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2014年3月25日 (火)

高原

   海だべがど、おら、おもたれば

   やつぱり光る山だたぢやい

   ホウ

   髪毛(かみけ) 風吹けば

   鹿(しし)踊りだぢやい

宮沢賢治 「春と修羅 第一集」より   わずか5行の短い詩ですが、人気の高い詩です。

Img_2124花巻市の観光ポスター。  賢治が学生時によく通った、北上高地 (準平原) の種山ヶ原の情景を詩にしたものです。 種山ヶ原は、年中風が吹いているところで、「風の又三郎」の舞台にもなったところです。風で髪の毛がボサボサになったら、まさに、鹿踊り (ししおどり) の髪の毛みたいですね。(笑)

Cimg1271種山ヶ原 山頂付近。この日も山頂付近は、風が強かった。   
賢治、啄木をこよなく愛した岩手県出身の小説家 須知徳平 (第一回吉川英治賞受賞作「春来る鬼」で知られる) は、「海だべがど、おら、おもたれば   やつぱり光る山だたぢやい 」という賢治の詩は、本当だったんだ!と幼心に思ったそうです。 小学生のころ盛岡に住んでいた須知は、父の転勤で三陸の宮古に行くことになりました。北上高地を横断する汽車の中で須知少年は、初めて見る海に感動して、「海だー!海が見えるべ!」と叫んだそうです。生まれて初めて見る海。しかし、母は笑ってこう言ったそうです。「ここはまだ山の中よ、海が見えるまで1時間以上もあるのよ 」と。。。。。「西日が差してきて、海に見えたそれは準平原の稜線に変わった」。。。。。。#岩手の三陸を舞台にした「春来る鬼」は、小林旭の初監督作品として映画化されています。こちらをどうぞ。


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