ヒノキやアスナロ、コメツガの原生林やシャクナゲ、キタゴヨウなどの群落があり、ニホンジカやカモシカ、ニホンザル、クマなどが生息する県立自然公園になっています。

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五葉山山頂 (1341メートル) 

驚くほど広々とした山頂でした。風が強くて寒いのでランチタイムどころではなかったです。オーバーズボンとダウンジャケット、ニット帽を持って来て正解でした。

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山頂付近から望む

三陸のリアス式海岸が間近に見える。素晴らしい! 山頂の西側は、雲が多くて残念ながら早池峰山や薬師岳などは見えませんでした。 

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山頂から北側に進むと現れる 「日ノ出岩」 まさに巨岩・奇岩です。

三峰山状の巨岩・奇岩と呼ばれていて信仰の対象になっていたようです。すごく神々しい感じがして、思わず手を合わせてしましました。

五葉山山頂には、標高1341メートルの一等三角点がありますが、ここ 「日ノ出岩」 の方が標高1351メートルとなっていて、10メートルほど高くなってます。

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2022年10月 4日 (火)

栗駒山 (宮城県栗原市)

10月1日(土) 毎年恒例、去年に続き "神の絨毯" とも呼ばれる栗駒山 (1627メートル) の紅葉を見に行ってきました。珍しく風もなく天候にも恵まれて暑いくらいの陽気。山は終日混雑していましたが、最高のトレッキングができました。

栗駒山は、紅葉のピークを迎えており、ディズニーランド並みの大混雑状態。登山口のあるイワカガミ平までは、マイカー規制で24時間の車両通行止め。そためシャトルバスを利用しなければなりません。わたくしが行った頃には、100台規模の駐車場は、ほぼ満車状態でした。でも、シャトルバスは5分間隔でピストン送迎していたので、待つことなく乗ることができました。本当に助かりました。良かったです。

イワカガミ平  (9:30発) →東栗駒山→栗駒山山頂 (11:40着)  栗駒山山頂 (12:30発) →中央コース→イワカガミ平 (13:40着)  約4時間10分のトレッキングでした。(休憩含む) 

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新湯沢源頭部

沢状のぬかるんだ道を40分ほど登ると新湯沢の源頭部に出る。ここから100メートルくらいの沢登が楽しめます。

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同じく新湯沢源頭部にて

水が透明過ぎます!! ここは、大変気持ちの良いところなので多くの登山者が休んでいました。

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東栗駒山手前付近から栗駒山を望む

紅葉は見ごろを迎えつつあります。今週と来週の三連休がピークと思われます。

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東栗駒山手前付近にて

「なんか赤ちゃんの泣き声が聞こえるなー??」、「幻聴かなー??」 と思っていたら、なんと赤ちゃんを背負って登っているファミリーがいました。びっくりです。30代前半くらいのお父さんは、マッチョな体格で頼もしい感じでした。 「赤ちゃんは何歳ですか?」 と聞いたら一歳半とのこと。さらにびっくりです! (笑)

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東栗駒から栗駒山山頂を望む

この辺りは、晴れていても必ず強風が吹き付けているのですが、今回は、風もなく穏やかで見事な秋晴れが展開していました。

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岩手県側から望む栗駒山山頂

東栗駒山の稜線は、岩手県との県境になっています。この辺りから見る栗駒山は、全く別の表情を見せていますね。宮城県側から見る栗駒山とは、全く別の山のようです。

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栗駒山 (1627メートル) 山頂

山頂は、ご覧の通り。人、人、人だらけで満員電車なみの大混雑。もちろん腰を下ろして休む場所もありません。岩手県側に通じる登山道の両側も人で埋まっていました。しばらく登山道を下ったところで、やっと腰を下ろして休むことができました。やれやれ! 栗駒山の紅葉 "神の絨毯" 恐るべし!です。

帰りは、紅葉を楽しみながらゆっくりと中央コースを下山。中央コースからは、ツアー登山者など 多くの方々が列を作って、次々と登って来ました。登山者の中には、白人や黒人などの外国人の方も多くいました。インスタグラムなどで "神の絨毯" を見て感動して、わざわざ観に来たのでしょう。いやー、栗駒山もインターナショナルになりましたね!(笑)

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山頂付近から望む鳥海山

他にも、蔵王連峰、月山、神室岳なども見渡せました。

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下山時撮影、山頂を望む 

宮城県側から見る栗駒山は、まさに"神の絨毯"。秋の万華鏡に彩られて赤々と燃えていた。

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同じく下山時撮影、山頂を望む

普通、紅葉というと黄色が多いようですが、栗駒山の紅葉は赤が際立ってますね。山全体が茜色に染まっているという感じでした。

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2022年7月31日 (日)

みちのく潮風トレイル 浄土ヶ浜 (岩手県宮古市)

少し前ですが、7月25日 (月) に岩手県宮古市の浄土ヶ浜ルートをトレッキングしてきました。天候はご覧の通り、曇りベースで異様に蒸し暑く時々小雨が降る展開でした。最近は、天候不順で雷やゲリラ豪雨も多いため山登りはダメですね。やれやれ。

蛸の浜 (9:15発) →浄土ヶ浜→ビジターセンター→御台場展望台→館ヶ崎展望所→竜神崎展望所 (10:45着) 往復約3時間のトレッキングでした。(休憩含む)

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風光明媚な蛸の浜  

奥が蛸の浜の集落、右側の方が漁港になっています。浄土ヶ浜の白い岩とは対照的で、いたるところに穴の開いた茶褐色の奇岩が立ち並び、ワイルドなビーチになっています。

蛸の浜は、浄土ヶ浜の裏側あり、東日本大震災前は、海水浴客や釣り客などで賑わっていたそうですが、今は観光客もほとんど来ないため穴場的ポイントになっているとのこと。

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蛸の浜の集落にあった明治三陸大津波記念の碑 (慰霊碑か?)

明治29年6月15日に発生した地震に伴う大津波が三陸沿岸部を襲い、全半壊家屋10,000戸以上、死者約22,000人という大惨事になったとのこと。

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蛸の浜から浄土ヶ浜へは、手掘りのようなトンネルを通って行きます。

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超有名な観光スポットの浄土ヶ浜

浄土ヶ浜は、約300年前にここを発見した霊鏡和尚が 「さながら極楽浄土のようだ!」 と感嘆したことから名付けられたと言われいます。まさに極楽浄土!絶景です。

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浄土ヶ浜の白い岩

石英を多く含んだ白い火成岩 (石英粗面岩) が海岸に露出しいてるのは、ここ浄土ヶ浜だけだそうです。不思議ですね。是非 「ブラタモリ」 でやっていただきたいと思いました。(笑)

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浄土ヶ浜のレストハウス前にあった土方歳三の写真パネル

「なんでこんなところに土方歳三の写真パネルが・・?」 と思う人がほとんどだと思います。でも、新選組ファン、土方歳三ファンなら瞬時に解ります。(笑) 

なぜかと言うと、明治2年にここ浄土ヶ浜のある宮古湾で海戦があったのです。 明治2年戊辰戦争末期、箱館共和国、蝦夷共和国を目指した幕府海軍の指揮官 榎本武揚 (えのもとたけあき) は、三隻の軍艦を率いて江戸を脱出。途中仙台、松島で土方歳三ら新選組10数人を乗船させ、宮古湾に停泊している新政府軍の軍艦と一戦交えるため宮古湾に向かいました。軍艦同士が接舷し、土方歳三ら新選組が切り込んで戦いましたが、新政府軍のガトリング銃で応戦され幕府軍は敗退。箱館へと敗走したのでした。

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御台場展望台より望む

高度感がすごいです。ここからは、浄土ヶ浜の白い岩が連なる半島全体が見渡せるのですが、この日は、やませ  (冷たく湿った北東よりの風)   が吹き付け ガスが漂い始めて展望は全くダメでした。いやー、非常に残念でしたね。

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浄土ヶ浜ビジターセンターからは、展望のない樹林帯の中を小さなアップダウンを繰り返しながら進んで行く。涼しいとは言え、湿気が異様に多いので歩いていると大量の汗をかきます。かなりうっとうしい! 「やませ 」 は、かなり厄介です。

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終点の竜神崎展望所

宮古漁港近くの高台にあり、宮古市街地を一望できます。ここの下の浜には、竜神様を祀っている神社があるそうです。晴れていれば百名山の早池峰山が見えるそうですが、今回はご覧の通りダメでした。

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「みやこ風シーフードラーメン」大盛 1,200円

帰りに、「シートピアなあど」 (道の駅みやこ) に寄ってかみさんのお土産を買い、少し遅いランチを頂いてきました。カニ、エビ、ムール貝?、モクズ、テングサ、ワカメなどがたっぷりとはいっていて磯の香プンプンの非常に美味しいラーメンでした。

ちなみに 「なあど?」 とは、宮古地域の方言で 「どうですか?」 「いかがですか?」 という意味です。

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