「ポンペイ展」 (仙台市青葉区)
先週、仙台市美術館で開催中の「ポンペイ展」に行ってきました。平日にもかかわらずメインの駐車場は、ほぼ満車状態。人気の高さがうかがえます。地元仙台、宮城ナンバーの車はもちろん多いですが、山形、岩手、福島ナンバーの車もけっこうありました。
この 「ポンペイ展」 は、ポンペイから発掘された膨大な遺物を収蔵するナポリ国立考古学博物館の全面的協力のもと、1月に東京国立博物館で開催。その後、京都、宮城、福岡と巡回して、宮城県仙台市美術館の次は、10月12日から福岡の九州国立博物館で開催されます。
壁画、彫像、工芸品などの傑作から食器、調理具、食材などの日用品にいたるまで、ほぼ全てと言ってもいいほどの発掘品が展示されていました。出品数は、なんと日本初公開を含む約150点以上! 「ポンペイ展の決定版」 と言っても過言でないです。いやー、本当に見応えがありました。しかも、なんと、全ての展示品が 「写真撮影OK」! いやー、最高に素晴らしかったです。
美術館内にて
西暦79年10月17日 (最近の研究で噴火した日が特定された) 、イタリア・ナポリ近郊のヴェスヴィオ火山で大規模な噴火が発生。多数発生した火砕流は、人口約2万人の都市ポンペイを厚さ6メートルもの火山灰で埋没させました。 「タイムカプセル」 状態となり封印されたポンペイは、まさに奇跡の街となったのです。
ポンペイの至宝、モザイク画の最高傑作 「アレクサンドロス大王のモザイク画」
残念ながら本物ではありません。本物は去年修復されてナポリの国立考古博物館にあります。 このモザイク画は、アレクサンドロス大王がペルシャ軍と戦う 「イッソス戦い」 を描いたもので、ポンペイの大邸宅 (ファウヌス家) の床に描かれていたものです。大きさは、なんと横5.8メートル、縦3.1メートル、300万個以上のモザイク (石片やガラス片) が使われているそうです。
初めて世界帝国を打ち立てたアレクサンドロス3世 (アレクサンドロス大王)
美術館の1階ロビーの床に、原寸大のモザイク画が再現されていました。観れば観るほど素晴らしですね!
ペルシア軍のダレイオス3世 (ダリウス3世 )
アレクサンドロス3世は、30万人の軍勢を率いるペルシアのダレイオス3世を たった4万人の軍勢で打ち破りました。まるで桶狭間の戦いの織田信長みたいですね!
至宝 黒曜石の杯
黒曜石の塊を丸彫りし、くり抜いて作ったそうです。さらに、ラピスラズリや孔雀石、サンゴ、金の象嵌などで装飾してあります。いやー、素晴らしい。あのガラスのような黒曜石を丸彫りするなんで信じられないです。まさに奇跡の杯。
「悲劇詩人の家」 の一部を再現したもの。フレスコ画が素晴らしいです。
ポンペイ展では、富豪が住んでいた3つの豪華な大邸宅に注目します。ヘレニズム美術屈指のモザイク画などで有名な 「ファウヌスの家」 、ローマのもとでの繁栄を象徴する「竪琴奏者の家」、多数のフレスコ画や彫像で知られる 「悲劇詩人の家」 です。
女性犠牲者の石膏像
今回は1体だけ展示されていました。降り積もった火山灰によって、真空パックされた遺体が腐り炭化して空洞化した所にコンクリートを流し込むことで、亡くなった当時のままの姿が復元されています。
「ファウヌスの家」 で発見された 「踊るファウヌスの像」
「ファウヌスの家」 のアトリウムを飾る象徴的な像だったそうです。いやー、実に陽気で、リズミカルで、楽しそうな像でした。
エメラルドと真珠母貝のネックレス
こちらは、「竪琴奏者の家」で発見されたもの。金もふんだんに使われています。ため息がでるほど素晴らしいですね。
エメラルドの眼をした黄金のヘビのブレスレット。
こちらも「ファウヌス家」で発見されました。ウロコの質感がリアル。今でもジュエリーとして通用しそうです。
ヘビ形のブレスレット
こちらも「ファウヌス家」で発見されました。ヘビの表情といいウロコといい、リアルです。やっぱり「金」は最高ですね!(笑)
炭化したパンとイチジク、干しブドウ、キビ
作りたてで焼き上がった状態で店頭に並んでいたのでしょう。今見ても、ふっくらとしてパンの質感が伝わってきます。とても2000年前のパンとは思えませんね。 ポンペイ展のグッツ売り場には、このパンをデザインしたクッションなどが多数売られていました。
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