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2010年3月23日 (火)

「グスコー ブドリの伝記」

この童話は、科学的知識や経験を豊富に持っていた科学者宮沢賢治にしか書けなかったと思います。 賢治は常々言っていました、「詩人としては自信はないが、一個のサイエンチストとしては認めていただきたい」と。   
冷害に見まわれ最愛の両親と妹を失った主人公グスコーブドリが、イーハトーヴの街へ出てクーボー博士と出会い、火山局技師となり、噴火を予知したり、窒素の肥料を降らせたりして多くの人々に感謝され、最後は自らの生命と引き換えに火山を人工的に噴火させ、放出された二酸化炭素で温暖化を引き起こし、慢性的な冷害を食い止める、というストーリーです。

51qrjnlljjl__sl500_aa300__2そして、現在の地球。 賢治の描いた理想とは裏腹に、二酸化炭素による地球温暖化は、地球環境全体の問題になっている。 慢性的な暖冬、雪不足、エルニーニョ現象等ネガティブなニュースが尽きない。 スノーフリーク・・・スキーヤー、スノーボーダーであり続けるために、身近にできることからやっていこうと思う。 節電、省エネ、節水、ゴミの減量等々・・・・


Img_2533カルボナード火山(火山島)は岩手山をモデルにしています。   賢治が学んだ盛岡高等農林学校は、帝大農科大学に次ぐエリート校であったのです。 賢治はそこで農業関係以外にも、物理、化学、地質、鉱物、気象等多くのことを学んでいます。 さらに、「化学本論」、「物理学汎論 上・下」等、東北帝大理科大学の学生のために書かれた専門書も読んでいたという!!すごい頭脳だ!(笑)  
「宗教は疲れて近代科学に置換され 然も科学は冷たく暗い」 宮沢賢治


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