大谷 (おおや) 資料館・大谷寺・平和観音 (栃木県宇都宮市大谷町)
那須高原ホテルビューパレスに泊まった翌日は、那須ロープウェイで那須岳に登った後、宇都宮市大谷町方面へドライブして来ました。今日のドライブは、運転が得意なかみさんに任せることにしました。わたくしは、助手席でウトウトです。(笑)
大谷資料館、大谷石の地下採掘場跡と地上部分の資料館からなる施設。
一般的な資料館というイメージからは想像出来ないくらい大規模な施設です。外側からは普通の建物に見えますが、中には地下に降りる石の階段があり、まるで、エジプト王家の谷にあるツタンカーメンの墓に入って行くような感覚になります。もちろん、ツタンカーメンの墓には入ったことはありませんが!(笑)
資料館内にある入口から続く階段を降りて行くと、広さ2万平方メート、深さ平均30メートルの神秘的な巨大空間に圧倒されます。
採掘場の跡地は、まるで巨大な地下神殿の景観。エジプトのピラミッドの内部や映画 「インディ・ジョーンズ」 に登場する古代遺跡のようでした。いやー、久々に凄かったです。感動しました。
ここでは、大谷地区の地質や大谷石の採掘の歴史、大谷石利用の歴史などを紹介しています。そのためか、大型バス数台で来た小学生の見学者も沢山いて、楽しそうにはしゃいでいました。 「コロナはもう終わったのかなー!? GoToトラベルやGoToイートを強力に進めるべきだなー!?」 と思いました。
ここ大谷の幻想的な地下空間では、エンヤ、長渕剛、Xジャパン、B'Z、グレイなどによるコンサートやプロモーションビデオの撮影が行われたそうです。また、「るろうに剣心」、「刀剣乱舞」、「妖怪大戦争」、「仮面ライダー」など多くの映画のロケにも使われたそうです。
810年に弘法大師空海が開いたと伝わる大谷寺。まるで、シルクロードの敦煌 (とんこう) やバーミアン渓谷を観ているようでした。素晴らしい!
大谷資料館から徒歩10分くらいのところにあります。
大谷石に覆われるように抱かれた古刹、大谷寺。
弘法大師空海が岩壁に刻んだという伝説が残る日本最古の大谷観音 (千手観音) や10体の石仏群は、国の特別史跡と重要文化財に指定されている。さらに、なんと、寺の裏側の岩陰には、縄文時代早期 (10,000年~12,000年) の遺跡があり発掘の結果、縄時代最古の人骨 (11,000年前) が発見されているのです。いやー、驚きました。この大谷寺岩陰遺跡からの出土品の一部は、宝物館で観ることができます。
本物の大谷観音 (千手観音)は、撮影禁止でした。寺にあった写真を見てください。
最近の研究では、造られた当時の大谷観音 (千手観音)は、金箔が押され黄金に光り輝いていたそうです。さらに、シルクロードのバーミアン石仏との共通点も多く見られることから、西域の僧侶が日本に来て彫刻したのではないか? と考えられているとのこと。
そうですか、アフガニスタンのバーミアンですか! 空海は遣唐使で中国の長安に留学しています。唐の時代の長安は、シルクロードの起点・終点 (正倉院が終点だという人もいます) で西域から多くの人や僧侶、物資が集まる国際都市でした。当然バーミアン (アフガニスタン) あたりから来た僧侶も多かったと思われます。長安に留学していた空海がバーミアン (アフガニスタン) の僧侶を日本に連れてきて大谷観音 (千手観音) を彫らせたとも考えられます。「空海が彫った、彫らせた」 という伝説は、真実かもしれませんね。夢が広がります。
高さ27メートルの平和観音像
第二次世界大戦の戦没者の慰霊と平和を願い、採石場の壁面に彫られた像で大谷町のシンボルになっています。 頭部付近には展望台があり階段を使って登ることができます。いい眺めでした。
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