金閣寺 (京都市北区) 龍安寺 (京都市右京区)
JR奈良線で伏見稲荷大社から京都駅に戻り、駅ビルの 「京都拉麺小路」 で昼食。地元京都の 「中華そば ますたに」 で京都背脂醤油ラーメン+温泉卵をいただいたきました。「中華そば ますたに」は、背脂醤油系ラーメンの元祖だそうです。なるほど、それで美味い訳です!
昼食後近くのカフェでアイスコーヒーを飲みながらたっぷりと休憩。休憩後バスで金閣寺へと向かう。
バス停から徒歩5分くらいで金閣寺。
金閣寺は、京都市の北部 北区にあるので京都駅からは遠かったです。50分もかかってしまいました。
鏡湖池と世界遺産の金閣寺 (鹿苑寺)
足利義満が築いた北山文化 (室町時代) の象徴で、京都のシンボル的存在。再建されたものとは言えゴージャス過ぎます。
裏側から観る金閣寺
よく知られているように、金閣寺は1950年(昭和25年) の放火により焼失。このとき、世間に与えた衝撃はとんでもなく大きかったようです。この事件を元に三島由紀夫が 『金閣寺』 を書いたのは有名。 『金閣寺』 は、三島由紀夫の代表作となっていますね。
金閣寺の内部はこんな感じです。金閣寺内部には一切入ることはできません。
写真右下が、平安貴族建築様式の一層。写真右上が、鎌倉武家建築様式の二層。写真左上が、禅宗仏殿造の三層で、ゴージャスな黄金の部屋の中に仏舎利を安置しています。黄金の部屋なんて凄すぎます。秀吉の黄金の茶室は、金閣寺をモデルにしたのかもしれませんね!?
歩き回って疲れたので、冷たい抹茶と和菓子をいただいて しばし休憩。
左の 渡された「お札」 は、なんと拝観券でした。 いやー、こんなの初めて。びっくりです。
金閣寺を見学後バスで世界遺産の 「龍安寺」 に向かう。約10分くらいで龍安寺に到着。なんと近くには、立命館大学がありました。
世界的に有名な世界遺産 龍安寺の枯山水庭園・石庭
25メートルプールほどの空間に、白砂を敷き詰め大小15個の石を配置。一件シンプルな構成の庭ですが、禅の思想・精神・世界観・宇宙観を表しているという、驚くべき庭なのです。
天才的な禅僧によって室町時代に作庭されたという、この庭園の意味するところは謎に包まれている。解釈は多様で見るものに委ねられているとのこと。まさに禅の思想を体現していますね。
ある歴史家は、『15個の石は、「どこから眺めても必ず一個は他の石に隠れて見えないように設計されている」 という驚くべき構成であり、「心眼で隠れた一個を見抜く」 のが正しい。また東洋では、十五夜 (満月) にあたる15という数字を 「完全」 を表すものとしてとらえる思想があり、15に一つ足りない14は 「不完全さ」 を表す。よく見てみると実は、庭全体が向かって右のほうに傾いている。遠近法のマジックで空間をさらに大きく見せている。』 と言っています。 なるほど!と思いました。
ご覧のように、広い縁側を占拠しているのは全て外国人です。全く動く気配もありません。一心不乱に写生をしたり、座禅を組んで観ている人もいました。禅は海外の多くの人に評価されていて人気があるので しょうがないですね。かつて訪れたことがあるエリザベス女王も、龍安寺の石庭を絶賛したそうです。
京都 龍安寺枯山水庭園・石庭 動画を観てください。
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