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2015年7月12日 (日)

岩手山 Ⅱ(岩手県滝沢市)

宮沢賢治は、岩手山のことをわざわざ「東岩手火山」とよびました。地質学者でもあった賢治らしくて、まことに微笑ましいです。(笑) 岩手山は、古い時代に噴火してできた西岩手外輪山に比較的新しい時代の噴火により標高を高くした東岩手外輪山が覆いかぶさるようしてできた山だそうです。薬師岳と呼ばれる東岩手外輪山の最高点が岩手山の最高点(2038メートル)になります。

Img_5436東岩手外輪山から見る中央火口丘(妙高山)。その回りには、火口跡が大きく口を開けていました。   賢治は、「東岩手火山」という詩で、このように表現しています。------------------------------------------------------------------------------------------------ 

月は水銀、後夜(ごや)の喪主
火山礫は夜の沈殿
火口の巨(おお)きなえぐりを見ては
だれもみんな愕(おどろ)くはづだ
(風としづけさ)
いま漂着薬師外輪山
頂上の石標もある
(月光は水銀 月光は水銀)

       (後略)
     
 (宮沢賢治『春と修羅 第一集』 より)

この詩は、賢治が花巻農学校の教師をしていた頃、生徒たちと一緒に岩手山登山をしたときの様子が描写されています。 賢治と生徒たちが未明に登山し、星座を観察し、外輪山(お鉢巡り)を回ってご来光を見る様子が描かれたています。少し難解な部分もありますが、わたくしのお気にいりの詩です。 みなさんも読んでみて下さい。ただし長いですよ。(笑)  「東岩手火山」はこちらです。

Img_5374_2岩手山八合目、標高1800メートル付近から望む。鞍掛山の向こうには広大な牧場(小岩井農場)が広がっています。牧場の左側一帯は、陸上自衛隊の演習場になっています。-----------------------------------------------------------------------------

Img_5839しばらく下ってきて、標高1300メートル付近から望む。 正面に鞍掛山が綺麗に見えます。その向こう側に見えるのが早池峰山です。-----------------------------------------------------------

Img_5505山頂付近、登山道脇のコマクサ。 高山植物保護のため山頂一帯は、登山道以外立ち入り禁止になっています。--------------------------------------------------------------------

Img_5467コマクサとタカネスミレ(黄色い花)。 これらの花は、他の植物が生えることができないような標高の高い砂礫地帯、しかも強風地帯に好んで根ずくそうです。

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