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2013年6月

2013年6月29日 (土)

お花見 (朝日連峰 大朝日岳)

Img_0759絶滅危惧種のヒメサユリ (オトメユリ)。 野生種は、東北南部の山岳地帯でしか見ることができない貴重な花であります。 こちらは、銀玉水(ぎんぎょくすい)手前付近で撮影しました。------------------
Img_0671_2同じく ヒメサユリです。 古寺山付近で撮影しました。こちらは、花の色が、桜みたいに淡いピンク色をしてますね。---------------------------------------------
Img_0739ヒナウスユキソウ。 昔、早池峰山で何回か見たハヤチネウスユキソウは、大きくて立派でしたね。 学生時代、北海道を放浪したときに滞在した礼文島で見たレブンウスユキソウは、小さい花でしたが、今でも印象深く、鮮明に記憶に残っています。
Img_0717大朝日岳山頂付近のヒナウスユキソウの大群落。 朝日連峰 寒江山の群落ほどではないですが、素晴らしかったです。-----------------------------------------------
Img_0760ハクサンチドリ。 登山家でもあり、植物に関しても豊富な知識を持っていた賢治は、高山植物にもかなり興味を持っていました。  『後者は しらねあふひ、ちごゆり、はくさんちどり等殆んど岩手山三合目の植物にして、実に之等二地が花巻と比較して年平均四度位低温なること及植物の垂直水平両分布を説明するものなり。』 宮沢賢治「修学旅行復命書」より 
Img_0728コイワカガミ。 岩場に生えることと、丸い葉を鏡に見立てたことが、名前の由来だそうですね。大朝日岳山頂付近の岩場に、ヒナウスユキソウと一緒にたくさん咲いていました。


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2013年6月28日 (金)

大朝日岳Ⅱ(山形県大江町)

#古寺山への登りの大きな雪渓は、すっかり無くなっていて、登山道も現れていました。20日前に登った時とは、状況が一変していましたね。驚きました。いゃー、すごいものです(笑)

曇りで、ガスが山域全体を覆い、何も見えない状況での下山でした。途中、雨もポツリ、ポツリと降ってきました。登山口に着いたころは、疲労と筋肉痛でぐったりでしたね。やれやれです。(笑) 前回と同じように、大井沢の「湯ったり館」で温泉に入り、汗と疲労を流してきました。ついでに、ビール好きのかみさんのために、オリジナルラベルの「大井沢ビール」(中身は月山地ビール)を買い、途中 寒河江パーキングで佐藤錦(サクランボ)を買って帰ってきました。
Img_0722_3大朝日岳山頂を望む。大朝日小屋が見えますね。  山頂はもうすぐだ! 久しぶりに5時間を超える登りでした。長かったなー!(笑) -----------------------------------------
Img_0726大朝日岳の肩にある大朝日小屋。 早くも、真っ黒というか赤銅色に日焼けした管理人さんがいましたね。この山小屋は、山形県大江町で管理しいてるようです。------------------------------
Img_0732_2山頂への最後の登り。北側を振り返り見る。中岳、西朝日岳が見渡せます。幾くすじもの谷の雪渓と山肌のコントラストが美しい。-------------------------------------------
Img_0748大朝日岳(1870メートル)山頂にて。 山頂には誰もいませんでした。ちょっと寂しかったのですが、 涼しくて気分爽快でしたので、1時間近くのんびりしてきました。(笑) 下山するころになると、若い方(山ボーイ)が二人、空荷で登ってきました。ザックは、大朝日小屋に預けてきたとか。。。。。
Img_0719ヒナウスユキソウ。 大朝日小屋から山頂にかけけての斜面はヒナウスユキソウの大群落に覆われいました。いゃー、素晴らしい景観でした。--------------------------------------
Img_0751大朝日岳山頂から南側を望む。 足元から祝瓶山まで延々と登山道が続いています。 祝瓶山は、綺麗なピラミッド型の山ですが、ここから見ると、ピラミッド型ではなく、よく言えばマッターホルンに似ていますかね?(笑)------
Img_0746大朝日岳山頂から北東方面を望む。 ガスが立ち込めてきましたが、稜線沿いに、今登って来た登山道が見えます。こうやって見ると、長くて遠い道のりですねー。。。。感慨ひとしおです!


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2013年6月26日 (水)

大朝日岳Ⅰ (山形県大江町)

古寺鉱泉登山口から、登りは小朝日岳を迂回する巻き道を通り、下りは小朝日岳を経由してピストンしてきました。登りの時の天候は、薄曇りで時々晴れ、思ったよりも涼しくて、快調・爽快なトレッキングがきました。 下山時は、曇りでガス立ち込めてきてイマイチでしたが、登りの時だけでも、まずまずの登山日和で、非常にラッキーでした。   この日の山形の天気予報は、午前が曇り時々晴れ、午後になると曇りで雨。これは、午前中勝負だなーと思い、仙台の自宅を深夜の2時30分に出発し、5時から登りはじめました。  古寺鉱泉登山口(5:00発)→古寺山→(小朝日岳の巻き道を進む)→銀玉水(ぎんぎょくすい)→大朝日岳山頂(10:15着) 大朝日岳山頂(11:10発)→銀玉水→小朝日岳→古寺山→古寺鉱泉登山口(15:30着) (休憩含む) なんと、10時間20分のロングなトレッキングでした。(笑)  #Ⅱに続く・・・・・・・ 
Img_0667古寺山から小朝日岳を望む。雪渓がかなり縮小していました。  初めて通った小朝日岳の巻き道には、踏み跡のない急斜面の雪渓が展開していました。写真の右側に見える大きな雪渓です。見た目もそんなに急な感じではなく、雪も柔かく、踏み跡もしっかりついていると思いましたが、この考えが甘かったです。踏み跡もなく、雪も固かったのです。かなりの急斜面、滑落したら底まで落ちてしまいます。アイゼンを持ってきていなかったので、登山靴で何回も雪をキックして足場を確保しながら慎重にトラバースしました。やれやれです。(笑) かなり緊張を強いられましたね。そんなこんなで、下山時は、怖くて雪渓をトラバースする気が起きなかったので、小朝日岳を経由して下りてきました。
Img_0676_2巻き道後半から望む大朝日岳と中岳。 巻き道から見る景観は、かなり新鮮でした。------------------------------------------------------------
Img_0681_2小朝日岳南面に展開する黒倉沢の急峻な谷。雪渓が覆っていました。なんか氷河みたいですね。(笑)----------------------------------------------------
Img_0691巻き道は、熊超付近で合流している。そこから少し登ったあたりから振り返り見た小朝日岳。 南面が激しく切れ落ちている。崖みたいな小朝日岳への登山道は、左側のダケカンバの林の中に展開している。-----------
Img_0699銀玉水手前から大朝日岳を望む。右側に見えるのが銀玉水の雪渓てす。 ヒメサユリ(オトメユリ)は、ちらほら咲いていましたが、蕾が多かったですね。  銀玉水の雪渓は、かなり縮小していたので、アイゼンがなくても難なく登れます。 
Img_0704銀玉水 ちょい手前から望む大朝日岳。 Y字雪渓を抱く朝日連峰の主峰が圧倒的な存在感で迫ってきます。-------------------------------------------------
Img_0720大朝日小屋手前付近から中岳方面を望む。 朝日連峰の中には、最高の冷泉として有名な銀玉水(ぎんぎょくすい)がありますが、もう一つ、冷泉として有名な金玉水(きんぎょくすい)は、写真左側の登山道沿いにあります。


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2013年6月23日 (日)

「呼ぶ山」 -夢枕獏 山岳短編集-

「神々の山嶺」で知られる 夢枕獏さんの短編集であります。だいぶ前に買ったのですが、なかなか読む暇がなくて、やっと読み終わりました。(笑) 山岳幻想短編集というよりも、山岳ホラー短編集に近いかもしれませんね。(笑)  収録された8作品の中には、霊山としての神の存在や不可思議、不条理、闇、閉鎖性、畏敬、幽玄、幻聴、幻覚などのエッセンスがあふれています。また、登山シーンなどのリアリティや臨場感は絶妙です。  現在は、登山ブームであります。山は、カラフルでファッショナブルな登山ウェアに身をつつんだ山ガールや山ボーイが闊歩し、明るく、華やいで、開放的な雰囲気になってきました。おかげで、本来 山が持っている幽玄さや闇、閉鎖性などを忘れてしまいがちですが、この本を読むと、山は本来、畏敬の世界、不可思議な世界なのだと改めて思ってしまいます。 

Img_06568作品のなかで、一番お奨めなのが、ラストの「歓喜月の孔雀舞(パヴアーヌ)」ですね。この短編は、宮沢賢治の詩集「春と修羅 」をモチーフにしています。冒頭の部分には、エピグラムとして「春と修羅 」の中の詩「無声慟哭(むせいどうこく)」の一説を引用しています。

わたくしが青ぐらい修羅をあるいてゐるとき
おまへはじぶんにさだめられたみちを
ひとりさびしく往かうとするか   
信仰を一つにするたつたひとりのみちづれのわたくしが   
あかるくつめたい精進(しやうじん)のみちからかなしくつかれてゐて   
毒草や蛍光菌のくらい野原をただよふとき   
おまへはひとりどこへ行かうとするのだ  

さらに、各章ごとのタイトルには、「春と修羅」の中の有名な詩「原体剣舞連(はらたいけんばいれん)」から引用しています。  

序章  こんや異装(いさう)のげん月のした       
二章  青らみわたるこう気をふかみ   
三章  蛇紋山地に篝(かゞり)をかかげ         
四章  肌膚(きふ)を腐植と土にけづらせ   
五章  四方の夜の鬼神をまねき   
六章  月は射そそぐ銀の矢並   
終章  わたるは夢と黒夜神 

いささか、前置きが長くなってしまいました。(笑)  舞台は、岩手県の北上山地とネパールのヒマラヤです。ネパールで出会った男女は恋に落ちました。事故で女は死に、女に恋した男は、女の故郷 北上山地の奥にある村を訪ねます。訪れた村 (黒附馬牛村、なんか遠野物語の世界ですね!) で、男が見たものは。。。。。。。ヒマラヤと北上山系、ともに5億年前の地質の層、アンモナイト、螺旋、宮沢賢治、呪術、魂月法!  『遠い異国で出会い、恋し、そして死んでいったひとりの女性の生れ故郷をたずねて、「ぼく」は北上山系の懐深くに分け入った。。。。。』 何とも切ない男女の物語であります。(笑) 

「無声慟哭」はこちらをどうぞ。
「原体剣舞連」はこちらをどうぞ。

Cimg2689岩手県北上山地の薬師岳。 北上山地の最高峰 早池峰山は蛇紋岩の山ですが、隣の薬師岳は花崗岩の山だそうです。隣同士なのに不思議ですね。(笑)

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2013年6月 9日 (日)

カタクリの花 (小朝日岳の登山道にて)

小朝日岳への登山道には、カタクリ花の群落がいたるところにありました。登山道の両側 一面を覆っていましたね。注意しないと踏みつけてしまいそうでした。(笑)    #宮沢賢治が愛したカタクリの花は、彼の童話や詩にもたくさん登場します。

Img_0620『。。。ばさばさの赤い髪毛を指でかきまわしながら、肩を丸くしてごろりと寝ころびした。 どこかで小鳥もチツチツと啼き、かれ草のところどころにやさしく咲いたむらさきいろのかたくりの花も揺れました。。。。』 「山男の四月」より     『兄さん。ヒームカさん(姫神山)はほんたうに美しいね。兄さん、この前ね、僕、ここからかたくりの花を投げてあげたんだよ。ヒームカさんのおっかさんへは白いこぶしの花をあげたんだよ。そしたら西風がね、だまって持って行って呉れたよ。』 「楢ノ木大学士の野宿」より   

Img_0619『。。。その窪地はふくふくした苔に覆はれ、所々やさしいかたくりの花が咲いてゐました。 若い木だまには、そのうすむらさきの立派な花はふらふらうすぐろくひらめくだけで、はっきり見えませんでした。』 「若い木霊」より     『かげらうと青い雲滃を載せて なだらのくさをすべって行けば かたくりの花もその葉の斑もゆらゆら  いま女たちは黄金のゴールを梢につけた  年経た栗のそのコバルトの陰影にあつまり  消え残りの鈴木春信の銀の雪から  燃える頬やうなじをひやしてゐます 』  「春と修羅 第二集、北上山地の春」より



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2013年6月 7日 (金)

小朝日岳 Ⅱ (山形県大江町)

仙台を早朝の4:00に出発。 古寺鉱泉登山口(6:30発)→古寺山→小朝日岳山頂(10:30着)  山頂(11:00発)→小朝日岳→古寺山→古寺鉱泉登山口(14:00着) (休憩含む) 約7時間30分のトレッキングでした。   出会った登山者は、わずかに4名だけでした。いずれも、30才代の若い方でした。小屋泊まりとのことでしたので、かなりの重装備でしたね。今日は、大朝日岳の小屋に泊まり、次の日、鳥原山経由で下山するとのことでした。 #両足の太ももが筋肉痛です。階段を登るのも、降りるのもしんどいです。やれやれ(笑)
Img_0598古寺山から下った付近から小朝日岳を望む。 とんでもなく雪が多いですね。雪渓が山頂直下まで続いています。-----------------------------------------------------------------
Img_0605_2小朝日岳 山頂直下の登り。 ここも急斜面の雪渓登りでした。バテバテでしたので歩幅を小さくして、ゆっくり、ゆっくり、一歩一歩登るしかないです。(笑) 今の時期、アイゼンは必携です。出会った登山者は、重装備ということもあり八本爪のアイゼンを装着して登っていましたね。
Img_0615_2小朝日岳山頂にて。 山頂には、30分弱しか居ませんでした。晴れてて気持ち良かったので、1時間くらい居て、のんびりとしたかったのですが、虫、羽虫が多数まとわりついてきたので、とっとと退散してきました。やれやれです。小さなハエのような虫でした。これには辟易しました。多過ぎです。登っているときは、別に大したことはないのですが、立ち止まったりすると、途端に、うわーっとまとわりついてきます。かなり厄介でした。今年は、異常発生したのですかね?
Img_0611小朝日岳山頂より 大朝日岳を望む。いゃ~、見ての通り雪がかなり多いです。  山頂からは、残雪を抱く朝日連峰の大パノラマが望まれす。西朝日岳、中岳は、すっぽりと雪に覆われていました。空気が乾燥しているため、遥か遠方まで見渡せます。素晴らしい景観ですね。
Cimg3056小朝日岳山頂より南西方面を望む。 朝日連峰の向こう側に残雪の飯豊連峰が見えました。


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2013年6月 5日 (水)

小朝日岳 Ⅰ (山形県大江町)

山形県大江町の古寺鉱泉登山口からピストンしてきました。雲一つない晴天という天候にも恵まれ、爽快なトレッキングができました。 今年は、残雪がとんでもないくらい多いです。一服清水から、少し登った付近から大きな雪渓が出現し、古寺山 (1500メートル) まで続いています。おかげで気分爽快な雪渓登りができました。途中、30度くらいの急斜面の雪渓登りも二ヶ所ほどあり、かなりバテバテでしたね。(笑)  #Ⅱに続く・・・・・・
Cimg3037一服清水から少し登った付近。登山道を大きな雪渓が寸断していました。急斜面をトラバースして進みます。 滑落したら登り返しが大変ですね。(笑)------------------
Cimg3038ブナの樹林帯の雪渓登りが続きます。 登山道は雪の下。稜線まで急斜面の雪渓登りが続きます。この辺りは、多少ルートファインディングが必要ですが、ところどころに赤い目印がありますし、かすかに足跡も残っているので迷うことはないです。
Img_0580稜線への最後の登り。30度を超える急斜面です。かすかに見える赤い目印を目指して登ります。ここは、かなりキツかったです。一気に体力を消耗してしまいました。(笑) ここを登りきると、古寺山まで快適な雪渓歩きが楽しめます。
Cimg3067_2古寺山山頂直下。 今登ってきたところを振り返り見る。 後方には朝日連峰の大パノラマが展開しています。----------------------------------------- 
Img_0622古寺山山頂から望む。左が小朝日岳 (1647メートル)、右側奥が朝日連峰の主峰 大朝日岳 (1870メートル) 今年は、残雪が多いですね。小朝日岳の東斜面は、雪で覆われています。


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