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2010年3月20日 (土)

「ざしき童子のはなし」・・・宮沢賢治と遠野物語

「ぼくらのほうの、ざしき童子(ぼっこ)のはなしです。。。。。。」 こんな書き出しで始まる、賢治の生前に発表された短編童話であ。  四つの座敷童子のエピソードが物語り風に語られている。なかでも、「お振舞いによばれた子供が10人で遊んでいると、いつの間にか11人になっていて、知らない顔はいないのに何回かぞえても11人だったという」。。。四番目のこの話は、黒澤明監督のオムニバス映画「夢」のなかの「桃畑」を彷彿させる。「桃畑」は明らかに座敷童子の話だと思う。(笑)     賢治は「遠野物語」を読んでいたらしい。水木しげるのように愛読書になっていたかもしれない。「遠野だけではなく、花巻地方にも、こんな座敷童子の話があるんだよ!」と自慢したかったのかもしれない。(笑)

72a507094d955330965d8a21e8c0f60e_2これには、「遠野物語」とほとんど同じ座敷童子のエピソードも登場する。 北上川の渡し守りがある夏の夜に、紋付袴を着た男の子を船に乗せた。どこに行くのかと聞いたら笹田の家には長く居て飽きたから更木の家に行くと話した。そのあと、笹田の家は落ちぶれて、更木の家は幸運続きで、めきめき立派になったという。。。。。

Aaaee994267a69533dac41e847222d07_2今年は、「遠野物語」発刊100周年記念の年である。 賢治と、「遠野物語」を柳田に語って聞かせた佐々木喜善はけっこう交流があったらしい。佐々木は、エスペラント語を習いに賢治のところによく来ていたし、民俗学の話を賢治に語って聞かせたという。 遠野物語風の童話として、「水仙月の四日」「山男の四月」「祭りの晩」「狼森と笊森、盗森」等があると指摘する研究者も多い。

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