« 2023年9月 | トップページ | 2023年11月 »

2023年10月

2023年10月22日 (日)

島根県立古代出雲歴史博物・稲佐の浜 (島根県出雲市)

出雲大社を見学した後、東隣にある島根県立古代出雲歴史博物に向かう。ここは、出雲大社の歴史や出雲市周辺から出土した貴重な青銅器・銅剣、銅矛など、圧巻の展示で有名な歴史博物館です。

Img_55187

島根県立古代出雲歴史博物入口にて

10月13日からの企画展、「伊勢 (朝日の昇る聖地 神風の伊勢) と出雲 (夕日の沈む聖地 八雲立つ出雲) 」。素晴らしい企画展だと思いました。観たかったですね。

Img_54987_20231015170101

島根県立古代出雲歴史博物の正面入口付近

後方の山は、聖地 「八雲山」。

Img_54997

出雲大社の八足門前から出土した 「宇豆柱 (うづばしら) 」隣に展示されているのが 「心御柱 (しんのみはしら) 」

三本の柱を一本にまとめて巨大な柱にするという古代人の発想が素晴らしい!

Img_55039

平安時代の出雲大社 御本殿の復元模型

出土した巨大柱や 『出雲国風土記』 などを基にして復元したものです。高さがなんと48メートル!黒丸の所が人間です。まさに高層神殿。規格外のスケール、迫力に圧倒されます。

Img_55077

日本最多、358本の銅剣

出雲市の荒神谷遺跡 (こうじんだにいせき) から出土した弥生時代の銅剣で、その圧倒的な数・スケールに驚く! 壁に飾ってある黄金色の銅剣は、出土した銅剣をもとに復元されたものです。

Img_e55067

国宝の銅鐸 (どうたく)

こちらも弥生時代のもので出雲市周辺の遺跡から出土しました。

Img_55167_20231013095901

聖なる祀りのベル、銅鐸

祀り・儀式の後に、埋められた当時の状況を再現したものです。

Img_55247

出雲大社から車で5分くらいの距離にある稲佐 (いなさ) の浜

『古事記』 にも登場する稲佐の浜は、旧暦の10月・神在月に日本全国の八百万の神様を迎える浜なのです。出雲の聖地・パワースポットの一つと言ってもいいでしょう。
Img_55297

日本海の絶景が広がる稲佐の浜は、日本渚100選にも選ばれていて、夏には海水浴が楽しめます。久しぶりに見た日本海でした。

Img_55337

広島ラーメンと餃子のセット (1200円)

広島空港のラーメン店でいただいてきました。尾道ラーメンもありましたが、味はどうなんでしょうね?(笑)

Img_55357

帰りは、広島空港発 19時20分の便。ビジネスマン風な乗客も多く満席状態でした。

|

2023年10月19日 (木)

安達太良山~鉄山 (福島県二本松市)

10月13日 (金)、安達太良高原スキー場のロープウェイを利用して安達太良山 (1700メートル) ~ 鉄山 (1709メール) に登ってきました。天候にも恵まれて、気持ちの良い秋晴れの一日。山頂付近の紅葉も見ごろを迎えており最高のトレッキングができました。良かったです。

安達太良山は、遠くから見るとまろやかな乳房に似ているところから 「乳首山」 とも呼ばれていました。百名山でもあり、高村光太郎の 『智恵子抄』 で多くの人に知られるようになり全国的に有名になった山です。

安達太良高原スキー場登山口 (8:40発) → みはらし台 → 安達太良山山頂 → 馬の背 → 鉄山山頂 (11:00着)   鉄山山頂 (11:40) → 馬の背 →安達太良山山頂 → みはらし台 → 安達太良高原スキー場登山口 (14:00着)   約5時間20分のレッキングでした。(休憩含)

Img_56507

ご覧の通り、ロープウェイ乗り場は長蛇の列

紅葉が見ごろとなった安達太良山へは、平日にもかかわらず多くの登山者が訪れていました。

Img_56567

山頂方面を望む

気持ちの良い秋晴れに映えて紅葉が見ごろを迎えていました。

Img_56607

茜色に染まっているという感じです。

Img_56547

安達太良山中腹の紅葉

赤・黄・緑などのグラデーションが山を彩る光景は素晴らしい!

Img_56697

安達太良山山頂を望む。 山頂はもう直ぐだ!

Img_57207

安達太良山 (1700メートル) 山頂

ツアー登山客など ほとんどの人たちは、安達太良山山頂だけを目指して登って来るため、山頂は混雑していました。山頂からの景色をさらっと眺めてからすぐに鉄山へと向かう。

Img_57097

馬の背に差し掛かるところの急斜面

安達太良山山頂から鉄山までは、急なアップダウンが続くため登る人は急に少なくなります。

Img_57167

馬の背からくろがね小屋 (くろがね温泉) を俯瞰する。

ここからくろがね小屋に下る道は、源泉付近で大量の火山性有毒ガスが発生したために通行禁止・閉鎖になりました。

Img_57177_20231014103401

馬の背の分岐付近から望む沼ノ平。左奥の山が磐梯山、右奥に見える湖が秋元湖。

木がない。一本もない。どこにもない。荒涼とした自然の凄さに圧倒されます。

沼ノ平は、明治32年の大爆発の跡。時折風に乗って硫黄の臭気が漂ってきます。以前は、沼ノ平を通る登山コースがあったのですが、平成9年9月に沼ノ平火口を登山中の4名が、火山性有毒ガスで死亡するという事故が発生して以来、閉鎖・立ち入り禁止になっています。 今年の7月には、沼尻スキー場側が登っていた登山者が、通行禁止・閉鎖になっている登山道を登り、火山性有毒ガスで死亡するという痛ましい事故が発生しています。本当に火山性有毒ガスには気を付けたいと思いました。

Img_56927_20231014103301

鉄山への最後の登り 山頂はもう直ぐだ!

ガレ場の急斜面が続く。道もハッキリしないので迷います。鉄山一帯は、滑落事故や道迷い事故多発したため、強風時や濃霧で見通しが悪い時には通行禁止になっています。

Img_e56987

鉄山山頂 (1709メートル) に到着

後方の山は、左が今登ってきたばかりの安達太良山、右が船明神山。

|

2023年10月16日 (月)

出雲大社 (島根県出雲市)

2日目は、2泊した相鉄フレッサインホテルを8時30分に出発。ホテル近くのレンタカーショップで車を借りて、島根県出雲市へドライブ。日本屈指のパワースポットとして名高い島根県随一の観光名所に向かう。広島市から出雲市からまでは、広島自動車道~中国自動車道~松江自動車道を通り 片道約170キロで約2時間30分という距離。思ったよりも遠かったので疲れました。(笑)

出雲大社は、『古事記』 (日本最古の歴史書)  にも登場する日本最古の神社です。縁結びの神様である大国主大神 (おおくにぬしのおおかみ) を祀っているため、年間250万人以上が良縁祈願に訪れる 「縁結びの聖地」 になっています。

Img_54787

参道の入口の立つ 「勢溜 (せいだまり) の大鳥居」

御本殿にも近く、ここから参拝するのが定番になっているようです。

Img_54847

参拝所の八足門 (やつあしもん) とその奥に見える三角形の大屋根の建物が国宝の「御本殿」

出雲大社の参拝・お参りは、「二礼四拍手一礼」という独特なものでした。

大国主命大神が鎮まる御本殿のある一帯は、聖域になっているため立ち入ることは出来ません。写真撮影も遠くからしか出来ないようでした。

Img_54827

ハ足門の前にある巨大柱の発掘跡を示す石畳

三本の柱を一本にまとめて巨大な柱にしたものです。古代出雲大社の巨大な柱には圧倒されます。

Img_54857

聖域である御本殿方面を望む

御本殿以外に八棟くらいの建物が立ち並んでいました。

Img_54907

神楽殿の巨大な注連縄 (しめなわ) 

ここは、出雲大社でナンバーワンの撮影スポットになっています。

日本最大、大迫力の巨大な注連縄は、長さ14メートル、最大周囲8メートル、重さがなんと5.2トン!凄すぎます。

Img_54977

境内にある大国主命大神の像 (ムスビの御神像) 

この一帯のオブジェは、大国主命大神が結びの神となる場面、因幡のシロウサギを助ける場面という神話の名シーンを表現しているとのこと。

Img_55227

出雲大社 大鳥居の直ぐ近くにある 「竹野屋旅館」 

ここは、知る人ぞ知る、山下達郎さんの奥さん、竹内まりやさんの実家です。明治10年創業の老舗旅館で、竹内まりやさんは、四代目社長の娘さんとのこと。因みに、今は六代目社長が引き継いでいるとか。

Img_55237

出雲蕎麦とおにぎりのセット (1100円)

神門通りにある出雲蕎麦の名店は、どこも混雑状態。仕方なく少し離れたところにある食堂でいただいてきました。出雲蕎麦は、割子蕎麦が基本。蕎麦の香りが高くて美味かったです。出雲蕎麦は、日本三大蕎麦の一つとして知られているそうです。

|

2023年10月13日 (金)

宮島・弥山 (広島県廿日市市)

昼食後、世界遺産・宮島信仰の聖地 弥山 (みせん) に向かう。宮島の最高峰 (535メートル) の弥山は、約1200年前に弘法大師空海によって開基されました。手つかずの原始林が今も残る厳島神社の背後に展開する弥山は、奇跡の空間といえるでしょう。

Img_53867

ここから、紅葉の名所 紅葉 (もみじ) 谷公園内を10分ほど登ると、宮島ロープウェイ紅葉谷駅に到着する。

Img_53877

ロープウェイから獅子岩駅を望む

紅葉谷駅から二基のロープウェイを乗り継いで獅子岩展望台へと向かう。驚異の空中散歩。まるで空を歩いているかのように、瀬戸内海の島々や原生林の眺めが楽しめます。

Img_53897

獅子岩展望台から弥山山頂を望む

厳島神社の背後に展開する手つかずの原生林は、世界遺産と同時に天然記念物にも指定されています。

ここから弥山山頂まで往復1時間の距離。一度谷底まで下ってから、山頂まで急な登りが続きます。往復1時間ですが、けっこう汗を絞られました。

Img_53957

山頂の手前にある霊火堂

この霊火堂の向かい側に弥山本堂があります。

Img_53937

これが霊火堂の中の 「消えずの火」  

弘法大師空海が修行のために使った護摩の火が、なんと、1200年以上たった今も燃え続けているという「奇跡の火」です。いやー、素晴らしい!感動しました。因みに、この火は、広島平和記念公園の「平和の火」の元火になっています。

Img_53967_20231012120001

山頂手前のくぐり岩

山頂手前で現れる巨岩が折り重なってできた通称 「くぐり岩」。 ダイナミックなスケールに圧倒される。

Img_54027

弥山山頂 (535メートル) に到着

巨岩・奇岩に圧倒されます。

Img_54037

広々とした弥山山頂  山頂の展望台から撮影。

謎の巨岩・奇岩が展開する霊峰 弥山山頂は、神秘的な空気が漂っていた。

Img_53927

弥山山頂から南側、周防大島方面を望む

遮ることのない360度の大パノラマは素晴らしい。海原に大小の島々が点々と浮かぶ瀬戸内海国立公園ならではの、穏やかな景色が一望できる。

Img_54047

弥山山頂から南東側、江田島方面を望む

下に見える建物は、ロープウェイの終点獅子岩駅。

瀬戸内海国立公園の多島美が一望のもと。弥山山頂は、瀬戸内海国立公園の絶景ポイントです。

Img_53447

本日は、ホテルに帰ってから近くにある  「エビスバー」 で、夕食がてらお酒をいただいてきました。やはり外せないのが「カキ」です。広島駅前店限定、殻付きカキのチーズ焼き、マヨグラタン焼き、コギール風などは絶品でした。美味かったです。

Img_53457

グラスビールとハイボールを数杯飲んだ後に、〆のパスタと殻付きカキのチーズアオサ焼きをいただいてきました。いやー、カキ尽くしで大満足です。(笑)

|

2023年10月 9日 (月)

宮島・厳島神社 (広島県廿日市市)

2日目は、日本三景の安芸の宮島を観光。国宝・世界遺産である厳島神社と弥山 (みせん) を巡るというゴールデンプラン。最初は、歴代の武将も信仰したという元祖パワースポット、厳島神社に行くことにしました。朝の9時頃ホテルを出発し、広島駅からJR山陽本線で宮島口へ。宮島口からはフェリーで厳島神社に向かう。

厳島神社の創建は、飛鳥時代。平安時代末期に平清盛が修造して現在の姿にしました。厳島神社の御神体は 島全体です。太古の昔から宮島は、 「神の島」 として崇められていたため、長い間 居住や農耕などが禁止されていました。なんと、今でも島にお墓はないのです。
Img_53637

フェリーから望む弥山 (みせん)   約10分で宮島桟橋に到着  

弥山は古くから 「お釈迦様の寝姿」 (お釈迦様の顔) と言われてきました。写真左が弥山山頂で、その右の鞍部が 「目」 、次が 「鼻」 その次が「口」 だそうです。そう言われて見ると、確かにお釈迦様の寝姿 (顔) に見えて来ましたね!(笑)

Img_53687

日本三景 (宮城 松島、京都 天橋立、広島 宮島) の一つ 安芸の宮島

厳島神社へは、観光桟橋の旅客ターミナルから歩いて10分くらいの距離です。

Img_54167_20231003175301

宮島桟橋の広場に立つ平清盛公の像

Img_53707

超定番の写真 満潮時で良かった!

瀬戸内海の青と大鳥居の赤のコントラストが美しい。これぞ日本三景・安芸の宮島!

Img_53727

国宝の 「東回廊」 

ここは、大鳥居が眺められる絶景ポイント。朱色の柱が連続して続くさまは美しい。

Img_53827

国宝の 「 火焼前 (ひたきまえ) 」

厳島神社で最も海に突き出た部分。境内屈指の撮影スポットになってます。

Img_53747

客神社 (まろうどじんじゃ) と厳島神社五重塔

まるで神社全体が海に浮かんでいるように見えます。素晴らしいの一言!

Img_53767

同じく客神社 (まろうどじんじゃ) と厳島神社五重塔

ここの右側に御本社の拝殿があります。拝殿前は、修学旅行の生徒たちと観光客で大混雑状態。近づくこともできなかったので、遠くから参拝してきました。やれやれ。

Img_54137

干潮時の大鳥居

弥山から下山してきたら、なんと干潮になっていました。ご覧の通り景色は一変。驚きました。

Img_54067

「宮島膳」 (2500円)

広島・宮島と言えば、外せないのがカキとアナゴです。そこで、カキ料理とあなごめしを一緒に味わえる 「宮島膳」 をいただいてきました。いやー、最高に美味しかったです。

|

2023年10月 5日 (木)

平和記念資料館 (広島県広島市中区)

平和記念資料館は、「一発の原爆によって無差別に多数の命が奪われた事実、命の重さ、核兵器の非人道性」 をコンセプトに2019年にリニューアルされました。 

ここは、非常に重い場所です。あまりにもリアル (見方によってはグロテスク) 過ぎるので、見終わると気持ちがどっと落ち込み、ブルーを通り越してブラックになります。人間誰しも被爆すれば、熱線で焼けただれた皮膚を全身から引きずって歩き、水を求めながら死に、生き残ったとしても全身がケロイド火傷になり、死を待つしかなくなるのです。このようなものに一切触れることなく、美しいものだけに囲まれて一生を送ることも可能でしょう。しかし、これらのことに目を背けず、リアルな事実に正面から向き合う事も必要なのだと思いました。

Img_54387

広島平和記念資料館入口

Img_54407_20231002102501

導入展示 『被爆前の広島、失われた人々の暮らし』

爆心地から半径2.5キロの街全体を投影し、被爆の前後をCGで見事に再現しています。たった一発の原爆で瞬時に焦土と化してしまう様子が真上から見ることができます。衝撃的で見応えがあり過ぎました。

オバマ元大統領と一緒にここを訪れたジョン・ケリー元国務長官は、 「最も衝撃的で心を動かされたCGだった」 と述べていたそうです。

Img_54447

『被爆の実相 (8月6日のヒロシマ) 』

いやー、ここは観るのが辛かったですね。言葉が出ませんでした!

Img_54477

同じく 『被爆の実相 (8月6日のヒロシマ) 』

ご覧の通り、半分以上は外国の方。なかには、嗚咽しながら観ている外国人女性の方もいました。気持ちはよく理解できます。

Img_54567

『被爆の実相 (被爆者・魂の叫び) 』

幼児から小・中学生の被爆者の遺品を遺影や被爆状況、残した言葉、家族の苦しみとともに紹介。このコーナーも涙なくしては観ることができませんでした。

Img_54437

同じく 『被爆の実相 (被爆者・魂の叫び) 』

小・中学生の血で染まり切れ切れになった服が展示されていました。(涙)

Img_54507_20231005093601

『被爆の実相  (熱線・放射線による被害)  』

黒い雨・ブラックレイン

『 炎から逃れる人々の上に黒い粘り気のある雨が降りました。 傷ついた人々は黒い雨に打たれながら、乾いた喉を潤すために雨粒を飲み込みました。 この黒い雨は放射能を帯びていました。』

Img_54537_20231005093601

『被爆の実相  (熱線・放射線による被害)  』

猛烈な超高温の熱線によって融けた一升瓶やガラス容器、変形した金属の容器や自転車などが展示されていました。

Img_54637

オバマ元大統領のメッセージと自らが折った鶴 二羽

ここで、安倍元首相と共に核兵器廃絶に向けたメッセージを記したとのこと。

|

2023年10月 3日 (火)

原爆ドーム・平和記念公園 (広島県広島市中区)

先週、2泊3日で広島・島根を旅行してきました。三つの著名な世界遺産、国宝と人気の観光地を巡るという風の向くまま、気の向くままの一人旅。広島・島根には必見の世界遺産や歴史ある神社、外せない名物やグルメが盛りだくさん。JR広島駅前の相鉄フレッサインホテルにステイして、観光の王道コース巡ってきました。爽快な達成感と満足感のオンパレード。天候にも恵まれ、秋の旅を満喫してきました。でも、いつものように、かみさんは 家でネコとお留守番です。(笑)

1日目、仙台空港 → 広島空港 (リムジンバス) →JR広島駅→平和記念公園・平和記念資料館 → 相鉄フレッサインホテル広島駅前に泊。 2日目、JR広島駅 (JR山陽本線・フェリー) → 宮島・厳島神社 → 弥山 (みせん) ハイキング → 相鉄フレッサインホテル広島駅前に泊   3日目、広島駅前 (レンタカー) → 出雲大社 → 稲佐の浜 → JR広島駅 (リムジンバス) → 広島空港 → 仙台空港

広島空港から約50分、リムジンバスで やっとJR広島駅に到着。駅のコインロッカーに荷物をデポしてから、広島電鉄の路面電車で原爆ドーム・平和記念公園に向かう。

Img_53507

まるで地下鉄のような路面電車 

広島市内を走る広島電鉄の路面電車は 市民の足。移動の基本になっています。

Img_54627

広島平和記念公園、中心部全景  資料館二階から撮影

正面奥から原爆ドーム、原爆の子の像、平和の火、原爆死没者慰霊碑

この辺りは、かつて広島市随一の繁華街で、約1300世帯 4400人が暮らしていました。しかし、あろうことか、一発の原爆で全員が死亡。一帯は焦土と化した。その後、昭和30年に恒久平和を祈念する公園として再生されました。 写真の原爆戦没者慰霊碑のところにある「平和の灯」は、この世から核兵器が無くなるまで燃え続けているという・・・・・しかし、もはや核兵器がこの世から無くなることは、政治的にも物理的に不可能。では、このようなことを二度と繰り返さないためにはどうしたらいいのか??議論を尽くして真剣に考えなければならないと思いました。

Img_54357

原爆死没者慰霊碑

わたくしも手を合わせて祈りを捧げてきました。中央にある石室の碑文には、 「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」 と刻まれています。

Img_54187

世界遺産、原爆ドーム

大正時代のモダンな建物が原爆により一瞬で大破! まさに 「被爆の惨禍を伝える歴史の証人」 。世界遺産に最も相応しいと思いました。

Img_54207

南東方向から見る原爆ドーム

外からの見学は自由にできますが、厳重に柵で囲われているので入場は一切できません。

Img_54257

南側から見る原爆ドーム

Img_54657

被爆前のハイカラな洋館、旧広島県産業推奨館

Img_54737

ほぼ同じ位置から撮影した原爆ドーム (旧広島県産業推奨館) 

原爆は、旧広島県産業推奨館のほぼ真上で爆発したため、職員は全員が即死。猛烈な熱線と爆風のため遺骨も残りませんでした。

124gtf7

原爆ドームから南東に約160メートル離れたところにある爆心地の説明板。

修学旅行の生徒たちが真剣にメモをとっていた。ここの上空600メートルで原爆が炸裂。未曾有の大惨事になりました。

Img_54697

元安橋のたもとにあるレストハウス

被爆前の面影を残す唯一の建物を改修・復元して現在の姿になりました。地下室は、被爆した当時のままの状態で残されていて、自由に見学ができます。一階はグッズショップ。二階、三階は資料館になっています。

Img_54667_20231005091801

レストハウス資料館にて

被爆前の中島地区 (平和記念公園) が模型で再現されていました。黄色丸が現在地 (レストハウス) 、黒丸が旧広島県産業推奨館、赤丸が爆心地。正面が元安川と元安橋。

|

« 2023年9月 | トップページ | 2023年11月 »