« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月

2008年6月25日 (水)

平泉を歩くⅢ

「まづ、高館(たかだち)に登れば、北上川、南部より流るる大河なり。。。。。さても、義臣すぐってこの城に篭り、功名の一時の叢(くさむら)となる。 国破れて山河あり、城春にして草青みたり と、笠うち敷きて、時の移るまで涙を落としはべりぬ。 夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」 松尾芭蕉 「おくのほそ道」より

Cimg42711_2高館の義経堂。頼朝を恐れた泰衡は義経を襲撃した。義経は高館に篭って応戦したが自害に追い込まれてしまったのだった。義経享年31才! 芭蕉は、杜甫の詩を口ずさみながら、笠を敷いて腰を下ろし時のたつまで、義経を思って涙を流したのであった。。。#やっぱり、ここは、おくのほそ道の中でも屈指のクライマックスシーンだろーなー。。。

Cimg42592_2「おくのほそ道」の中で最も有名な句で、最高傑作といわれる「夏草や。。。」の句は、ここで詠まれたものである。 ある人の説によると、「兵ども」とは義経主従と平泉の奥州騎馬軍団のことであり、「夢の跡」とは、義経が抱いていたであろう奥州騎馬軍団を率いての頼朝への反撃と新しい国づくり のことだという。。。。

Cimg42613_2高館から見る北上川。まさに、南部藩領から伊達藩領に流れる大河である。ここからの、北上川、束稲(たばしね)山の眺望は素晴らしい。ここに佇んでいると、なぜか義経北行伝説が単なる伝説ではないと思えてくるから不思議だ!(笑)

Cimg42424_2JR東北本線平泉駅。芭蕉は、平泉駅の前の道(中尊寺通り)を通り、無量光院跡を見て、高館に向かった。平泉駅からゆっくり歩いても、柳之御所経由で約30分くらいで高館に着く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月22日 (日)

平泉を歩くⅡ

「もう、500年もたってしまったのです。歴史の地、平泉に立つと、古人の情念が大地からそくそくと這い上がってくるようで、心が騒ぎます。。。。。。。藤原清衡、基衡、秀衡三代かけて、北方で築き上げたという黄金の都は、どこに行ったのでしょうか。私(曽良)が目にするものは、村の農村風景だけです。」 曽良(そら)の旅日記より

Cimg42831毛越寺を創建した藤原氏二代基衡の妻が建立したとされる観自在王院跡。ここは、京都にある浄瑠璃寺を模倣して造られたとのこと。

Cimg42852毛越寺の東隣に位置している観自在王院跡。
現在は、発掘・整備されて日本屈指の庭園として名勝に指定されている。爽快なほど素晴らしい庭園であった。

Cimg42553宇治の平等院をしのぐ規模で造営された無量光院跡。建物は、とっくの昔に消滅し、夏草が繁茂し、礎石と池跡、島跡が僅かに残っているだけだった。

Cimg42494建築様式、院内の荘厳さ等すべてにいたるまで平等院を模倣した無量光院は、現世の浄土でもあった。 芭蕉と曽良もここの道を通り高館に向かっている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月21日 (土)

平泉を歩くⅠ

5月末、栗駒山に登った帰りに平泉を散策してきました。世界文化遺産登録を目指していた平泉に対し、5月にユネスコから「登録延期勧告」の決定が下されまし。今回の地震で多少の被害が出た平泉。文部科学省高官は地震被害に関係なくユネスコに働きかけて行く方針を示したとのこと。さて、最終決定は7月!!逆転なるか??(笑)

Cimg42291毛越寺(もうつうじ)は、藤原氏が築いた極楽浄土庭園である。ただ、度重なる火災・戦災等で当時の建物のほとんどは失われている。 写真は、毛越寺の大泉ヶ池と荒磯を表現したという出島石組と池中立石。

Cimg42254大池にびっしりと敷き詰められた玉石。後方に見えるのは毛越寺の本堂。 平安時代の庭園大泉ヶ池が当時のままの姿で発掘されたとのこと。特に、平安時代の完全な形で発掘された遣水(やりみず)の遺構は、日本で唯一のものだとか。

Cimg42362国の特別史跡・特別名勝の二重指定を受けている毛越寺、こんな寺、全国的にも稀である。 残念ながら芭蕉はここを訪れてはいない。毛越寺を素通りして真っ先に向かったのは、義経ゆかりの高館(たかだち)だった!!同行の曽良は、毛越寺に寄らなかったことを最後まで悔やんでいたとか。。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月17日 (火)

大朝日岳登山古寺鉱泉コースⅢ

天候にも恵まれ、大朝日岳山頂からの展望は360度の大パノラマでした。連峰の主峰であるだけに展望の雄大さ、広大さは筆舌につくしがたく言葉がでなかった。。。ただし、遥か遠方は、霞んでいていまいちでしたが。(笑)

Cimg44121大朝日岳山頂にて。高山植物鑑賞にはまだ早かった。6月末から7月上旬頃になれば、ヒナウスユキソウの大群落を鑑賞しながらの登りになるのですが。。。。

Cimg44082山頂から西朝日岳南面方向を望む。幾くすじもの谷の雪渓と山肌のコントラストが美しい。。。。。

Cimg44263主峰大朝日岳から北方に延びる主稜線。 中岳、竜門山、寒江三山、以東岳へと足元から伸びていた。。。。広大さに息を呑む!

Cimg44194山頂から南方面を望む。3度目の登頂で、やっと、まともに見ることができた祝瓶山。いいね!大満足でした。 遠方が霞んでいなければ、飯豊連峰や鳥海山、蔵王、新潟の佐渡等もはっきりと見られたのですが。。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月15日 (日)

岩手・宮城内陸地震

「NHK東京報道部」記者のNさんからメールがきました。先々週、一関市の須川温泉から登った時に撮影した御室下の大雪渓の写真(ブログに載せていた写真)を放送で使わせてほしい とのことでした。 メールによると、東栗駒山で発生した大規模な土石流に注目しているとこと。最近の地球温暖化で、栗駒山の雪解けが急速に進んだことが原因の一つではないかということです。地震の前に、栗駒山の雪(雪渓)がどれくらい残っていたか見たかったとのこと。。。もちろん、すぐにOKのメールをおくりましたが。。。。その写真がこれです。

もう一件、テレビ朝日の「ワイド! スクランブル」担当者のHさんからもメールがきました。去年の5月に撮影した「駒の湯温泉」の写真(ブログに載せていた写真)をお借りできないか? ということでした。最新の写真と、今回の映像を比べることで、建物の破損状況が明らかになり、原因や土砂崩れの状況等が分かってくると思う、とのことでした。こちらもすぐにOKのメールをだしました。この「駒の湯温泉」は、私が初めて栗駒山に登ったときに「宿泊」した温泉でした。日帰りでも数回入ったことがあります。あの映像を見て、非常にショックを受けています。 #ブナの原生林に囲まれた、清楚な渓流沿いにあった「駒の湯温泉」です。

Cimg41701_4

Cimg31322

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月13日 (金)

大朝日岳登山古寺鉱泉コースⅡ

晴れから薄曇りで微風という最高の登山日和でしたが、なんと出会った登山者は、たったの3人でした。山頂まで登ったのは、私を含めて2人。他の2人は、小朝日岳までのようでした。  豊富な残雪の朝日連峰の山々・峰々、この豊富な残雪が、緯度が北側と相まって、北アルプスに劣らないほどの美しいお花畑を生み出しているという。。。#Ⅲに続く。。。。

Cimg44526銀玉水手前付近から見る大朝日岳。主峰大朝日岳が圧倒的な威容で迫ってくる。中途半端なY字雪渓が、なんともユニークだ!(笑)

Cimg43827銀玉水からの急斜面に展開する雪渓。見上げるほどの斜面だ!なんか、わくわくしてきた。クランポン(軽アイゼン)を装着して登攀開始。 #雪を見ると急に元気になるTFでした。(爆)

Cimg43878ワクワクする雪渓の登りも終盤に差し掛かってきた。しばし立ち止まり、振り返って見る。今登ってきたばかりの小朝日岳への道が続いていた。。。。

Cimg43869左に主峰大朝日岳を見ながらの雪渓登りが続く。雪渓から放出される心地よい冷気が、体力の消耗を抑えてくれた。快適だ。 #暑さにはとことん弱いTFでした。(笑)

Cimg442910銀玉水からの雪渓を登りきると、しばらくは快適な稜線歩きが続く。やっと大朝日小屋がまじかに見えてきた。風がやや強くなり肌寒い感じになってきた。山頂はもうすぐだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年6月11日 (水)

大朝日岳登山古寺鉱泉コースⅠ

今日、古寺鉱泉登山口からピストンしてきました。天候にも恵まれ、久しぶりに快適・展望良好の山行でした。 このコース、急登の連続というようなタフな登りもほとんど無く、展望・眺望も良好で、いいですねー(笑)  仙台(深夜2:15発)、古寺鉱泉登山口(4:45発)→古寺山(7:05着)→小朝日岳(7:55着)→大朝日岳山頂(10:20着)  山頂(11:00発)→小朝日岳→古寺山→古寺鉱泉登山口(15:30着) 約10時間45分のロングトレッキングでした。(休憩含む) #Ⅱ、Ⅲに続く。。。。。。

Cimg44681登山口にある古寺鉱泉。ブナ林に囲まれた古寺川沿いにある木造二階建のひなびた湯治場という感じである。

Cimg44662古寺山手前付近の雪渓・雪屁。古寺山までの登山道には、ところどころに雪渓が残っていた。心地よい雪渓歩きができ、気分も爽快!気分転換にもなり快調に登ることができた。

Cimg43133古寺山山頂から望む残雪の大朝日岳。Y字雪渓を抱く主峰大朝日岳がハッキリと見えた。山頂はまだまだだ、先は長い。。。。。

Cimg43384小朝日岳山頂より望む。左から、中岳、西朝日岳、竜門山。。。ここまで3時間10分ほど。ザックの荷を必要最小限にとどめ軽くしたこと。適度に風があり涼しかったこと。一昨年登った時よりいいペースだ。

Cimg44565小朝日岳山頂から熊越までの超急斜面を一気に急降下。ほっと一息をつき振り返り見た小朝日岳。南面が激しく切れ落ちている。崖みたいな登山道は、左側のダケカンバの林の中に展開している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »