2023年5月29日 (月)

金閣寺 (京都市北区) 龍安寺 (京都市右京区)

JR奈良線で伏見稲荷大社から京都駅に戻り、駅ビルの 「京都拉麺小路」 で昼食。地元京都の 「中華そば ますたに」 で京都背脂醤油ラーメン+温泉卵をいただいたきました。「中華そば ますたに」は、背脂醤油系ラーメンの元祖だそうです。なるほど、それで美味い訳です!

昼食後近くのカフェでアイスコーヒーを飲みながらたっぷりと休憩。休憩後バスで金閣寺へと向かう。

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バス停から徒歩5分くらいで金閣寺。

金閣寺は、京都市の北部 北区にあるので京都駅からは遠かったです。50分もかかってしまいました。

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鏡湖池と世界遺産の金閣寺 (鹿苑寺)

足利義満が築いた北山文化 (室町時代) の象徴で、京都のシンボル的存在。再建されたものとは言えゴージャス過ぎます。

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裏側から観る金閣寺

よく知られているように、金閣寺は1950年(昭和25年) の放火により焼失。このとき、世間に与えた衝撃はとんでもなく大きかったようです。この事件を元に三島由紀夫が 『金閣寺』 を書いたのは有名。 『金閣寺』 は、三島由紀夫の代表作となっていますね。

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金閣寺の内部はこんな感じです。金閣寺内部には一切入ることはできません。

写真右下が、平安貴族建築様式の一層。写真右上が、鎌倉武家建築様式の二層。写真左上が、禅宗仏殿造の三層で、ゴージャスな黄金の部屋の中に仏舎利を安置しています。黄金の部屋なんて凄すぎます。秀吉の黄金の茶室は、金閣寺をモデルにしたのかもしれませんね!?

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歩き回って疲れたので、冷たい抹茶と和菓子をいただいて しばし休憩。

左の 渡された「お札」 は、なんと拝観券でした。 いやー、こんなの初めて。びっくりです。

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金閣寺を見学後バスで世界遺産の 「龍安寺」 に向かう。約10分くらいで龍安寺に到着。なんと近くには、立命館大学がありました。

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世界的に有名な世界遺産 龍安寺の枯山水庭園・石庭

25メートルプールほどの空間に、白砂を敷き詰め大小15個の石を配置。一件シンプルな構成の庭ですが、禅の思想・精神・世界観・宇宙観を表しているという、驚くべき庭なのです。

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天才的な禅僧によって室町時代に作庭されたという、この庭園の意味するところは謎に包まれている。解釈は多様で見るものに委ねられているとのこと。まさに禅の思想を体現していますね。

ある歴史家は、『15個の石は、「どこから眺めても必ず一個は他の石に隠れて見えないように設計されている」 という驚くべき構成であり、「心眼で隠れた一個を見抜く」 のが正しい。また東洋では、十五夜 (満月) にあたる15という数字を 「完全」 を表すものとしてとらえる思想があり、15に一つ足りない14は 「不完全さ」 を表す。よく見てみると実は、庭全体が向かって右のほうに傾いている。遠近法のマジックで空間をさらに大きく見せている。』 と言っています。 なるほど!と思いました。

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ご覧のように、広い縁側を占拠しているのは全て外国人です。全く動く気配もありません。一心不乱に写生をしたり、座禅を組んで観ている人もいました。禅は海外の多くの人に評価されていて人気があるので しょうがないですね。かつて訪れたことがあるエリザベス女王も、龍安寺の石庭を絶賛したそうです。

 

京都 龍安寺枯山水庭園・石庭    動画を観てください。

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2023年5月26日 (金)

平等院 (京都府宇治市) 伏見稲荷大社 (京都市伏見区)

3日目は京都観光。京都の世界遺産・国宝の社寺を巡るというゴールデンプラン。 最初は、今日の目玉 宇治市の平等院鳳凰堂を観に行くことにしました。

朝の8時30分頃ホテルを出発し、京都駅からJR奈良線で宇治の平等院に向かう。この日の最高気温は、なんと26度。どこの社寺も広く、かなり歩くので汗が滴り落ちてきました。わたくしは、暑さに弱いのでけっこうしんどかったです!(笑)

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京都駅から25分くらいでJR宇治駅に到着。もうかなり暑くなってきました。先が思いやられます。

ここから平等院までは、徒歩10分くらい。

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平等院の手前にある紫式部の像。 後方は、宇治川と宇治橋。

宇治川にかかる宇治橋は、日本で最も古くかけられた橋とのこと。

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紫式部の像の隣にあった「源氏物語と宇治」の碑

源氏物語の最終章「宇治十帖」の主要な舞台が宇治だったそうです。

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世界遺産・国宝の 「平等院鳳凰堂」 (平安時代)

岩手県平泉町の「金色堂」と同様に、約1000年前の建物が奇跡的に現存しています。10円硬貨にもデザインされている圧巻の美しさを誇るお堂。ため息が出るくらいの唯一無二の建築美。池の周りを左右に行ったり来たりしながらずっと観ていました。

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向かって左側から見る 「平等院鳳凰堂」

内部は、別料金300円を支払って一回15分、20人限定で観ることができます。しかも、監視員兼ガイドさん付きのツアーです。鳳凰堂内部は、撮影禁止、建物に触れることは一切禁止、リックサックや傘、三脚など、建物を傷つける恐れのある物の持ち込みは禁止でした。1000年前の建造物を保護するためには当然だと思いました。内部を見学できただけで大大満足です。

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隣接するミュージアムの写真パネルより

鳳凰堂内に安置されている国宝の 「阿弥陀如来坐像」 (平安時代)

平安時代の最高傑作と言われる阿弥陀如来坐像。天才仏師・定朝 (じょうちょう) の作としては、唯一現存している仏像とのこと。高さ2.8メートルの大きな仏像です。思わず「ふぅ~っ」とため息が漏れてしましました。15分では短すぎました。もっと長く観ていたかったですね。

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JR奈良線で宇治駅から京都駅に戻る途中、稲荷駅で下車して伏見稲荷大社を見学。あまり期待してはいなかったのですが、予想に反してアメージングなところでした。(笑) 寄って良かったと思いました。

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重要文化財の楼門 (ろうもん)

駅前が直ぐに参道になっていてしばらく歩くと楼門が現れます。 修学旅行の中学生と外国人で混雑していました。修学旅行の中学生を除くと7割~8割が外国人でした。これには驚きましたね。まさに、世界が注目する 「お稲荷さん」 です。(笑)

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朱塗りの千本鳥居が とても素晴らしい!

伏見稲荷大社は、登山をしなければなりません。山頂経由で 「お山めぐり」 をすると往復約3時間の距離。奥社奉拝所と呼ばれる、京都南部を一望できる絶景ポイントまでですと往復1時間の距離。わたくしは、あまり時間がなかったので奥社奉拝所まで登ってきました。

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奥社奉拝所にて

約40分登って到着。暑かったのでけっこう汗をかきました。コーラを飲んでソフトクリームを食べて しばし休憩。京都タワーから伏見桃山城まで一望できました。素晴らし眺望。ここまで来て良かったと思いました。

 

京都 伏見稲荷大社 千本鳥居 I     動画を観てください。

京都 伏見稲荷大社 千本鳥居 II  

 

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2023年5月22日 (月)

東大寺 (奈良県奈良市) 平城宮跡 (奈良県奈良市)

法隆寺に 3時間くらい滞在したため時間が無くなってしまい、興福寺をパスして東大寺と平城宮跡に行くことにしました。 興福寺は次回のお楽しみということで!(笑)

奈良のシンボルである大仏様を本尊とする世界遺産・国宝の東大寺。奈良時代に聖武天皇が仏教の教えを中心に添えて、仏教の力で国を守るために建てた空前絶後の大寺院です。 平安時代末期と戦国時代の戦乱により多くの建物が消失しましたが、江戸時代中期に現代の景観に整えられてました。大仏や大仏殿などは、江戸時代に再建されたものですが、南大門など鎌倉時代に再建されたものが現存しています。

法隆寺から東大寺までは、西名阪自動車を利用して約40分くらいの距離。奈良市郊外の平城宮跡までは、東大寺から国道369号線を通り15分くらいの距離でした。

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国宝の南大門 (鎌倉時代)

圧巻の存在感と迫力で観る者を圧倒します。 この門の左右には、は運慶・快慶作の金剛力像が控えている。

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運慶・快慶作の国宝 金剛力士像 (鎌倉時代)

南大門の左右には、高さ25.5メートルの 金剛力士像が控えており「東大寺の治安はオレらに任せておけー!」 と言わんばかりに睨みを効かせていた。(笑) 凄みを感じましたね。

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国宝の大仏殿 (江戸時代中期)

圧巻の迫力、圧巻の存在感。幅 57メートル、奥行 50メートル、高さ 48メートル。これで創建同時の大仏殿よりも一回り小さいとのこと。唖然としてしまいました。

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同じく国宝の大仏殿 (江戸時代中期)

奈良の観光地も修学旅行の中学生と外人さんで混雑していました。さらに、なんと東大寺の南側が奈良公園になっているからでしょう。参道には、多くの鹿がいました。鹿せんべいを与えている中学生が多くいてお騒ぎでしたね。やれやれ。

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奈良のシンボル、国宝の大仏様 (盧舎那仏座像)

高さ15メートルで世界最大級の金剛仏。聖武天皇が創建した当時の大仏は、現在のよりも一回り大きかったようです。いやー、驚きました。

大仏様の一部は鎌倉時代のもので、ほとんどが江戸時代中期に再建されたものです。

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大仏殿内部にて

創建同時の東大寺は、こんな感じでした。

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東大寺の北側にある世界遺産・国宝の 「正倉院」 (奈良時代)

高床式の校倉 (あぜくら) 造りとしてあまりにも有名。聖武天皇の愛用品など多くの美術工芸品の宝物が収蔵されいました。現在は、宮内庁が厳重管理しているので遠くから眺めることしかできません。警備員が常時睨みを効かせていましたね!(笑)

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復元された 世界遺産 平城宮跡の「第一次大極殿」

間口が44メートル、高さが25メートルという巨大な宮殿建築。

なんと綺麗な平城京! (笑)   ここは、奈良時代 (約1300年前) に日本の首都として栄えた平城京の中心遺跡 ・平城宮です。

法隆寺に3時間、東大寺に2時間滞在したため 平城宮跡に着いたのが16時過ぎ。広大な平城宮跡に点在する資料館やミュージアムなどの入館は、16時までだったため一切観ることができませんでした。(涙) しかし、復元された宮殿建築などの見学は17時までだったので何とか観ることができました。広大なエリアを急ぎ足で回ったのでへとへとに疲れてしまいましたね。(笑)

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「第一次大極殿」内部   ここは、天皇の即位式などが行われた最も重要な建物。

ここは無料で内部を見学できました。

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復元されたばかりの太極門 (南門)

正門である朱雀門の次の門です。朱雀門よりも一回り小さい門とのこの。

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第一次太極殿から太極門 (南門)を望む  

左側の建物の中には、現在復元整備中の 「東楼」 があるそうです。

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太極門 (南門) から平城京の正門である朱雀門を望む

この広大なエリアは、中央区朝堂院と呼ばれ、中央の空間を挟み役人の執務関連の建物がずらりと並んでいました。平城京の中心部、平城宮の広さは南北約1000メートル、東西約1300メートル。とんでもない広さです。凄すぎます。呆れてしまいました。

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2023年5月18日 (木)

法隆寺 (奈良県斑鳩町)

2日目は、3泊した京都ユウベルホテル (京都市南区東九条) 近くのレンタカーショップで車を借りて奈良へドライブ。斑鳩町の法隆寺、奈良市の東大寺、平城京跡を巡ってきました。 京都から法隆寺までは、第二京阪自動車道~近畿自動車道~西名阪自動車道を通り、約1時間15分という距離。思ったよりも近かったので助かりました。 

今回の旅行の最大の目的は、世界遺産・国宝で世界最古の木造建築である「法隆寺」と、国宝中の国宝・秘仏である 「救世観音立像 (くせかんのんりゅうぞう) 」 を観ることでした。

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参道近くの法隆寺観光駐車場に車を停め、法隆寺への参道を急ぎ足で進む。五重の塔が見えてきました。もうテンション上がりっぱなしです!(笑)

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中門と左右に展開する回廊

南大門からの参道をしばらく歩くと中門が現れます。中門も回廊も飛鳥時代の建物で世界最古の木造建築です。ギリシャのパルテノン神殿と同じエンタシスの柱は素晴らしかった。

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右から五重の塔、中門、金堂

法隆寺は、飛鳥時代 (約1400年前) の姿を現代に伝える奇跡の寺院。飛鳥建築の粋を集めた傑作です。 ここには、飛鳥文化を伝える仏像や塔、堂などの仏教美術の傑作が現存しています。

法隆寺境内では、近々開催される野外オペラ 「トロバァトーレ 炎の復讐劇」 の開場設営が行われていました。

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国宝の金堂と五重の塔   

二重基壇の上に建つ金堂。こちにも世界最古の木造建築。 法隆寺の御本尊であり聖徳太子のために造られた釈迦三尊像などが安置されています。金堂は、法隆寺の御本尊などを安置する最も神聖な堂だと思いました。 段の上に登って内部を観ることはできますが、入ることはできません。もちろん内部は撮影禁止。

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国宝の五重の塔

こちらも、約1400年前に建てられた最古の木造建築の傑作で、高さはなんと33メートル! こんなものが現存しているなんて、奇跡以外のなにものでもありません。口あんぐりで言葉も出ませんでした。こちらも内部は撮影禁止。

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聖徳太子のゆかりの国宝 「夢殿」

金堂や五重の塔が建つ 「西院伽藍」 の東側 、「東院伽藍」 の中心に立つ優雅な八角堂。 世界的に有名な建築家ブルーノ・タウトが 「建築の真珠」 と絶賛したそうです。こちらは、奈良時代 (約1300年前) の最古級の木造建築。中には、国宝中の国宝「救世観音立像 」 などが祀られています。

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夢殿に祀られている「救世観音立像」 (飛鳥時代)

聖徳太子の御影・聖徳太子の等身像と言われています。 

「救世観音立像」は、200年以上の間、白布でグルグル巻きにされてミイラ状態になっていたのです。哲学者で歴史家の梅原猛さんによると「不幸な死に方をした聖徳太子の怨霊を恐れて、太子の同身像 (化身) である救世観音像を封印したのだろう」とのことです。この説はかなり有力だと思いました。  聖徳太子の祟りを恐れて開帳を渋る法隆寺側と粘り強く交渉して、封印を解いて開帳させたのがフェノロサと岡倉天心でした。 

200年以上封印されていたので、かなり金箔が残っているようでした。体系は、モデルのようにスリムで背が高く、いつも静かに微笑みを浮かべているという感じ。聖徳太子もこのような感じだったのでしょう。素晴らしい!の一言です。

春の拝観期間 (4/11~5/18) に合わせて行ったので拝観することができました。しかもなんと、奇跡的に撮影すことができたのです。なぜかというと、ここには「撮影禁止」の表示が無かったので、拝観用の隙間からスマホを挿入して撮影することができました。  聖徳太子の祟りが怖いです!!(笑)

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雑誌の写真より  

フェノロサが 「東洋のモナ・リザ」 と絶賛したアルカイック・スマイルを浮かべる救世観音立像。

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救世観音立像の隣に安置されていた 「聖徳太子孝養像」 (鎌倉時代)

聖徳太子 16歳のころのお姿だそうです。

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「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」 の碑

正岡子規の有名な句ですね。西院伽藍の外側にある鏡池のそばに建っていました。

法隆寺の時の鐘は、悠久の昔から斑鳩の里に時を告げてきたそうです。 

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2023年5月16日 (火)

二条城 (京都市中央区) 清水寺 (京都市東山区)

先週、3泊4日で京都と奈良を旅行してきました。著名な世界遺産と国宝の地を12ヶ所も巡るというハードな一人旅。半端ない達成感があり、世界遺産と国宝を飽きるくらい満喫してきました。 一応かみさんを誘ったのですが、「京都は数回行ってるし、奈良も行ったことがあるので行かない!」とのことでした。でも、後から考えてみると一人だったからこそ、これだけ効率良くスピーディーに回れたと思っています。ちなみに、わたくしが京都・奈良を訪れたのは、中学の修学旅行以来でしたので、ほとんど初めて状態でした。(笑)  

1日目、仙台国際空港→関西国際空港 (リムジンバスで) →京都駅→二条城→清水寺→京都ユウベルホテル泊。  2日目、京都からレンタカーで奈良へ→法隆寺→東大寺→平城宮跡→京都、京都ユウベルホテル泊。  3日目、京都駅 (JR奈良線で) →宇治 平等院→伏見稲荷大社→京都駅 (バス地下鉄で) →金閣寺→龍安寺→八木家邸宅→京都ユウベルホテル泊。  4日目、京都駅 (バスで) →三十三間堂→京都国立博物館→京都駅 (リムジンバスで) →関西国際空港→仙台国際空港 

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関西国際空港からリムジンバスで、やっと京都駅に到着。京都タワーが迎えてくれました。駅のコインロッカーに荷物をデポしてから、地下鉄烏丸線 (南北線) で二条城に向かう。

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世界遺産・国宝の元離宮 二条城入口

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重要文化財の唐門 (からもん) 

極彩色の龍や虎などの彫刻は、日光の東照宮に似ていました。

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国宝の二の丸御殿  内部は一切撮影禁止。

江戸から明治へと時代が変わるきっかけとなった  「大政奉還」  の舞台となったのがここです。  狩野派の絵画に彩られた 優雅な形をした二の丸御殿に入ると、床が 「鴬張り」 という仕掛けになっていて、歩くと  「キュンキュン、キュッキュッ」 と音が鳴りました。 「忍び除け」 だそうです。いやー、昔の人の知恵には驚かされます。

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天守閣跡から望む内堀

徳川家の城なので江戸城に似ていました。

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本丸櫓門を望む

この辺りは、江戸城そのまんまです。(笑)

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清水寺の仁王門に直接つながる清水坂 (参道)   

二条城から地下鉄東西線とバスで清水寺へと向かう。 

京都お土産の定番の店が所狭しと並ぶ。グルメやグッツ販売の店も多い。多くの観光客で賑わっていました。清水寺に限ったことではないですが、京都の観光地は どこも修学旅行の中学生、外国人観光客、和服に草履の姿のカップル、そして日本人観光客で混雑していました。伏見稲荷大社など、場所によっては圧倒的に外国人観光客多い所もありました。

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世界遺産・国宝の清水寺

清水坂を10分ほど登って行くと仁王門と三重塔が現れる。和服姿の外国人がかなり多かった。でもなんか、外国人に和服は似合わないですね!(笑)

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定番中の定番、国宝の本堂。清水の舞台として有名。京都で一番人気の寺院です。本堂の内部は、観光客と修学旅行の中学生で大混雑していました。

清水寺の起源は、8世紀頃 坂上田村麻呂がこの地にお堂を建てたことです。

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清水寺という名前の由来になった 「音羽の滝」

「延命水」とも呼ばれ、延命長寿などの御利益があるとか。わたくしも、並んで参拝して「延命水」を飲んできました。長生きするでしょう?!(笑)

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音羽の滝から見る清水寺 (清水の舞台)

圧倒的な迫力で迫ってきます。素晴らしい景観!!

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音羽の滝 近くにある「北天の雄 阿弖流為 (アテルイ) と母禮 (モレ)」 の碑

8世紀頃、奥州 (岩手県奥州市) では、押し寄せて来る朝廷軍とエミシ軍との衝突が繰り返えされていました。エミシ軍を完全制圧するために、朝廷は、坂上田村麻呂を派遣したのでした。戦は熾烈を極め、善戦むなしくエミシ軍は総崩れになって敗北。エミシ軍の長 (おさ) であったアテルイと軍師のモレは捉えられ、京都に連行されました。アテルイとモレの武勇を認めていた坂上田村麻呂は、朝廷に 二人の助命を嘆願しましたが拒否され、河内国 (枚方市あたり) で処刑されたのでした。(涙)

これらの史実から、坂上田村麻呂ゆかりの地 清水寺に この碑が建立されました。

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2023年5月13日 (土)

仙台ラーメンフェスタ 2023 (仙台市太白区)

先週、ゴールデンウイーク期間中に開催されていた 「仙台ラーメンフェスタ 2023」 に行ってきました。  北海道から東北、関東、東京、愛知、大阪、福岡の人気ラーメン店が結集。全国の人気ラーメン店というとで、どれも美味しそうに見えてかなり迷いました。散々迷った末に、 「愛知の伊勢海老ぱいたんらぁめん」 と群馬の 「鯛潮そば」 をいただいてきました。

全店共通のチケット制でラーメン一杯950円。トッピングする場合は、料金を現金で支払います。

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入口にて    場所は、あすと長町杜の広場公園。

今回は、かみさんが所用で出かけたので わたくし一人です。

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11時過ぎは こんな状況でしたが、12時頃になると大混雑状態。

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一番人気は、思った通り 「愛知  伊勢海老の鶏ぱいたんらぁめん」

ディズニーランドなみの長蛇の列になっていました。

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「愛知 伊勢海老の鶏ぱいたんらぁめん」 (950円)

提供された瞬間から濃厚な伊勢海老スープの香りに包まれる幸福感。美味かったです。

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「群馬 黄金真鯛だし汁の極上潮そば」

こちらも11時過ぎは、こんな感じでしたが、昼過ぎになると長蛇の列になっていました。

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「群馬 黄金真鯛だし汁の極上潮そば」 (950円) 

四国の海で水揚げされた真鯛100%のスープだそうです。あっさりした独特の旨味がクセになりそうな一杯でした。美味かったです。

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2023年5月 2日 (火)

栗駒山 (宮城県栗原市)

4月28日、冬季通行止めが解除されイワカガミ平まで通行可になったため、早速栗駒山に行ってきました。今回はオマケということで、トレッキング&スノーボードです。この日は、ほぼ快晴で風もほとんどなく汗ばむくらいの陽気。約2年ぶりだったボードを背負ってのハイクアップは、けっこう体に負担がかかり厳しいものでした。しかし、山頂からの至福のスノーボードランを思い浮かべると、俄然元気が出てきて厳しさが楽しさに変わって行きました。 疲労度マックス状態でしたが、最高のトレッキング&スノーボードができました。大満足です。帰りは、ハイルザーム栗駒の温泉に入って疲れを癒して遅いランチをいただいてきました。
  
イワカガミ平駐車場 (9:10発) →中央コースを進む→栗駒山山頂 (11:20着)  山頂 (11:50発) →新湯沢の手前までスノーボードで滑走→中央コースまで登り返してイワカガミ平の駐車場へ (13:10着)

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中央コース中間付近から月山 (1,980メートル) を望む

新湯沢コースの雪原を登る予定でしたが、雪が非常に少なく、ブッシュだらけになっていたので登ることは不可能でした。

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山頂が見えてきた。見ての通り、まだ4月下旬だというのに雪が非常に少ない状態でした。

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中央コースをしばらく登って行くと、山頂へと続く広大な雪原が現れます。

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一歩、一歩 ゆっくり確実に登ります。 人生は、重荷を負いて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。(笑)

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山頂直下にて  後方の山は焼石岳 (1,548メートル) 

なぜか、一緒に登ることになった石巻市から来たという話好きのおじさん。一方的に話しかけられて、一人でしゃべっていて、いつの間にか一緒に登っていましたね。(笑)

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山頂直下の急斜面   山頂は、もうすぐだ!

ここを一気に下まで滑る。至福の時は、もうすぐだ!

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栗駒山山頂にて

もうしんどいハイクアップは終了。あとは至福のランが待っているだけ。水をたっぷり飲んで、おにぎりを食べ 缶コーヒーを飲んで 休み至福の滑走に備える。今回は、スノーボーダーがわたくし1人、スキーヤーが2人、一般登山者10数人という感じでした。

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滑走終了地点から栗駒山山頂を望む

山頂からここまで一気に滑ってきました! 山頂直下から南東斜面にドロップ。落とし過ぎないように、トラバース気味に滑って広大な斜面にでる。登山者の足跡でデコボコになった斜面を避けて、柔かいザラメ状態の斜面をロングターンでゆっくりと爽快に滑る。いやー最高。正に至福の時でした。大満足です。本来なら山頂からイワカガミ平の駐車場までは、スノーボードで滑って行くことができるのですが、今シーズンは雪が極端に少なかったので不可能でした。 まあ、しょうがないですね。

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山頂でコンビニおにぎりを食べたのですが、猛烈に腹が減ってきたので温泉に入ったあとにレストランで、ざるそばとミニ天丼のセット (1,100円) をいただいてきました。そばの量に驚きましたね。仙台だったら間違いなく「大盛り」でした!(笑)

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2023年4月27日 (木)

夏油高原スキー場 (岩手県北上市)

先週の土曜日に夏油高原スキー場に行ってきました。なんと、今シーズンは、明日の日曜日でクローズとのこと。滑っている人は多かったのですが、終焉ムードが色濃く漂い寂しいかぎりでした。(涙) この日は、寒気が入り込んだため強風でハイシーズン並みの寒さ。滑ることができるコースは一本のみ。雪質はザラメ状でまずまずでしたがコース状態は最悪でした。しかし、何とかシーズンラストのスノーボードランを堪能することができました。良かったです。 夏油高原スキー場は、「雪の王国夏油」 と言われるように他の追随を許さない圧倒的な積雪を誇り、余裕でゴールデンウイークまで滑ることができます。しかし、今年はご覧の通りでした。地球温暖の影響でしょうか? 全くやれやれです。
春スキー・スノーボードのシニア5時間券 (3,800円) を購入して、9時30分過ぎから14時頃まで滑ってきました。

本日の累計滑走距離は、第一ゴンドラで行く全長1,800メートルのA1コース を4本で 7,200メートルでした。少しセーブしたので足腰のダメージも少なく、痛みも思ったほどありませんでした。良かったです。

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ベースにて 

ご覧の通りの惨状です。 本来なら4月上旬でとっくにクローズなのでしようが、スタッフの方々の努力でなんとか1コースのみトップからベースまで滑るできました。

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ベース付近にて

ご覧の通りの長い人口の雪道が作られていました。これで何とかラインがつながっている状態。

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A1コース中間付近

コース中間から下にかけては、ほとんど雪が消えた状態でした。

前回はスキーヤーでしので、今回はスノーボーダー。

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ゴンドラから撮影

例年通りですと雪にすっぽりと覆われているのですが、今回は完全な「沢」になっていました。やれやれ。

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A1コース上部付近

この辺りは、まだ豊富に雪はありました。

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A1コース 滑り出し付近にて

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本日のランチは、冷やしざる中華の大盛り (1,100円) をいただいてきました。寒かったのですがメニューを見ていたら、なぜか冷たいものが食べたくなってこれにしました。美味かったのですが、さすがに食べた後は体が冷えてきたので、熱々のホットコーヒーもいただきました。(笑)

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2023年4月26日 (水)

特別展 「国宝・燕子花図 (かきつばたず) 屛風」 根津美術館 (東京都港区南青山) 

昼食後、六本木の国立新美術館から西麻布経由で南青山の根津美術館まで歩きました。徒歩約20分。暑いくらいの陽気で気持ち良かったですね。根津美術館は初めて行きましたが、展示品、展示内容、庭園など評判通りで非常に良いところでした。今回の特別展では、尾形光琳の生きた時代の名品を鑑賞することができます。さらに、展示品の見せ方レイアウトも工夫されていて、期待以上に楽しむことができました。若い方や外国の方も多く来ていました。 しかし、残念ながら撮影は一切禁止。なんとか撮影可のコーナーを作ってもらいたかったと思いました。

根津美術館は、国宝7件、重要文化財88件、重要美術品95件を含む古美術品7,000件以上を収蔵しているそうです。素晴らしいですね。常設展だけでも観る価値はあると思いました。

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根津美術館 正面入口

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正面入り口から続く長いエントランスを歩いて行くと、都会の喧騒を離れ静かな空間に引き込まれて行く。

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館内にて  この辺りは撮影可でした。

尾形光琳作 「国宝・燕子花図屛風」は、切手などにもなっていて広く知られていますが 本物は素晴らしいの一言です。しばらく見とれていました。

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「国宝・燕子花図屛風 展 」 のチラシ

「国宝・燕子花図屛風」は、潤沢な金箔を貼り付けた屏風に描かれた絵だそうです。いやー、驚きました。国宝の絵画の中では、最も有名な作品と言ってもいいでしょう。

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美術館の裏側には、数軒の茶室が完備された広大な庭園が展開する。まさに都会のオアシスという感じでした。

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2023年4月24日 (月)

「ルーブル美術館展 愛を描く」 国立新美術館 (東京都港区六本木)

ライブ翌日は、かみさんの希望で国立新美術館で開催している 「ルーブル美術館展 愛を描く」 と根津美術館で開催している 「国宝・燕子花図 (かきつばたず) 屏風」 展に行ってきました。 ルーブル美術館展は、撮影禁止でしたが 最後の 「19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇」 のコーナーだけは撮影可でした。一切撮影禁止でなくて良かったと思いました。

『 「ルーブル美術館展 愛を描く」 では、 フランス新古典主義の傑作であるフランソワ・ジェラールの 「アルモとプシェケ」 をはじめ、16世紀から19世紀中頃の西洋各国の主要画家による珠玉の 「愛」 の絵画73点を一堂に展示。当時の西洋画家が 「愛」 という複雑な概念をどのように見つめ、描いてきたか、名画を通して考察する試みです。』  とのことで、今年度最大の目玉らしいのですが、わたくし的には、「イマイチだなー!」、「つまんないなー!」 という感じでした。(笑) でも、感激して真剣に観ているかみさんを前にしては、こんなことは口が裂けても言えません。 「いいねー!」、「素晴らしいねー!」、「観に来て良かったなー!」 と話を合わせていました。(笑) 

ちなみに、前日は、エリック・クラプトンやロックなどに 全く興味のないかみさんとは別行動でした。(笑)

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国立新美術館は、こんな感じです。

ガラスに囲まれた明るく開放的な館内は素晴らしいですね。国内最大級の展示スペースを生かして、多彩な展示会を開催することで有名です。東京のアートスポットとしても注目を集めるているそうです。

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国立新美術館 入口付近にて

こんな感じでしたので 約8割が女性の観客でした。男性は非常に少なかったですね。

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国立新美術館 館内にて

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「アモルとプシェケ」 フランソワ・ジェラール

アモルとはキューピットのことで、プシェケとは人間の王女様だそうです。

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「アポロンとキュパリッソス」 クロードマリー・デュビュッフ

アポロンと美少年キュパリッソスの愛の神話らしいです。なんか、今風な感じというか、LGBT的ですね?(笑)

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「ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニトとパオロ・マラテスタの亡霊」 アリ・シェフェール

ダンテの叙事詩 「神曲」 の 「時獄篇」 に登場するシーンのようです。でも、何だかよく解りませんね?!(笑)

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「エンディミオンの眠り」 アンヌルイ・ジロデ・ド・ルシートリオゾン

こちらも神話のシーン。両性具有的な官能性を帯びているそうです。 

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