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2012年6月19日 (火)

上高地 Ⅰ (長野県松本市)

昨日、JR東日本の「大人の休日倶楽部フリーパス」をフル活用して、東北新幹線→長野新幹線→篠ノ井線→松本電鉄→バスと乗り継いで上高地まで行き、トレッキングをしてきました。やれやれ、かなりの強行軍でしたね。(笑)  今の時期としては、ありえないくらいの好天に恵まれ、誰もが息をのむような絶景の連続する上高地をトレッキングすることができました。  #Ⅱ、Ⅲに続く・・・・・・
Cimg1849残雪の穂高連峰と梓川。河童橋付近から撮影。  まさに息をのむ絶景ですね。素晴らしい!多くの観光客のみなさんが、感嘆の声をあげていました。 正面が奥穂高岳(3190メートル)、その左側の角のように見えるのがジャンダルム(前衛峰 3163メートル)、左側奥が西穂高岳(2908メートル)、切れていますが右側には前穂高岳(3090メートル)が望めます。正面の谷が岳沢で、氷河地形であるカール(圏谷)になっています。  
Cimg1845_2河童橋から穂高連峰を望む。 河童橋は、上高地のシンボルとして有名です。ここは、バスターミナルからも近く、バックに展開する穂高連峰や梓川の清流など、気軽に絶景を楽しむことができるので、トレッカーやハイカーだけでなく、多くの一般観光客も訪れる日本屈指の観光地になっています。  このあたりは平日だというのに、観光客であふれ返っていました。特に、中国人の観光客が多かったですね。 
Cimg1842穂高連峰と河童橋と梓川、定番の写真ですね。 河童橋というと、芥川龍之介の風刺小説「河童」が思い浮かびます。この小説は、ここ上高地を舞台にして書かれました。 芥川は、大正9年に上高地を訪れています。大正9年に発表された紀行文である「槍ヶ嶽紀行」によりますと、「山と名づくべき山には、一度も登った事のない・・・・」芥川にとっては、山岳ガイド同行とはいえ、困難を極めたトレッキングのようでした。この山行を元に、代表的短編小説「河童」は書かれたといわれています。  「河童」の冒頭部分から。。。  「これは或精神病院の患者、――第二十三号が誰にでもしやべる話である。彼はもう三十を越してゐるであらう。が、一見した所は如何にも若々しい狂人である。彼の半生の経験は、――いや。。。。(中略)。。。。 三年前の夏のことです。僕は人並みにリユツク・サツクを背負ひ、あの上高地の温泉宿から穂高山へ登らうとしました。穂高山へ登るのには御承知の通り梓川を溯る外はありません。僕は前に穂高山は勿論、槍ヶ岳にも登つてゐましたから、朝霧の下りた梓川の谷を案内者もつれずに登つて行きました。朝霧下りた梓川の谷を――しかしその霧はいつまでたつても晴れる気色は見えません。のみならず反かへつて深くなるのです。僕は一時間ばかり歩いた後、一度は上高地の温泉宿へ引き返すことにしようかと思ひました。けれども上高地へ引き返すにしても、兎に角霧の晴れるのを待つた上にしなければなりません。と云つて霧は一刻毎にずんずん深くなるばかりなのです。「ええ、一そ登つてしまへ。」 ――僕はかう考へましたから、梓川の谷を離れないやうに熊笹の中を分けて行きました。。。。。」 芥川龍之介著 「河童」より
Cimg1850梓川右岸から撮影。 右側にそびえるのが明神岳(2931メートル)である。  上高地の標高が1500メートル。写真の穂高連峰の最高峰が標高3190メートル。今、まさに、1600メートル以上の標高差を眺めているのです。なんか、体がゾクゾクしてきますね。無性に登りたくなってきます。(笑) まあ、登山の経験のある人なら、誰もがそう思うでしょう! なんとか体力があるうちに登ってみたいものです。(笑)
Cimg1852河童橋からしばらく歩くと、木道が続く湿原に出る。岳沢湿原である。透明で清涼な水辺の美しい景観が迎えてくれる。周りには、レンゲツツジがいっぱい咲いていました。モウセンゴケなどの湿地植物が豊富なところだそうです。正面の山が六百山(2445メートル)、この山の眺望もよいです。

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