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2009年3月14日 (土)

聖地巡礼(笑) Ⅳ 「旧岩手軽便鉄道・現JR釜石線」

旧岩手軽便鉄道、今のJR釜石線、愛称は「銀河ドリームライン」だ!! 土沢は、旧東和町、現花巻市にある。 賢治の詩集「春と修羅」(第1集)のラストを飾る、「冬と銀河ステーション」という詩に登場する。土沢商店街の冬の朝市の様子が幻想的に描かれている。 死後発見された、未完成の傑作童話「銀河鉄道の夜」のモチーフになった重要な詩らしい。。。。。#Ⅴ、Ⅵ に続く予定。。。。(笑)

Cimg54791土沢の駅。 「。。。パツセン大街道のひのきからは 凍つたしづくが燦々(さんさん)と降り 銀河ステーシヨンの遠方シグナルも けさはまつ赤(か)に澱んでゐます 川はどんどん氷(ザエ)を流してゐるのに みんなは生(なま)ゴムの長靴をはき 狐や犬の毛皮を着て 陶器の露店をひやかしたり ぶらさがつた章魚(たこ)を品さだめしたりする あのにぎやかな土沢の冬の市日(いちび)です。。。。」(冬と銀河ステーション)より

Cimg54761「土沢駅・銀河ステーション」。  「銀河鉄道の夜」の中に、サザンクロスに向かう途中、わし座の停車場からタイタニック号の遭難者達が乗り込んきて、カムパネルラやジョバンニたちと会話する重要なシーンがある。 ここで読者は、ミステリアスな幻想4次元列車「銀河鉄道」が何なのかを瞬時に理解する。 まあ、今風に言えば、「おくりれっしゃ」 ということかな。(笑)  結局、さまざまな解釈や意見がでているけど、賢治が言いたかったのは、死は悲しみに満ちているが、決して悲惨なものでもないし、忌み嫌うものでもない、敗北でもない、ましてや穢れたものではない、ということだと思う。 

Cimg54783土沢の商店街。 「パツセン大街道」は、この通りらしい。。。!?(笑)  「。。。。この冬の銀河軽便鉄道は 幾重のあえかな氷をくぐり (でんしんばしらの赤い碍子と松の森) にせものの金のメタルをぶらさげて 茶いろの瞳をりんと張り つめたく青らむ天椀の下うららかな雪の台地を急ぐもの (窓のガラスの氷の羊歯は だんだん白い湯気にかはる) パツセン大街道のひのきから しづくは燃えていちめんに降り はねあがる青い枝や 紅玉やトパースまたいろいろのスペクトルや もうまるで市場のやうな盛んな取引です」(冬と銀河ステーション)より

Cimg54884「めがね橋」。  旧岩手軽便鉄道(JR釜石線)宮守駅の近く、旧宮守村、現遠野市にある。「土木遺産」にも指定されていて、夜になると幻想的にライトアップされる。 「銀河鉄道の夜」の幻想的な風景は、めがね橋や岩根橋を走る列車から眺める風景をモチーフにしたらしい。。。。

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