飛鳥のミステリアス石造物と大和三山 (奈良県明日香村・橿原市)
同じく3日目、飛鳥地方と言えば「ミステリアスな石造物」でも有名です。その代表的なものを観てきました。
飛鳥地方の古墳や遺跡、史跡などを巡るのは 楽しかったです。歴史好き、古代史好きのわたくしにとって、飛鳥地方は夢のような場所。今度来た時には、数日滞在してすべての古墳や遺跡などを観て回りたいと強く思いました。
『土木工事と巨石を好んだという女帝・斉明天皇。飛鳥時代、斉明天皇は飛鳥を不老不死の都にしようとしていた。その時代を彷彿させるのが酒船石遺跡です。平成12年の発掘で亀形石造物や小判形石造物、石垣、排水溝の土管、石樋などが発掘されており、これらのことから酒船石遺跡は、巨大な祭祀空間だったと想定されています。』 (パンフレットより)
国指定の史跡 「酒船石遺跡」
奈良万葉文化館前の丘陵地の頂にあるのが酒船石です。奈良万葉文化館の駐車場から竹藪の中の坂道を登って5~6分で到着。
飛鳥の 「酒船石」
酒船石は 飛鳥地方を代表する石造物の一つ。長方形に近い形の花崗岩で、長さ5.3メートル、幅2.27メートル、厚さ1メートルの平坦な石の上に奇妙な溝が彫られています。平らに加工された表面には、円、隅丸方形、楕円のが窪みが彫られ、それらを直線の溝で結ぶ不思議な模様があります。ことから酒造りに使用されたのではないか? と考えられ、この名が付きました。用途はいまだに謎とのこと。
飛鳥の 「酒船石」 後方部分
元はもっと大きな石造物だったそうですが、石材としてに利用するために、割られて三分一くらい持ち去られたそうです。くさびの痕が生々しく残っていました。石舞台古墳でもそうでしたが、非常に残念なことです。遺跡・遺物は一度壊してしまうと元には戻りません!!
「亀形石造物」
酒船石のある小高い丘陵地から少し下ったところにあります。
平成12年の発掘で発見された遺跡で、天皇家の祭祀が行われた重要な場所だったのではないかとのこと。また、酒船石遺跡一帯は、日本書紀にも記載されている 「両槻宮 (ふたつきのみや)」 ではないかとする説もあるようです。
「亀形石造物」 の説明版
亀形石造物も含めて、奈良万葉文化館前の丘陵地一帯が酒船石遺跡です。
飛鳥の 「亀石」
ちょっと分かりずらい場所にありますが、訪れると そのユニークな存在感に圧倒されます。ユーモラスで、何となく親しみを覚える不思議な魅力の巨大な亀石。飛鳥地方のアイドル的存在が人気を集めています。 飛鳥時代のものと言われていますが、誰が何のために造って、この場所に置いたのかは分かっていないとのこと。まさにミステリアス。
史跡 「益田岩船」 の説明板
団地の裏山に位置し、ここから急な坂道・登山道を5~6分登ったところに存在します。
「益田岩船」
大きさは、東西11メートル、南北8メートル、高さ4.7メートル、重さは、なんと800トンもあるという花崗岩の超巨石。上部は丁寧に加工されていて四角い穴が開いています。飛鳥時代に造られたものだそうですが、誰が何のために造って、ここに置いたのかは、全くの謎とのこと。
「益田岩船」側面より
あまりメジャーではない益田岩船ですが、この石造物は必見だと思いました。百聞は一見に如かず、写真や動画で見ていても始まらない。とにかく、現地で実物を観ること。 石材の大きさに圧倒され、感動します。まさに圧巻の素晴らしさ。
何の目的で造られたのか? いくつかの説がありますが、わたくしは、益田岩船には 石碑を立てるためのような四角い穴が二つ開いているので「石碑の台石説」が有力だと思いました。
JR東海の 「いざいざ奈良 」飛鳥編
「石舞台古墳」 や 「益田岩船」 、「酒船石」 などが登場します。鈴木亮平さん、いい味だしてますね!!(笑)
甘樫丘 (あまかしのおか) から望む「畝傍山 (うねびやま) 」
甘樫丘は、標高150メートルのなだらかな丘です。歴史公園として整備されており、10分くらい登ると山頂展望台に到着。展望台からは、畝傍山 、耳成山 (みみなしやま) 、天香具山 (あまのかぐやま) の大和三山や奈良盆地 (藤原京跡) も見渡せます。
甘樫丘から望む 「耳成山」
この日の午後は、すっきりと晴れ上がり最高の天気になりました。眺望も絶好調!!(笑)
大和三山は、飛鳥地方の橿原市 (かしはらし) に位置しています。
甘樫丘から望む 「天香具山 」
国の歴史的名勝に指定されている大和三山は、古代より神聖な場所とされ、万葉集や古今和歌集などに詠まれています。大和三山には、登山道・遊歩道が整備されているようなので、次回は是非登ってみたいと思いました。しかも、大和三山周辺には、天皇陵などの古墳や名所・旧跡も多いとのこと。
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