映画 『 デューン 砂の惑星 PART2 』
先日、いつもの109シネマズ富谷で映画 『 デューン 砂の惑星 PART2 』 を観てきました。 1作目の 『 DUNE/デューン 砂の惑星 (PART1) 』 から約3年、ハリウッドでの脚本家と俳優のストライキの影響で、公開が遅れていたSF超大作をやっと観ることができました。いやー長かったです。でも待った甲斐がありました。一言で言うなら、期待以上に素晴らしい作品でした。戦闘シーンのスケールが壮大かつ緻密。IMAX (アイマックス) で撮影したという圧倒的な映像美と臨場感。腹の底まで響く重低音と共に放出される迫力満点のサウンド。ストーリー展開も分かりやすく、スピーディー。圧倒的没入感で、2時間半があっという間に過ぎました。完全に 「デューン」 の世界観に引き込まれた。 パート2ために、パート1があったのだと確信。
原作は、フランク・ハーバートのSF大河小説 『デューン 砂の惑星』 。 監督は、前作に引き続きドゥニ・ヴィルヌーヴ。今年57歳になるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、不可能だと言われていたリドリー・スコット監督の名作 『ブレードランナー』 の続編、『ブレードランナー 2049』 を創り上げた巨匠です。
物語の舞台は、西暦10190年のアトレイデス家が統治している砂の惑星アラキス。フレメン語で「デューン」。砂漠から採取される超高価なスパイス (香料) 「メランジ」 を巡る宿敵ハルコネン家の陰謀により、アトレイデス家は主人公のポール・アトレイデス (ティモシー・シャラメ) と母親 (レベッカ・ファーガソン) を残し、家族と一族を皆殺しにされてしまう。砂漠の民フレメンに身を寄せた二人は、砂漠での生き方を学びながら復讐の時を待つ。ここまでがパート1。 パート2は、パート1のラスト 数時間後からの展開。ポールは、フレメンの女性チャニ (ゼンデイヤ) と心を通わせつつ、戦場での活躍などから砂漠の民フレメンの間で徐々に救世主として崇められる。目覚ましい成長を見せつけるポールは ついに覚醒。 その頃、砂の惑星アラキスの完全支配を目論むハルコネン家は、スパイス採取の新しい管理者として狂人フェイド=ラウサ (オースティン・バトラー) を送り込んでくる。そんな中、リサーン・アル=ガイブ(外世界からの救世主)となったポール・アトレイデスの壮大な復讐劇のプロジェクトが着々と進んで行く・・・・・。
109富谷シネマズにて
美しくきらびやかな砂漠やメカニック、コロッセウムなどの圧倒的なスケール感、衣装デザインの素晴らしさなど、前作以上の映像美には驚愕しました。素晴らしいです。とりわけ、砂漠を疾走し、全てを飲み込む巨大な生物・サンドワーム (砂虫) にフレメンやポールが乗って疾走するシーンは圧巻の大迫力でした。
本作を絶賛するスピルバーグ監督は、「砂漠を愛する映画にしては、水への渇望がある。この映画に出てくる砂の全てが、水についてを物語っているのです。緑豊かな草原や命の青い水を渇望する神聖な水についての物語なのです。」、「あなたは、砂漠を海に見立てて撮ったのだと私は思います。登場する巨大砂虫は、まるで海蛇のようでした。砂虫に乗ってサーフィンするシーンは、私が観た中でも一番すごかったです。」 とヴィルヌーヴ監督との対談で語ったそうです。
映画 『 デューン 砂の惑星 PART2 』 公式予告編
映画 『 デューン 砂の惑星 PART2 』 グローバル予告
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