山形・福島の山

2023年10月19日 (木)

安達太良山~鉄山 (福島県二本松市)

10月13日 (金)、安達太良高原スキー場のロープウェイを利用して安達太良山 (1700メートル) ~ 鉄山 (1709メール) に登ってきました。天候にも恵まれて、気持ちの良い秋晴れの一日。山頂付近の紅葉も見ごろを迎えており最高のトレッキングができました。良かったです。

安達太良山は、遠くから見るとまろやかな乳房に似ているところから 「乳首山」 とも呼ばれていました。百名山でもあり、高村光太郎の 『智恵子抄』 で多くの人に知られるようになり全国的に有名になった山です。

安達太良高原スキー場登山口 (8:40発) → みはらし台 → 安達太良山山頂 → 馬の背 → 鉄山山頂 (11:00着)   鉄山山頂 (11:40) → 馬の背 →安達太良山山頂 → みはらし台 → 安達太良高原スキー場登山口 (14:00着)   約5時間20分のレッキングでした。(休憩含)

Img_56507

ご覧の通り、ロープウェイ乗り場は長蛇の列

紅葉が見ごろとなった安達太良山へは、平日にもかかわらず多くの登山者が訪れていました。

Img_56567

山頂方面を望む

気持ちの良い秋晴れに映えて紅葉が見ごろを迎えていました。

Img_56607

茜色に染まっているという感じです。

Img_56547

安達太良山中腹の紅葉

赤・黄・緑などのグラデーションが山を彩る光景は素晴らしい!

Img_56697

安達太良山山頂を望む。 山頂はもう直ぐだ!

Img_57207

安達太良山 (1700メートル) 山頂

ツアー登山客など ほとんどの人たちは、安達太良山山頂だけを目指して登って来るため、山頂は混雑していました。山頂からの景色をさらっと眺めてからすぐに鉄山へと向かう。

Img_57097

馬の背に差し掛かるところの急斜面

安達太良山山頂から鉄山までは、急なアップダウンが続くため登る人は急に少なくなります。

Img_57167

馬の背からくろがね小屋 (くろがね温泉) を俯瞰する。

ここからくろがね小屋に下る道は、源泉付近で大量の火山性有毒ガスが発生したために通行禁止・閉鎖になりました。

Img_57177_20231014103401

馬の背の分岐付近から望む沼ノ平。左奥の山が磐梯山、右奥に見える湖が秋元湖。

木がない。一本もない。どこにもない。荒涼とした自然の凄さに圧倒されます。

沼ノ平は、明治32年の大爆発の跡。時折風に乗って硫黄の臭気が漂ってきます。以前は、沼ノ平を通る登山コースがあったのですが、平成9年9月に沼ノ平火口を登山中の4名が、火山性有毒ガスで死亡するという事故が発生して以来、閉鎖・立ち入り禁止になっています。 今年の7月には、沼尻スキー場側が登っていた登山者が、通行禁止・閉鎖になっている登山道を登り、火山性有毒ガスで死亡するという痛ましい事故が発生しています。本当に火山性有毒ガスには気を付けたいと思いました。

Img_56927_20231014103301

鉄山への最後の登り 山頂はもう直ぐだ!

ガレ場の急斜面が続く。道もハッキリしないので迷います。鉄山一帯は、滑落事故や道迷い事故多発したため、強風時や濃霧で見通しが悪い時には通行禁止になっています。

Img_e56987

鉄山山頂 (1709メートル) に到着

後方の山は、左が今登ってきたばかりの安達太良山、右が船明神山。

|

2023年9月 5日 (火)

西吾妻山 (山形県米沢市)

9月1日 、天元台高原スキー場からリフト3本を利用して百名山の西吾妻山 (2035メートル) に登ってきました。天気は、ほぼ快晴。標高2000メートルの稜線は涼しく爽快で最高のトレッキングができました。良かったです。   白布温泉からは天元台ロープウェイとリフトを使って、標高差1200メートルを一気にの登るので簡単に吾妻連峰主脈の稜線に立つことができます。

リフト終点北展望台登山口 (9:10発) → かもしか展望台→いろは沼→梵天岩→西吾妻山山頂 (11:00着)→西吾妻小屋 → 吾妻神社→天狗岩→人形石→リフト終点北展望台登山口 (14:20着)   約5時間10分のレッキングでした。(休憩含む)

Img_49247

夏の天元台高原スキー場

ここからリフト3本を乗り継いで北展望台登山口へと向かう。登山口の北展望台は、標高1820メートルなので、ここから僅か30分の登りで吾妻連峰の主脈稜線に立つことができます。

Img_49337

かもしか展望台付近から西吾妻山方面を望む

いろは沼と呼ばれる高層湿原の中を木道が延びている。

登山口からオオシラビソの樹林帯の中をしばらく登って行くと、突然視界が開け岩がゴロゴロしたかもしか展望台に着く。ここは、展望がよく米沢市や蔵王、朝日連峰、月山などが見渡せて非常に気持のよい所でした。

Img_49397

標高1900メートルに展開するいろは沼上部の池塘  

後方の山は 蔵王連峰

Img_49447

梵天岩付近より西吾妻山方面を望む

山頂は、もう直ぐだ!

Img_49527

西吾妻山 (2035メートル) 山頂

ご覧の通り、オオシラビソの林に覆われているので、残念ながら展望はありません。写真だけ撮って、さっさと退散しました。(笑)

Img_49807

西吾妻山小屋と左側が飯豊連峰

山頂から少し下るとオオシラビソの林に囲まれた草原地帯に出ます。まるで桃源郷。山小屋のベンチでしばし休憩。

Img_49827

天狗岩近くにある吾妻神社

賽銭箱に100円を入れてお参りしてきました。(笑)

この辺りの岩稜地帯は、標高が2000メートル以上あるので雄大な素晴らしい展望が広がります。蔵王連峰、月山、朝日連峰、飯豊連峰、磐梯山などの大パノラマ。そのためか、10数人くらいの登山者が昼食を摂りながら休んでいました。

Img_49887

草原に咲いていたエゾオヤマリンドウ

山は涼しくて秋の気配が漂っていました。

Img_49907

今登って来た梵天岩、西吾妻山方面を振り返り見る。

明らかに秋の気配が感じられます。

Img_49987

人形石と呼ばれる標高1926メートルの岩稜地帯に到着

ここからの展望は良かったです。東吾妻連峰の山々が一望できました。 行動食のバナナを食べ 水分補給をして、しばし休憩。

|

2023年6月 8日 (木)

月山 (山形県西川町)

少し前になりますが 5月28日、月山 (1980メートル) に登ってきました。 この日は日曜日で、3ヶ所ある広い駐車場は満車状態。月山リスト下駅は、多くのスキーヤーやスノーボーダー、登山者で混雑していました。窓口販売と新しく電子マネー決済のリフト券 自動販売機が設置されていましたが、それでもリフト券売り場は長蛇の列。15分くらい並んでやっと購入することができました。

リフト1回券 (600円) を購入してリフトに乗り、上駅へと向かう。 今回は、スキーやスノーボードではなくトレッキングのみです。登り始めは、雲が多くガスっていましたが、次第に晴れてきて強い日差しが照り付けてくる展開。風もなかったので、かなり暑くなり汗が滴り落ちる状況。でも山頂に近づくにつれて涼しくなり、快適なトレッキングができました。

月山リフト上駅 (9:00発) →牛首→月山山頂 (11:45着)  月山山頂 (12:30発) →牛首→月山リスト上駅→月山駐車場 (15:00着)  休憩含む。約6時間のトレッキングでした。

Img_42477

月山リスト上駅にて

6本爪アイゼンをアイゼンを装着して、いざ月山へ・・・・・・!

Img_424477

中間付近にて

バックカントリーのスキーヤー、スノーボーダーもかなり多かったです。

Img_42517

牛首付近にて   

今登って来たところを振り返り見る。

次第にガスがとれてきました。予報通り晴れて来るようです。

ご覧の通り、今の時期の月山は雪が多いため、姥ヶ岳の斜面に沿ってアップダウンを繰り返しながら、延々と続く広大な雪原の中を進んで行きます。トラバース気味のアップダウンなので、アイゼンを装着しているとはいえけっこう大変です。

Img_42487

牛首付近にて

スノーボードを背負った二人がハイペースで登って来ます。

Img_42547

標高1800メートルの地点にて

 40歳前後のスノーボーダー二人に、あっという間に追い越されてしまいました。

話をしたら、なんと、この二人は、山頂までスノーボードを背負って登って、月山南東斜面に展開する大雪城 (万年雪になる巨大な雪渓) を滑るとのこと。滑るのは気分爽快最高ですが、その後、延々とボードを背負って登り返さなければなりません。40歳前後とは言え、凄い体力だと思いました。

Img_42767

鍛冶小屋跡付近から、今登って来たばかりのところを振り返り見る。

後方は朝日連峰。磐梯朝日国立公園の素晴らしい展望が展開する。

Img_42657

月山山頂 (1984メートル) に到着。

Img_42677

ご覧の通り、月山山頂の東側は雪に覆われていました。

Img_42667

月山山頂から北東側、肘折温泉方面を望む。

こんな感じで展望はいまいちでしたが、時折日が差し込み、心地よい風が吹き、気持ち良かったです。

広大な雪原を堪能したがら昼食休憩。ずっと見てると、スノーボードで滑りたい衝動にかられまた。誰かボードを貸してくれないかな??(笑)

Img_e431477

帰りは、いつものように道の駅西川の温泉で汗を流し、小腹がすいたので 「 中華そば+煮卵 」 (800円) をいただいてきました。 山形のラーメンには、必ずと言っていいほど、なぜか漬物が付きます。煮卵は、半分に切ってなくて丸ごと入っていました。ワイルドてすね!(笑)

|

2022年9月19日 (月)

一切経山 (福島県福島市)

9月17日 (土)、磐梯吾妻スカイラインの不動沢登山口からピストンで一切経山 (1949メートル) に登ってきました。強風でしたが、天候にも恵まれて涼しく最高のトレッキングができました。久々の往復7時間近いロングトレッキングだったので足腰にかなり負担がかかり満身創痍状態。やれやれ、回復に時間がかかりそうです。(笑)

不動沢登山口 (7:30発) →  慶応吾妻山荘入口→家型山分岐→五色沼→一切経山山頂 (11:00着)  山頂 (11:45発) → 家型山分岐→五色沼→慶応吾妻山荘入口→不動沢登山口 (14:20着)  約6時間50分のトレッキングでした。(休憩含む)

Img_22807

不動沢登山口 

つばくろ谷の駐車場に車を停めていざ出発。 このコースは、高湯温泉登山口から登るのが正規のルートになっているのですが、登りだけで4時間40分くらいになってしまうのでショートカットしました。今の体力で登り4時間40分は、ハード過ぎます。(笑)

Img_22867

クロベの巨木か? いやー、圧倒されました。

登山口からは、アップダウンの少ないツガやダケカンバの樹林帯を延々と進みます。急斜面の登りなどは無いので楽なのですが、あまりにも長いのでだんだん飽きてきましたね。(笑)

Img_23027

一切経山と五色沼

家型山の分岐からしばらく登ると、急に視界が開け目の前に絶景が現れます。思わず声を上げてしまいました。でも、ここからですと、本当の美しさは分かりません。五色沼の右側を通り一切経山にに登るにつれて通称「魔女の瞳」 (五色沼) の美しさは増していきます。山頂の北側斜面から観た時、初めて本当の美しさが分かります。

Img_23147

山頂直下から望む五色沼と家型山 (1877メートル)

今登って来たところを振り返り見る。だいぶ高度を上げてきました。もうひと踏ん張りです。

Img_23097

一切経山山頂を望む

最後の登り。五色沼北東稜線の岩稜地帯を登ると 山頂はもう直ぐだ!

Img_23197

一切経山 (1949メートル) 山頂にて 正面の山は、西吾妻山 (2035メートル)

吾妻小富士の浄土平からは1時間20分くらいで登って来れるので、グラウンドのように広い山頂は、多くの登山者で賑わっていました。

山岳信仰的な奇妙な山名の「一切経山」。その昔、弘法大師空海が仏教教典の一切経を山頂に埋めたことからこの山名になったそうです。

Img_23217

山頂から東側を望む

雲がモコモコと湧き上がっていて一面雲海状態。磐梯山は、雲の中で見えませんでしたが、安達太良山や蔵王連峰などは、雲海に浮かぶ島のようでした。山頂南側、浄土平の吾妻小富士の眺望は最高に良かったです。

Img_23267

山頂北側斜面から望む五色沼、通称「魔女の瞳」

本当に美しく魅惑的。 「吾妻連峰のシンボル」と言えるでしょう。しばらく、ぼーっとして見とれていました。コバルトブルーの色をしていて、太陽光の具合で刻々と色が変化することから「魔女の瞳」とも呼ばれているそうです。また、山岳信仰が盛んだった頃 「五色沼」 は、「雷沼」と呼ばれていて水神の棲む沼として信仰を集めていたとのこと。

Img_23397

家形山分岐点に立つ遭難の慰霊碑

1958年12月30日、冬山登山中のパーティーが雪崩に襲われ、ここで数人が死亡したそうです。 碑にはこう書いてありました。 「山を愛するものは決して山で遭難してはならない 如何に元気と力があっても天を仰ぎ  山と己れを見つめる慎重さを欠くなら  岳人たる資格はない!」 わたくしも肝に銘じておきます。

|

2022年5月31日 (火)

月山 (山形県西川町)

5月28日 (日) 、月山 (1980メートル) に登ってきました。 リフト1回券 (600円) を購入してリフトに乗り、月山リフト上駅へと向かう。 今回は、スキーやスノーボードはなしで純粋にトレッキングのみです。 日差しがあって暖かそうでしたが、風が強くかなり寒く感じられました。 でも気分爽快、最高のトレッキングができました。良かったです。 
月山駐車場 (8:45発) →月山リフトを利用→牛首→月山山頂 (11:30着)   月山山頂 (12:00発) →牛首→月山リスト上駅→月山駐車場 (14:00着)  休憩含む。約5時間15分のトレッキングでした。

Img_12727 

月山リスト上駅付近から山頂方面を望む。 6本爪アイゼンを装着して、いざ月山へ・・・・・・!

この日は日曜日。月山リスト下駅は、多くのスキーヤーやスノーボー、登山者でごった返していました。リフト券売り場は、U字型に長蛇の列。15分くらい並んでやっと購入することができました。全くやれやれです。

Img_12767

牛首のピーク付近を望む

今の時期の月山へは、姥ヶ岳の斜面に沿ってアップダウンを繰り返しながら、延々と続く広大な雪原の中を進んで行きます。片斜面が多いためアイゼンを装着しているとはいえ、けっこう難儀します。

Img_13107

標高1800メートルくらいの地点にて  遠方に見えるのは朝日連峰

やっと雪が切れてきました。ここでアイゼンを着脱。ここから山頂直下の鍛冶小屋跡まで、岩だらけの急斜面の登りが展開します。息が絶え絶えになり、けっこう汗をしぼられました。やれやれ (笑)

Img_12887

鍛冶小屋跡付近から朝日連峰を望む

磐梯朝日国立公園の素晴らしい展望が展開する。朝日連峰が下に見えます。

Img_13027

山頂直下のガレ場にて。後方が姥ヶ岳 (1670メートル) と朝日連峰

今登って来たところを振り返り見る。山頂はもうすぐだ!

Img_12967

月山山頂 (1980メートル) を望む

 山頂に鎮座する月山神社本宮は、月読命 (つくよみ) を祀り、延喜式神名帳にも載る由緒ある神社です。 山頂の東側には、大雪城と呼ばれる万年雪のとんでもなく広大な雪原が広がっています。

Img_12947

月山神社本宮

ここが月山山頂になります。今の時期は自由に参拝できますが、夏場は宮司さんが常駐しているので、お金を支払って身を清めてからでないと参拝できません。 鉄の扉には、穴が開いていて 「ここにお賽銭を入れてください」 と書いてあります。わたくしも貯金箱みたいにお賽銭を入れて参拝してきました (笑)

Img_12897

山頂から湯殿山コース側に少し下ったところに立つ 「芭蕉の句碑」

『 雲の峯  幾つ崩て  月の山 』 と刻まれています。1689年7月22日  (旧暦6月7日) 、芭蕉は旅に疲れた体にむち打って月山に登拝。 山頂に一泊し、翌日 曽良とともに湯殿山に下りました。その時詠んだ句がこれです。

わたくし的には、 『 雪の峯 息絶え登る 月の山 』 ですね (笑)

Img_e13097

新調したザックとトレッキングポール。7年くらい使っている愛用の6本爪アイゼン。6本爪の軽アイゼンは、雪渓登りには欠かせないギアです。ちなみに 「アイゼン」 はドイツ語です。英語、フランス語では 「クランポン」 と言います。

|

2021年10月19日 (火)

安達太良山 (福島県猪苗代町)

昨日 (10/18) 、福島県猪苗代町の沼尻スキー場から 安達太良山 (1700メートル) へ登って来ました。天候はまずまずで、最高のラストトレッキングができました。大満足です。

この日は、寒気が入り真冬並みのとんでもない寒さになったため、持ってきたダウンベストと厚手のフリースを着て、さらにジャケットを着込み、スノボ用のニット帽をかぶり、厚手の手袋をして、完璧な防寒装備で登りました。

沼尻スキー場登山口 (7:30発) →障子ヶ岩→船明神分岐→馬の背分岐→安達太良山山頂 (10:40着)  安達太良山山頂 (11:10発) → 船明神山→馬の背分岐→障子ヶ岩→沼尻スキー場登山口 (14:00着) 休憩含む。約6時間30分のトレッキングでした。

Img_98087

登山口近くにある白糸の滝。 

この滝は、湧き出した温泉が流れ落ちる温泉の滝です。温泉が60mの断崖を流れ落ちる・・・・何ともすごい景観です。 

Img_98138    

登山口近くから撮影した白糸の滝。 下の方の紅葉は終焉ムードでした。 

Img_96557

障子ヶ岩付近、今登ってきたところを振り返り見る。

この辺りは、断崖絶壁に沿って登山道が付いています。ここから見るとかなり怖いですね! (笑)

Img_96507

障子ヶ岩付近から望む沼ノ平。

この辺りからの登山道は、一面霜に覆われていて、水たまりは凍っていました。

Img_97937

船明神岩付近にて。 なんと、驚くことに大きなツララがありました。あまりにも寒かったので、持ってきたホッカイロを腰と背中に張り付けました。やれやれ。

Img_96997

馬の背の分岐付近から望む沼ノ平。正面に見える湖は 「秋元湖」 です。

木がない。一本もない。どこにもない。この荒涼とした自然のすごさに圧倒されます。月面の世界、火星の世界という感じです。まさに、凄絶な悲傷!

沼ノ平は、明治32年の大爆発の跡です。時折風に乗って硫黄の臭気が漂ってきます。以前は、沼ノ平を通る登山コースがあったのですが、平成9年9月に沼ノ平火口を登山中の登山者4名が、火山性有毒ガスで死亡するという事故が発生して以来、閉鎖・立ち入り禁止になっています。

Img_97037

安達太良山山頂を望む。山頂はもう直ぐだ!

安達太良山は、別名  「乳首山」  とも 言われていて、遠くから見ると乳首・乳房のように見えます。この山頂が乳首の部分です。

Img_97057

百名山、安達太良山 (1700メートル) 山頂。

さすが百名山です。  観光ゴンドラリフト (あだたらエクスプレス) を利用すると約1時間で山頂に立てるため、二本松市の岳温泉側からは、多くの登山者が登って来ます。おかげで山頂は、ご覧の通り大混雑状態でした。やれやれ。(笑)  

Img_97827

山頂は、ご覧の通りの状況で眺望は全くダメでした。会津の名峰磐梯山も吾妻連峰も裏磐梯方面も何も見えませんでした。(涙)

|

2020年10月14日 (水)

一切経山~東吾妻山~吾妻小富士(福島県福島市)

昨日 (10/13)、吾妻連峰東部、磐梯吾妻スカイラインの浄土平を起点にして、一切経山 (1950メートル) ~東吾妻山 (1975メートル) ~吾妻小富士 (1707メートル) を周回・トレッキングしてきました。風が強くて寒くガスの多い天候でしてが、時々晴れ間も現れて、まずまずのトレッキングができました。良かったです。  

この日も、多くの登山者が訪れていました。登山口が標高1622メートルと高いので、飯豊連峰や朝日連峰などのような延々と続くタフな急斜面の登りがほとんどなく、高齢登山者に人気の山域になってます。

浄土平 (7:30発) →一切経山→鎌沼→東吾妻山→浄土平→吾妻小富士→浄土平 (14:00着) 休憩含む。約6時間30分のトレッキングでした。

Img_74817

吾妻小富士から俯瞰する磐梯吾妻スカイライン最高点の「浄土平」、標高は1622メートルもあります。正面の山は、今登ってきたばかりの一切経山 (1950メートル)、今なお火山性ガスを上げ続ける活火山です。

スカイライン周辺の紅葉は、ちょうど見ごろでした。浄土平は、平日だというのに多くの観光客であふれていました。帰りに高湯温泉の共同浴場 「あったかの湯」 によって紅葉を見ながらのんびりとしたかったのですが、なんと広い駐車場は満車状態でした。楽しみにしていた温泉でしたがあきらめました。残念でした。やれやれ! 

Img_73407

一切経山 (1950メートル) 山頂。 見ての通り濃いガスに覆われて眺望は全くダメでした。タイミングが最悪でした。
広い山頂一帯は、荒涼とした大地が広がっている。緑がない。どこにもない。山岳信仰的な奇妙な山名ですが、前九年の役のヒーロー安倍貞任が仏教教典の一切経を山に埋めたとか、弘法大師空海が山頂に一切経を埋めたなどの言い伝えがあるようです。

Img_73507

一切経山と酸ヶ平湿原を望む。なんと、下山してきたらガスがとれてきました。タイミングが悪すぎです。やれやれ!

秋色に染まる湿原と池塘、黄金色の草モミジ。秋から冬へのストーリー、樹林帯の緑とのコントラストがいい。

Img_73537

ガスに覆われている鎌沼。 鎌沼は広い火口原湖。沼の東側に沿って続いている木道を進み東吾妻山へと向かう。

Img_73577

東吾妻山 (1975メートル) 山頂。到着時はこんな感じでしたが、急速にガスがとれてきて晴れ間が広がってきました。ラッキーでした。 

山頂へは、鎌沼から樹林帯の中を約40分ほど登る。山頂は、展望がすこぶる良い。会津の秀峰磐梯山は、雲がかかっていて見ることができませんでしたが、南西側の裏磐梯や北東側の展望は最高でした。

Img_73767

東吾妻山 (1975メートル) 山頂から裏磐梯方面を望む。 左から桧原湖、小野川湖、秋元湖。

Img_73867

東吾妻山山頂より北東方面を望む。ガスがとれてきて、今登って来たばかりの一切経山と鎌沼が見えてきた。素晴らしい景観です。

Img_73907_20201015180801

下山後、紅葉の進む姥ヶ原の木道をひたすら進み浄土平、吾妻小富士へと向かう。

Img_74157

これから登る吾妻小富士がまじかに迫ってきました。山肌の紅葉が美しい!!

|

2020年9月15日 (火)

月山 弥陀ヶ原湿原 散策 (山形県鶴岡市)

下山後、月山8合目の標高1450メートルに展開するの弥陀ヶ原湿原を散策してきました。一周すれば約3キロ、約1時間30分くらいの距離です。「いろは四十八沼」と呼ばれる池塘も多くあり一帯は高山植物の宝庫になっている。

約330年前、松尾芭蕉もこの湿原を散策してから月山に登ったようです。現在は、月山八合目まで車で行けますが、芭蕉の時代は、六合目まで馬で行き、ここから登山開始となったようです。月山は神が宿る修験者の山、46歳の芭蕉は旅に疲れた体にむち打って、月山登山を強行しました。しかも山頂に一泊して湯殿山に下るルート (出羽三山掛け)  で挑んだのでした。悪天候で寒くかなり難儀したようです。芭蕉は死を覚悟して神の山月山に登ったのでしょう。

『強力 (ごうりき) といふものに道びかれて、雲霧山気の中に氷雪を踏てのぼること八里、さらに日月行道の雲関 (うんかん) に入るかとあやしまれ、息絶え 身こごえて頂上にいたれば、日没にて月顕 (あらわ) る。笹を鋪 (しき)、篠 (しの) を枕として、臥 (ふし) て明るを待つ。』 松尾芭蕉 「おくのほそ道」 より

Img_72617

今登ってきたばかりの月山山頂を望む。湿原は、草もみじになりつつあり秋の装いでした。

Img_72397

大小さまざまな形の多くの池塘が散在し。まるで田んぼのように見えます。

Img_72367

大昔、月山の大噴火によってできたのが、この弥陀ヶ原湿原です。湿原のところどころにある石・岩は大噴火でてきた安山岩だそうです。

Img_70437

延々と続く木道。ミニ尾瀬という感じです。

Img_70417

これなんかは、ほとんど田んぼですね。雲に覆われてきましが後方は月山。

Img_70367

一番大きな池塘。草もみじも見ごろを迎えつつあります。

|

2020年9月12日 (土)

月山 (山形県鶴岡市)

「芭蕉46才、旅に疲れた体にむち打って神の山への登山を敢行・・・月山、湯殿山への登山は物見遊山ではない。出羽三山詣では、羽黒山が現世、月山が死の世界、湯殿山が再生を意味するという・・・」

9月9日(水)、「芭蕉も登ったコースでもある、月山8合目の羽黒山登山口から登ってきました。この日の天候は、午前中はますまずで、午後からは急速に曇ってきて、ところによっては雷雨との予報。これは、午前中勝負だなーと思い速攻で登ってきました。極端に暑くもなく快適なトレッキングができました。良かったです。

月山8合目登山口 (8:00発)→仏生池小屋→月山山頂 (10:45着) 月山山頂 (11:15発)→仏生池小屋→弥陀ヶ原 (みだがはら) 散策→月山8合目登山口 (14:00着) 約6時間のトレッキングでした。(休憩含む)

 Img_72647

登山口近くにある御田原篭参拝所の社、後方が月山山頂

Img_69657

月山8合目 標高1400メートル展開する弥陀ヶ原 (みだがはら) 湿原は、もうすでに秋の装いでした。

Img_69767

コース中間地点、月山九合目にある仏生池小屋。ここから山頂まで1時間10分くらいである。小屋の前には小さな池があり、直ぐそばには小さな祠があった。参拝者がかなり多いのだろう。お賽銭が溢れていました。「ソフトクリーム」ののぼりがあったので思わず寄っていただいてきました。うまかったです。(笑)

Img_69857

歩荷 (ボッカ) のお兄ちゃん。平均70キロという巨大な荷物を背負ってスイスイと登っていきます。なんと、あっという間に追い越されてしましました。まるで、ターミネーターです。人間じゃねー!(笑)

Img_70257

山頂手前付近からオモワシの山 (1828メートル) を振りかえり見る。初めての参拝者は、ここが山頂だと見誤ってガッカリすることになる。このことからいつしか「オモワシの山」と呼ばれるようになったという。

Img_70087

月山山頂を望む、山頂はもうすぐだ!

Img_70207

月山山頂(1984メートル)。 山頂には石垣で囲まれた月山本宮社殿が建っていて、標高を示す標柱もなにもない。夏場は、宮司さんが常駐しているので、500円を払って「お払い」を受けてから本宮社殿を参拝することになります。(山頂を踏むことになる)  

Img_70187

山頂から月山スキー場、湯殿山方面を望む。残念ながら鳥海山は見ることができませんでした。

月山山頂には巨大な碑あります。この碑の表には「八紘一宇(はっこういちう)」の文字が刻まれいます。 これは神武天皇の勅命だそうで、意味は、平たく言うと 「地球上のすべての民族が一つになって仲良く暮らすこと」です。 宮沢賢治的な世界平和の思想ですね。
月山は、崇峻天皇 (すしゅんてんのう) の第三皇子の蜂子皇子 (はちこのみこ) が開山したと伝えられていますので、天皇家とかかわりのある山なのでしょう。ふもとの羽黒山には、出羽三山を開山した蜂子皇子の墓があります。もちろん宮内庁管理の墓です。なんとこの墓は、東北にある唯一の天皇家の墓だそうです。

|

2020年7月 2日 (木)

磐梯山 (福島県猪苗代町)

6/29 (月)、磐梯山 (1819メートル) に咲く固有種バンダイクワガタを見に行ってきました。磐梯山には4回ほど登ったことがありますが、実際に見たのは今回が初めてでした。世界でここ磐梯山だけに咲く花です。可憐で気品があって素晴らしい花でした。磐梯山の至宝と言ってもいいでしょう。  
猪苗代スキー場登山口(7:00発)→天の庭→沼ノ平→弘法清水小屋→磐梯山山頂(10:40着) 山頂(11:00発)→弘法清水小屋→沼ノ平→天庭→登山口(14:30着) 休憩含む。約7時間30分のトレッキングでした。

Img_66637

磐梯山山頂、雨に濡れるバンダイクワガタの群落。

花のピークは過ぎていて散り始めていましたが、まだまだ多くの花が咲き誇っていました。今年は花の咲く時期が早いようです。

Img_66607

バンダイクワガタ  (磐梯鍬形)、「ゴマノハグサ科 ルリトラノオ属 学名:Veronica schmidtiana var.bandaiana」 と言うそうです。学名に 「バンダイ」 と入っていますね。世界でここだけに咲く貴重な花です。

Img_66537

磐梯山山頂 (1819メートル) はこんな感じでした。ガスと雨と風で散々でしたが、山頂には多くの登山者がいました。

猪苗代スキー場からの登山者は、わたくしを含めて三人でしたが、最短コースの八方台登山口からは15~6人の登山者が雨の中バンダイクワガタを見るために登ってきていました。山頂は、バンダイクワガタの撮影で賑わっていました。

Img_66697

山頂直下の弘法清水小屋。  風雨のため小屋は満員状態で入れませんでした。小屋でノンアルビールを飲んで、熱々のカップ麺でも食ってくつろぎたかったのですがダメでした。やれやれ。

Img_66817

下山時撮影。銅沼(あかぬま)と桧原湖。 登りは、濃いガスがかかり小雨が降ったり止んだりの状況でしたが、下山時はガスが取れてきて雄大な景観が現れてきました。良かったです。

Img_66917

爆裂火口原上部から見下ろす。切り立った荒々しい岩壁が続く。

Img_66997

下山時、「天の庭」から望む猪苗代湖。素晴らしい眺めでした。

|