和賀岳Ⅰ (岩手県西和賀町)
和賀岳 (1440メートル)一帯は、かつてマタギの狩場だった深いブナの原生林が展開する秘境だったのであります。。。。岩手県の旧沢内村の高下(こうげ)登山口から登ってきました。崩壊して通行止めになっていた林道が開通したと聞いて早速行ってきたのでした。 いやー、笑いが止まらないほどの晴天と、涼しさを感じるほどの気温、おまけに湿気もなく清々しい陽気というあり得ないほどの好天に恵まれ、快調に登ることができました。 #Ⅱに続く・・・
早朝の高下(こうげ)登山口。 朝の6時過ぎに着きました。けっこう広い駐車場もありましたが、駐車してる車はゼロでした。やれやれ、今日は一人か!と思いながら身支度をしました。 登山口には「クマに注意!」の立て看板がありました。 他に登っている登山者はいないようだし、クマに出会う確率は高いかなー。。。などと思いながらトレッキングの開始です。(笑) 実際には、盛岡から来たという、40才前後の比較的若い方が追いついてきましたね。これで、少し気が楽になりました。
高下岳分岐点手前付近には、巨大なブナの古木がありました。存在感がすごいです。まるで、アニメ「もののけ姫」に登場するようなブナの古木です。 尾根まではタフな登りが続くが、距離が短いので少しの辛抱である。尾根からは、ブナの木が林立する穏やかな登りが標高930メートルのピークまで続く。ピークからは、標高差200メートルの急斜面を一気に下り、和賀川の渡渉地点へと進みます。 #帰りは200メートルの急斜面を登らなければなりません。ぞっとします!(笑)
和賀川の渡渉地点。 この沢、写真では浅いように見えますが、けっこう深くて、流れも早いです。水深は膝までありました。トレッキングシューズを履いたまま渡れるような沢ではありません。持ってきた、ゴム底のサンダルに履き替え、トレッキングパンツをまくり上げ、トレッキングシューズを首にぶら下げて渡りました。水は、かなり冷たかったです。熱で火照った足を完璧に冷やしてくれました。いやー、気持ち良かったです。(笑) このあたりは、最高のリラクゼーションポイントになってます。下山時には、あまりにも晴れてて気持ち良かったたので、サンダルを履いたまま沢につかったりして、30分くらいぼーっとしてきました。いやー、癒されましたね。(笑)
横岳 (コケ平、1339メートル)から和賀岳山頂を望む。 ここから山頂までの一帯は、高山植物の大群落地帯となっている。ここまで来ると、山頂はもうすぐだ!タフな登りから解放され、モチベーションが上がってくる。 和賀川の渡渉地点からは、標高差700メートル、コケ平までのタフな登りが続く。特に中間付近からの急登では、一汗も二汗も絞られます。(笑)
山頂直下から望む。 1339メートルのコケ平から山頂までは、草付きの高山植物地帯となっている。まだ、花の季節には少し早いようでした。 地元の人に聞いたら、和賀岳の山開きは、花の時期に合わせてか、7月1日とのことでした。
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