南蔵王 屛風岳 (宮城県蔵王町)
少し前ですが7月21日に、蔵王エコーライン刈田峠から屏風岳~水引入道分岐まで登ってきました。 当初は、杉ヶ峰(1745m)~屏風岳(1817m)~南屏風岳(1810m)~不忘山(1705m)を往復する予定でしたが、雨のため屛風岳の先、水引入道との分岐あたりで撤退。 朝方は、曇り時々晴れのまずまずの天候で、涼しく絶好のトレッキング日和でしたが、屛風岳に着いた頃から分厚い雲が覆いはじめて、あっという間に本格的な雨。雨の中不忘山まで行ってもつまらないと思い途中で引き返してきました。涼しさもあり快調に登っていたのですが残念でした。
今回のトレッキングの一番の見どころである芝草平や杉ヶ峰周辺には、多くの高山植物の名花が咲いていました。次回で紹介したいと思います。
刈田峠発 (7: 30)~杉ヶ峰~芝草平~屛風岳~水引入道分岐着 (10: 15) の往復、刈田峠着(13:30) 休憩含む。約6時間のトレッキングでした。
刈田峠の登山口
朝方は青空も広がっていました。
刈田峠から登山道に入ると雄大に広がったアオモリトドマツの林が展望できる。
これらのアオモリトドマツは、冬の蔵王の名物である樹氷原となり多くのスキーヤーやスノーボーダーを楽しませてくれます。
前山あたりから望む刈田岳 (1758メートル)
ハイラインによって何箇所も登山道が寸断されているのがよく分かります。
杉ヶ峰(1745m)山頂に到着
展望は全くダメでしたが、まだなんとか青空が見えました。
標高1652メートルの高層湿原 「芝草平」 に到着
ご覧の通り、だんだんと雲行きが怪しくなってきました。
芝草平にて
まだ6~7分咲きという感じでしたが、キンコウカなどが咲き乱れていました。
芝草平にて
木道があるのはここまでです。昔 (40年くらい前) までは、この先も登山道が続いて芝草平を縦断し林道まで行くことができました。しかし、植生保護のため廃道になり立ち入り禁止になりました。非常に良いことですね。一度失った自然は元に戻りません。
屛風岳 (1817メートル) 山頂 こんな感じで展望は全くダメでした。
山頂で休んでいると雨がポツリ、ポツリと降ってきました。晴れていれば、仙台市街地や太平洋まで見渡せるのですが残念。
宮城県側から見た屛風岳の東側斜面 (ネットより拝借)
屛風岳は蔵王連峰の最高峰 熊野岳 (1840メートル) に次ぐ標高の山。屛風岳の名は、東側斜面が切り立った崖になっていて屏風のように見えることに由来します。
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