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2012年9月

2012年9月29日 (土)

神室山 Ⅱ (山形県最上町)

神室山は、作の神であったという。 「初夏、人々は、役内口の稜線にある、湿原の中にある湿原の中の池塘をお田と拝して、その中の草の生え具合によって、その年の豊凶を占い、また、主稜線にある御宝前の巨岩を拝して、先達の祈祷した虫札や水府をもらって、それぞれの田の水にさした。」 岩崎敏夫著「東北の山岳信仰」より
Cimg2759神室山山頂を望む。 山頂まではもうすぐだ。ここまで、3時間半くらいでしたが、なんだか、かなり長く感じましたね。(笑) 左側には、立派になった避難小屋が見えます。----------------------------------------------------------- 
Cimg2776神室山(1365メートル)山頂。  いゃー、360度、最高の展望でしたね。後方の山が、最近、阪神ファンの聖地として人気が高まっている虎毛山(1433メートル)、後方左側の山が栗駒山(1627メートル)であります。 最上町側からは、誰とも出会わない究極の単独登山でしたが、山頂では、山形県金山町側から登ってきたという6~7人の中高年登山者が休んでいました。虎毛山や高松岳の情報などいろいろ教えてもらいました。けっこう参考になりましたね。
Cimg2769山頂より前神室山(1342メートル)を望む。 この方向に鳥海山が綺麗に見えるはずでしたが、残念ながら雲がかかっていて見えませんでした。残念!-------------------------------------------------------------------------
Cimg2761山頂より天狗森(1302メートル)、小又山(1367メートル)方面の縦走路を望む。 深い谷でえぐられていて、険阻で急峻で、とても1300メート級の山々には見えないですね。やっぱり、山は標高だけではないですね。(笑)


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2012年9月26日 (水)

神室山 Ⅰ (山形県最上町)

山形と秋田の県境に聳える神室山(1365メートル)に、最上町の根ノ崎沢登山口から登ってきました。ほとんど晴天という最高の天気に恵まれ、爽快なトレッキングができました。 栗駒国定公園の南部に位置する神室山は、日本二百名山の一つでもあり、「神霊の宿る岩窟」という意味で、農作の信仰の山として昔から盛んに登られていました。   根の崎沢登山口(7:30 発)→十里長峰→県堺の稜線→神室山山頂(11:00着) 山頂(11:45発)→根の崎登山口(14:15着) 休憩含む。約6時間45分のトレッキングでした。 #詳しくは後日、Ⅱに続く・・・・
Cimg2797根ノ崎登山口。 駐車場はありますが、三台分のスペースしかなく、かなり狭いです。土日の混雑した時などは、林道沿いに寄せて駐車すれば良いと思います。   登山口の標高が447メートル、神室山の標高が1365メートルで、標高差918メートルを登りますので、かなり登りごたえがありますね。
Cimg2732_2ブナと針葉樹の大木が門のように登山道に聳えていました。   登山道をしばらく進むと、ブナと針葉樹の混合林の中の急登になり、かなり汗を絞られます。(笑) 急登を過ぎると、ブナの樹林帯の中を進む長い道(十里長峰)が、主稜線に出るまで続きます。
Cimg2790主稜線より山頂方面を望む。  山頂は、真ん中の小さなピークですね。手前の山頂のように見える山は前衛峰です。 前衛峰までは、痩せ尾根のタフな急斜面が続き、たっぷりと汗を絞られます。でも高度感がすごいですね!気分爽快です。(笑)
Cimg2747_2主稜線より天狗森、小又山方面を望む。 神室連峰は、岩手の和賀連峰とよく似ています。連峰の山々は、いずれも沢が削り取った深い谷でえぐられていて急峻な様相を示しています。山は標高だけでい!ということがよく理解できます。(笑)
Cimg2783今登ってきた主稜線を振り返り見る。 このあたりから、急斜面の痩せ尾根登りがはじまります。

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2012年9月17日 (月)

遠野物語 Ⅹ

「早池峰神社(妙泉寺)」。。。。早池峰山、薬師岳登山口の近く、遠野市上附馬牛大出(かみつきもうし おおいで)地区にあります。昔は、早池峰山を囲むように多数存在したようですが、現在は、ここと花巻市大迫の二ヶ所に残るのみだそうです。 ちなみに、遠野の上附馬牛大出地区は、「にほんの里100選」に選ばれています。

Cimg2708遠野の三大霊場の一つ、早池峰神社。後の二つは、続石(つづきいし)五百羅漢であります。   遠野の町からはかなり離れた奥深いところにあり、総門と二つの中門、本殿が残る、かなり大きな神社であります。妙泉寺とも呼ばれていました。 なんと、この寺は慈覚大師が開創したのが始まりという・・・! 「早池峰の山頂に霊泉あり。常に清水たたえ霖雨(りんう)にもあふれず、旱魃(かんばつ)にも涸れない。。。。しかし汚い手や器で汲むとたちどころに涸れてしまう。経を唱えこれを乞えばまた速やかに湧き出す。。。。これは神霊のいたすところ。。。。これを聞いた慈覚大師はそれをほめて、ふもとの大出村に早池峰の霊泉の妙に感じ得たという意味で、一寺を建て妙泉寺と号した。」 岩崎敏夫著「東北の山岳信仰」より

Cimg2705中門から望む早池峰神社本殿。 鬱蒼とした杉林に囲まれた神社は、一種独特の雰囲気を醸し出していた。普通の神社とは明らかに違う。空気が重い!    昔、遠野の人々は、この神社を参拝してから早池峰山に登拝しました。 いやー、二泊三日くらいかかったでしょうか? かなり遠かったと思います。。。。昔の人はタフでしたね。(笑)

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2012年9月14日 (金)

薬師岳 Ⅱ (岩手県遠野市)

薬師岳(1645メートル)は、早池峰(ハヤチネ)山 (1917メートル)の南隣の山であります。 早池峰山は北上山地の最高峰で、蛇紋岩で覆われ山自体が巨大な残丘(モナドノック)になっています。それに対して薬師岳は、花崗岩の山なので、ツガやハイマツなどの樹林で覆われています。隣同士の山なのに不思議ですねー。。。。(笑)    遠野大出登山口(8:10発)→又一の滝→山頂(11:40着) 山頂(11:50発)→又一の滝→登山口(14:10) 休憩含む。約6時間のトレッキングでした。
Cimg2683森林限界線を越えたあたりから薬師岳山頂を望む。山頂は、もう直ぐだ!   標高1400メートルあたりからは、ブナ林に変わりダケカンバやツガの樹林帯になってきます。 ここからは、腰あたりまでくるハイマツ帯と花崗岩の中を、縫うように登山道が山頂が続いています。登山道には、大きな花崗岩が次々に現れてかなり登り辛いです。

Cimg2688薬師岳(1665メートル)山頂。 標柱も標示板も風化してボロボロでしたね。(笑)   この写真の後方に、ドーンと鎮座する早池峰山が望めるはずでした。。。。。しかし、重く雲が垂れ込め、まったく見えませんでしたね。(涙) おまけに、おにぎりをかじりはじめたら、突然雨が降って来るしで、早々に撤収してきました。やれやれです。

Cimg2689山頂から小田超方面の稜線を望む。   花巻市からも薬師岳は、よく望めるようです。宮沢賢治が書いた「山地の稜」という作品のなかに登場します。 「雲が白くて光ってゐる。早池峰の西どなりの群青の山の稜が一つ澱(よど)んだ白雲に浮き出した。薬師岳だ。雲のために知らなかった薬師岳の稜を見るのだ。」 宮沢賢治 「山の稜」より。 


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2012年9月12日 (水)

薬師岳 Ⅰ (岩手県遠野市)

早池峰山の大展望台として知る人ぞ知る、ピラミッド型の端正な山、薬師岳(1665メートル)に遠野大出口から登ってきました。 若い頃、早池峰山には3回ほど登ったことはありますが、そのたびに気になっていた山が薬師岳であります。  登りは、蒸し暑かったですが、晴れててまずまずでした。しかし、山頂に着いたとたんに、雨が降ってきて、またたく間に土砂降りの雨となり、全身ずぶ濡れとなりながらの撤収となりました。やれやれでした。(笑)  #Ⅱに続く・・・・・
Cimg2674登山口にある表示板。 昔から遠野の人々は、早池峰山への登拝へは、この道を登っていたのです。    薬師岳には、花巻市大迫の小田超から比較的簡単に登ることができるためか、遠野からは、あまり登る人はいないようです。今回、他に登っている登山者はゼロでした。究極の単独でしたね。  おかげで自然に溶けこみ、自然と融合することができましたね。(笑)  

Cimg2675登山口近くにある「又一の滝」。 「遠野遺産」にも選ばれています。滝の下あたりには、石碑やお不動様の祠、ベンチなどもあり絶好の休憩所になっています。ここからは、滝を右に巻いて登山道が続き、沢の上流を渡渉して、ブナの原生林の中を進みます。ところどころにタフな急斜面の登りもあり、蒸し暑さもあって、かなりバテバテでした。 #登りの時は、晴れてて滝も細かったのですが。。。。。

Cimg2694下山時の「又一の滝」。集中豪雨のため、こんなにも水量が増えていました。    このコースでは、沢を3ヶ所渡ります。2ヶ所には、丸太で組んだ橋が架けられていますが、もう1ヶ所、この滝の上流には橋がありません。たいした沢ではないので、普通は簡単に渡れます。しかし、今回、集中豪雨のため、「増水してたらヤバいなー」と不安がよぎりました。なんと、予想は的中!沢に着いてみると、とんでもないくらい増水していて、渡れない状態になっていました。「まいったなー!どうするべ?」とブツブツとつぶやく、つぶやきシロー状態。(爆)  登山口も近かったので、意を決して、トレッキングポールで水深を探りながら、登山靴を履いたまま渡ることにしました。沢の幅は、たいしたことはなかったのですが、流れが速く、水深も膝くらいまであって流されそうになり、こけて、膝を岩にぶつけて大痣を作ってしましました。(笑) やれやれ、散々な目にあいましたね。(笑)  

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2012年9月 6日 (木)

みんなの三歩、永遠に!

「ビックコミックオリジナル」に連載されたのコミック「岳」の主人公 島崎三歩が雑誌「山と渓谷」の表紙を飾りました。いや~、これにはびっくりしました。 「山渓」も、山岳レスキューという、最近注目され、ときに悲惨で過酷な世界を扱ながらも、山登りの素晴らしさを描き切った「岳」に敬意を表しているのですね。 雑誌では、「岳」の特集も組んでました。
Cimg2650ついに完結しましたね。コミック 最終巻(18巻)が先日刊行されました。累計で400万部を突破してなお売れ続けているという大ヒットコミックであります。     エベレスト登頂を終え下山中、天候が悪化しつつある時、予期せアクシデントが発生する。ブリザードの中、ヒラリーステップを降りてバルコニー、サウスコルへと向かう ツアー登山のチームは、高度障害を発症したメンバーを抱え、死の危険にさらされている。そこに、隣のローツェに登っていた三歩が、天候の悪化を予測して駆けつけ、デス・ゾーンとよばれる8000mの高所での死を賭けた、酸素ボンベなしの無酸素レスキューを敢行するのです。。。。
Cimg26709最終章は、16巻から始まります。いや~長かったです。 特に、17巻の後半からは、ハラハラ、ドキドキの連続で、読んでいる方が気が気ではありませんでしたね。読んでるだけで体力が消耗してしまいました。(笑)  賛否両論いろいろあるとは思いますが、時流に迎合して安易にハッピーエンドにしなかったのは大正解たと思いました。でもまあ、最終章は、過酷で、悲惨で、何よりも切ない展開でしたねー。。。(笑)
Cimg1844上高地、河童橋から望む穂高連峰。    大人気コミック「岳」の主要舞台は、北アルプスの穂高連峰周辺であります。上高地や涸沢周辺もよく登場します。

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