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2013年7月25日 (木)

種差(たねさし)海岸 (青森県八戸市)

昨日、森県八戸市と岩手県久慈市方面をまわってきました。東北地方内陸部は、分厚い雲が重く垂れ込め雨模様でしたが、三陸海岸北部は薄曇りで時折晴れ間も現れるという、まずまずの天候でした。    さて、環境省では、今年5月に「三陸復興国立公園」を創設し、「グリーン復興プロジェクト」を進めております。そのプロジェクトの一環として、青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸地域 全長約700kmにも及ぶコースをロングトレイル (みちのく潮風トレイル) として整備することを計画しております。 # 環境省「みちのく潮風トレイル」の公式サイトはこちらです。
Img_0885三陸復興国立公園 種差海岸。   トレイルとは、山岳地帯や森林、海岸、里山などにある「歩くための道」を指す言葉です。歩いて旅することにより、普通の旅ではなかなか見ることができない、自然の景観や風景、歴史、文化の奥深さを知り、肌で体験することのできるのです。
Img_0877種差海岸遊歩道の案内板。 青森、岩手、宮城、福島の各市町村ごとにある遊歩道やトレッキングコースを、一本のロングトレイルとしてつなぎ、整備する壮大な計画であります。完成が楽しみですね。    ロングトレイルのスルーハイク(完全踏破)というスタイルは、アメリカのバックパッキング文化の中で発展してきました。ロングトレイルとして有名なのは、アメリカの自然保護の父と言わる「ジョン・ミューア」にちなんで命名された、「ジョン・ミューア・トレイル」ですね。これは、カリフォルニア州のシェラネバタ山脈を貫く、全長350キロメートルのロングトレイルであります。
Img_0891「みちのく潮風トレイル」の出発点となる青森県八戸市蕪島。 今は陸つづきの島で、中央には蕪島神社があり参拝できます。この島はウミネコの大繁殖地として有名ですね。そのため、なんと、参拝するときは「傘」が必要なのです。なぜなら、ウミネコの糞が上空から降ってくるからです。(笑) でも、ご安心下さい。入口の鳥居には多数の傘が用意されています。(笑)
Img_0883広大な白浜海岸。このあたりは、白い砂浜と低い海岸段丘の岩礁地帯が交互に現れて、歩く者を飽きさせないですね。また、このあたり一帯は、海岸植物などが豊富で、ニッコウキスゲ、ハマナス、スカシユリ、エゾカンゾウ、ノハナショウブなどが咲き競うそうです。
Img_0874白岩。 この辺りは、遊歩道として整備されていて、快適に歩くことができます。-------------------------------------------------------------
Img_0886種差天然芝生地。 なんと、芝原が海岸の岩礁まで迫っています。素晴らしい景観です。なぜか海外の風景を思わせますね。(笑)    作家で歴史家の司馬遼太郎は、「街道を行く ー陸奥のみちー」で、こう書いています。 「午後二時十分、種差海岸に達した。 (中略) この海岸の明るい陽光の中に立っていると、とてもそういうことが想像できなかった。むしろ、どこかの天体から人がきて地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした。」 と。

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