映画 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
先日、会員になっている109シネマズ富谷で、映画 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』 を観て来ました。 ハイテンションな歌声と社会性に富んだ歌詞と楽曲で、多くの人々を魅力し続けてきたアメリカを代表するロックスター、ブルース・スプリングスティーンの若き日を描いた物語。 主演は、ジェレミー・アレン・ホワイト、 監督・脚本は、『クレイジー・ハート』 や 『ファーナス/訣別の朝』 など知られるスコット・クーパー。原作はウォーレン・ゼインズの著書 『Deliver Me from Nowhere』。
感想を一言で言うと、「地味でやや暗めに仕上がった感は否めないが、心にズシンと響く佳作」です。観て良かったと思いました。 『ボーン・イン・ザ・U.S.A』 前夜という触れ込みですが、あくまで焦点は、アルバム 『ネブラスカ』。 決して派手な映画ではありません。今風なバタバタした編集ではないので、かえって作品のテーマと合っていて良かったと思いました。物語もかなり内省的になっていて、派手な演出もないので クイーンの 『ボヘミアンラプソディー』 やボブ・ディランの 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 のような圧倒的な盛り上がりや感動を期待する人には、あまりお勧めできません。
物語の舞台は、1982年のニュージャージー。1975年のアルバム 『明日なき暴走 (ボーン・トゥ・ラン)』 や1980年のアルバム 『ザ・リバー』 で一大センセーションを巻き起こしたスプリングスティーン。 それから数年がたち、彼は故郷のニュージャージーで、成功者であるが故のプレッシャーと父親との確執、うつ病との戦いから精神的な苦痛に耐える日々を送っていた。人生の大きなターニングポイントを迎えていた彼は、一人きりで故郷の自室にこもり4トラックのカセットレコーダー1台とアコースティック・ギター、ハーモニカのみで新作アルバム 『ネブラスカ』 の制作に打ち込んでいく・・・・・・。
109シネマズ富谷にて 映画のポスター
基本的にアコースティック・ギターの弾き語りによるアルバム 『ネブラスカ』 では、奔放でマッチョなロックスター、ブルース・スプリングスティーンの姿は皆無。しかし、アルバム 『ネブラスカ』 は大ヒットし、フォーク・ロックやカントリー・ロックのミュージシャンによって、多くの収録曲がカバーされました。 また、ランボーのようなベトナム戦争帰還兵の悲惨さを歌った超大ヒット曲 『ボーン・イン・ザ・U.S.A』 が生まれる過程も興味深かったです。
映画 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』 予告編
映画のオープニングの曲 『明日なき暴走 (ボーン・トゥ・ラン ) 』
これが最高!! ジェレミー・アレン・ホワイトがスプリングスティーンに似てるし、パフォーマンスもそっくりでした。 この映画で一番の盛り上がったシーンかな!?(笑)
アルバム 『ザ・リバー』 から 『ハングリー・ハート』
大学生の頃からだったか、当時この曲が大好きでした。詩もいいですね。
映画のエンディングに流れる名曲 『アトランティック・シティ』
アルバム 『ネブラスカ』 収録曲。 陰鬱で孤独で切ない曲ですが、何故か心に響きますね。
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厄介ごとは近頃じゃ、州外からやってくる
地検も安らぐ暇もないほどさ
遊歩道じゃまた一騒動起きそうだぜ
賭博委員会のやつらの首も皮一枚ってところだ
俺にだって職はあったし、金を貯めようともしたさ
だが、残ったのは誠実な男には返し切れない借金だ
だから俺はセントラル・トラストからありったけの金を引き出し
コースト・シティ・バスの切符を2枚買ったのさ
ああ、どんなものでも死んでいく
ベイビー、それは現実さ
だが、死んだものはいつの日か、復活するんだ
だから、化粧をして、髪もきれいにしとくんだぜ
今夜、アトランティック・シティで会おう
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