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2019年11月

2019年11月28日 (木)

ジェイク・バートンさん死去

11月20日、スノーボードのパイオニアで「バートン・スノーボード」の創業者で会長のジェイク・バートンさんが亡くなりました。なんと65歳という若さでした。ガンによる合併症が死因だったそうです。いやー、非常にショックを受けました。残念でなりません。心よりお悔やみ申し上げます。

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スノーボードのパイオニア、ジェイク・バートンさん。

知名度もなく、指導者もいない、もちろんスクールも解説書なかった1970年代、全くの「無」の状態で未来は見えなかった。 スノーボードは、スポーツと呼べる段階ではなかった。 こんなスキー場の厄介ものでしかなかったスノーボードを世界中に広め、オリンピック種目にまでした功労者の一人がジェイク・バートンさんです。偉大な方です。

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初期のスノーボード

スノーボードは、1970年代 アメリカの片田舎で生まれた。その根底にあるのは、自由と自然体、自己表現など独特のライフスタイルであった。その短い歴史の中で既存の価値観や偏見と闘い、その精神を守った。そして、たった25年で世界中に広まり、今日の姿へと進化し、オリンピック種目にもなった。

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初期のスノーボードにはビンディングなどは無く、短く切った板にスリッパのようなものを取り付けてあるだけでした。

今日の自由に止まれて、自由に曲がれる板やビンディングを考案、造ったのがジェイク・バートンさんでした。
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若かりし頃のジェイク・バートンさん

バックカントリー スノーボードを最初に考案したのもジェイク・バートンさんでした。当時は、ビックマウンテン スキーとかビックマウンテンボードとか呼ばれていました。

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2019年11月21日 (木)

東北歴史博物館 「蝦夷展」 (宮城県多賀城市)

先週、特別展 「蝦夷ー古代エミシと律令国家ー」 を観てきました。これは、東北歴史博物館開館オープン20周年と、宮城県多賀城跡調査研究所設立50周年を記念する特別企画展です。見た感じかなり力が入った企画展でした。いや~見たごたえがありました。素晴らしいです!

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パンフレットより

『1,300年ほど昔,古代東北の地には律令国家の支配に属さない「蝦夷(エミシ)」と呼ばれた人々が暮らしていました。律令国家の歴史書には,蝦夷は反乱を繰り返し,天皇を中心とする強大な律令国家が彼らを征討する様子が書かれています。しかし,発掘調査の結果,律令国家との活発な交流の様子もわかりました。さらに最近の研究によって,律令国家の人々とは大きく変わらない生活を営んでいた一方で,墓の様相では律令国家と一線を画するなど,蝦夷の多様な生活と文化がわかってきました。   蝦夷とは何か。最新の考古学の発掘調査成果と古代史学の研究を集大成し,律令国家の形成・発展・衰退のなかで蝦夷と律令国家との軋轢(あつれき)と交流の実像に迫ります。1,300年の時を経て,古代東北の地に生きた「蝦夷」が,今ここによみがえります。』

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東北歴史博物館 蝦夷展 入口付近

古代東北の蝦夷 (エミシ) は、北海道のアイヌとは異なり、古代東北地方で暮らしていた人々です。彼ら蝦夷 (エミシ) の真の姿と生活様式、さらに律令国家 (大和朝廷) との関係を明らかにするのが、今回の特別展のメインテーマです。

蝦夷 (エミシ) は、単なる狩猟・採集民族ではなく、米を作り作物栽培も行い、「蝦夷の刀」として有名な「蕨手刀 (わらびてとう) 」を造り出す高度な製鉄技術も持っていました。さらに、騎馬民族としての側面を持つ蝦夷 (エミシ) は、多くの馬産地を抱えており、海路を通じての交易も盛んだったのです。ただ律令国家 (大和朝廷) の手が届かない東北に住んでいたからこそ、蝦夷(エミシ)独自の体制を維持できたのでした。 中央集権化が進んだ大和朝廷 (律令国家) は、自らの支配を拡大すべく次第に東北へと進出するのも当然の帰結でした。激しい抵抗もあったようですが、東北は次第に大和朝廷 (律令国家) に同化され組み込まれて行くのです。

最近の発掘・研究により、蝦夷 (エミシ) の高度な文明が次第に明らかになってきたようです。

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館内は撮影禁止だったため画像を拝借。

これが蝦夷 (エミシ) の刀 「蕨手刀(わらびてとう)」 です。 復元したのも展示されていましたが、素晴らしい刀でした。日本刀のルーツとも言われていますね。柄頭 (つかがしら) 手で持つ部分の先が蕨の若芽ににているところから 「蕨手刀」 とよばれました。騎馬戦が得意だった蝦夷 (エミシ) 独特の刀だったとのこと。

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東北歴史博物館、史跡「多賀城」の隣にあります。

多賀城は、福岡県の太宰府とともに「遠の朝廷 (とおのみかど) として政治・軍事の拠点として栄えました。常時一万人が暮らす北の都でした。ミニ平城京と言ってもいいでしょう。平城京と同じ政務や儀式、蝦夷 (エミシ) の朝貢も行われていました。

東北歴史博物館はこちらをどうぞ。

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2019年11月11日 (月)

映画 「ジョーカー」Ⅱ

映画史に残るであろう、階段でのダンスシーンに使われている曲は、なんと、極悪人・狂人のグラムロッカー、ゲイリー・グリッターの「ロックン & ロール PART 2」でした。いやー、これには心底驚かされました。 でも、よく考えると狂人と化したジョーカーには、ぴったりフィットした曲です。(笑)  ちなみに、ゲイリー・グリッターは、児童売春、児童への性的虐待で繰り返し逮捕されている狂人です。やれやれ(笑)

この階段でのダンスシーンは、いつまでも心に残ります。忘れがたいです。

ゲイリー・グリッター 「ロックン & ロール  PART 2」 皆さんも見てください。

ゲイリー・グリッター 「ロックン & ロール  PART 1・PART 2」 

1970年代、極悪人のゲイリー・グリッターでしたが、そこそこ人気はありました。もちろん、デビットボウイやTレックスのマーク・ボランほどではなかったですが・・・・(笑)

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2019年11月 9日 (土)

映画 「ジョーカー」

先週見てきました。バットマンの宿敵である悪役ジョーカーの誕生を独自の解釈で描いた映画です。世界中で大ヒットしているそうですが、大いに理解できます。今年度を代表する一本になる映画でしょう。控えめに言っても傑作です。(笑) 絶対おすすめ!皆さん是非見てください!

1960年~1970年代にかけて盛んに作られた反体制的で暴力的な映画、いわゆる 「アメリカン・ニューシネマ」 の香りがプンプンする作品です。その 「アメリカン・ニューシネマ」 の傑作 「タクシー・ドライバー」 で主人公を演じたロバート・デ・ニーロが重要な役柄で出演しているのはご愛敬でしょうか?(笑)

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舞台は、バットマンでおなじみのゴッサムシティ。そこで社会問題となっている格差・貧富の差は、現代のわれわれの世の中を反映しているかのようだ・・・・映画は、大道芸人のアーサー (ジョーカー) の虚無でつらくい日々を積み重ねていく・・・・・

極度に緊張すると笑いが止まらなくなる精神障害を持っているアーサー、その泣きながら笑っているような病的な表情に心が痛む!  

衝動的な殺人事件を起こし心の中に秘めた何かがはじけ、日常のすべてから解放された後の階段でのダンスシーンは、映画史に残る名シーンでしょう!いつまでも心に残ります。 なんでもロケに使われたこの階段には、ファンが押しかけて写真や動画を撮りまくっているそうです。やれやれ聖地になっていますね。(笑)

予告編です。

なんと、アーサー (ジョーカー) と少年時代のバットマン (ブルース) が出会うシーンもあります。なんか、ほのぼのとしましたね。(笑)

ラスト近く、燃えるゴッサムシティ、ジョーカーがパトカーで連行されるシーンに流れるのは、クリームの名曲「ホワイト・ルーム」でした。いゃー、これには驚きました。まさに、ジョーカーの心情をあらわしているかのような歌詞です。さすがだと思いました。素晴らしいです。

駅の近くの白い部屋
黒いカーテンがかかってる
黒い屋根の街並みの
うらぶれた田舎町
そこにいるムクドリも
本当に疲れ切ってる
お前の黒い瞳の中の
輝いてる月の光を
銀色の馬が駆けてった
出て行くお前のその上に
夜明けの光が差している
本当にいい眺めだよ
日の光の入ってこない
この場所で待ってるよ
影さえも消えて見えなくなるような
そんな場所で待ち続けるよ

クリームは、エリック・クラプトン(G.Vo)、ジャク・ブルース(Bs.Vo)、ジンジャー・ベイカー(Ds) のスリーピースバンドで、結成は1966年。 活動期間は わずか3年でしたが、ロック史に残るスーパーバンドです。

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2019年11月 7日 (木)

「スターウォーズ展」 (品川区天王洲アイル)

浅草のホテルに一泊した翌日は、かみさんと浅草寺あたりを散策した後、別行動になりました。スターウォーズにはほとんど興味がないかみさんは、上野の東京都美術館で開催している 「コートールド美術館展ー魅惑の印象派ー」 を見に行き、スターウォーズ大好きのわたくしは、品川区天王洲アイルでやっているスターウォーズ展を見に行くことになりました。

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入り口にて。料金は 3,500円とちょっと高いです。やれやれ(笑)

今回のスターウォーズ史上最大規模の展示品は、一括してロサンゼルスに建設中のルーカス・ミュージアム・オヴ・ナラティヴ・アート (ジョージ・ルーカスの美術館) に収蔵されるため、日本では最後の展示会になるそうです。スターウォーズシリーズの最後の映画「エピソード9」が公開されるタイミングなので是非見に行きたいと思っていました。

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今回のスターウォーズ展では一貫して「アイデンディティ」に焦点が当てられています。正式名称が「スター・ウォーズ アイデンティティーズ、ザ・エキシビション」なので当然と言えば当然なのですが・・・・・かなり心理学的要素が強すぎて主人公たちのようにある種の精神医学的障害の一種になりそうでした。(笑)

入館するとIDブレスレットを渡されます。これこそ今回の展示会のテーマです?? あちこちに設置されたインタラクティブ・スペースで質問に答え このブレスレットをタッチすると、最終的に自分オリジナルのキャラクターが完成するという、なんだかよく解らないものでした。(笑)

『世界中で200万人以上を魅了してきた 「スター・ウォーズ」 の大展覧会が、日本に上陸!!間近に迫る貴重な展示品の数々に、映画の感動と興奮がよみがえる。「スター・ウォーズ」史上最大規模の展覧会、ついに開幕!1978年の映画日本初公開から、41年――。本年12月に公開される最新作で、スカイウォーカー家をめぐる物語 「スター・ウォーズ」 がついに完結します。この歴史的なタイミングを前に現在開催されているのが、「スター・ウォーズ アイデンティティーズ」 です。本展には、映画で実際に俳優たちが着用した衣裳や、作中で使用された小道具、模型、キャラクターの設定を決めるために描かれたコンセプト・アートなど、制作過程を辿れる貴重な展示品が約200点ものボリュームで展示されます。また、これらの展示品は今後、ロサンゼルスに設立されるLucasfilm museumに収蔵されるためこれだけの規模の展示品を見ることができるのは、日本では最後の機会となります。』

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ミレニアム・ファルコン!! いやー、素晴らしい!!

カリフォルニアのディズニーランドにオープンした映画 「スターウォーズ」 をテーマにした大型エリア 「スターウォーズ、ギャラクシーズ、エッジ」 には、なんと実物大の (本物の) ミレニアムファルコンがあります。さらに、フロリダのディズニーランドには、スターウォーズ・ホテルもオープン予定です。いやー、羨ましいかぎりです。東京ディズニーランドにも、近い将来できないですかね?(笑)

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「C-3PO」と「R2-D2」のドロイドコンビ、もちろん映画で使われたホンモノです!

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銀河帝国の悪の化身ダース・ベイダー (アナキン・スカイウォーカー)

スターウォーズ エピソード1~3は、ダース・ベイダー誕生の物語でした。

PR動画です。見てください。

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2019年11月 4日 (月)

東京国立博物館「正倉院展」 (台東区上野)

10月下旬、かみさんと一泊二日で東京に行ってきました。埼玉県の朝霞市で用事を済ませてから東武東上線で池袋に行き昼飯を食べたあと、上野の東京国立博物館で開催している正倉院展を見てきました。1300年という時空を超えてなお輝き続ける宝物の美しさに大感動しました。素晴らしい!!

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なんと、平日にもかかわらず入館40分待ちという長蛇の列ができていました。人気の高さがうかがえます。やれやれ(笑)

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御即位記念特別展 正倉院の世界—皇室がまもり伝えた美— !

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正倉院展のパンフレット

『正倉院は、奈良県奈良市の東大寺大仏殿の北北西に位置する、校倉造(あぜくらづくり)の大規模な高床式倉庫。聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめとする、天平時代を中心とした多数の美術工芸品を収蔵していた建物で、1997年(平成9年)に国宝に指定され、翌1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている』

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前期の目玉は、8世紀に造られた古代西域の工芸美術の最高傑作で唯一現存する「螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」です。もちろんこれはレプカです。レプリカといっても本物と同じように作られました。時空を超えた緻密で華麗な装飾に息をのむ!! 感動ものです。皆さんも是非見に行って下さい。 本物はすべてが撮影禁止だったため、この辺くらいしか撮影できませんでした。(涙)  

最新技術を駆使した修復作業やレプリカ制作過程の緻密な紹介映像にも興味をそそられました。

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ここ最後の展示室では、一部原寸大で再現された正倉院宝庫やレプリカの琵琶などが見ることができます。なんと、ここだけが撮影可でした。やれやれ(笑)

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『皇室が守り伝えた悠久の美、正倉院の至宝と法隆寺献納宝物の代表作を、前期・後期で大幅に作品を入替えて披露する、正に令和元年ならではの特別展』 

60代~70代,80代のシニアを中心に大盛況でした。

 

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